~日々* wakuwaku~

アンティーク&手作りお洋服屋のcherryです。お仕事の話や大切な家族、7匹のニャンズとの日々の日記を綴ります。

東日本巨大地震

2011-03-13 13:19:21 | 日々の出来事
まずは・・・
今回の地震で被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。
そして亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

本当にこんなに大きな地震、びっくりしました。
今まで関西の友達から阪神大震災のいろいろなことを聞いてはいましたが
これほどの恐怖なのかと・・・
身体には何も被害はなくても物の破損などよりも心の被害・・・恐怖心、トラウマは
簡単にはなくならないだろうと思います。


実は私はその日、下の娘と生地の仕入れに日暮里にいました。
午後2時頃には生地屋さんの4階にいました。
最初に気がついたのは娘・・・なんか揺れてる・・・
あっという間にすごい揺れに。
大急ぎで階段を下りる・・・階段途中で立ち止まっている人、
出入り口で外に出るのを戸惑っている人・・・
私たちは道路の真ん中に出ました。

その生地屋さんは外装のリフォームをしていてビルには鉄の足場がかかっていましたが
ガッシャン、ガッシャンとものすごい音を立てて揺れていました。
道路はグニャグニャと波をうっているようでした。
ようやっと立っていられるくらいです。
信号もかなり揺れて怖いくらいでした。

10分程経ってもう大丈夫かと次のお店に入って少し経った頃、
また次の地震が・・・
お店の人に腕をとられてまた外に出たような状態です。

もうしばらく電車は動かないね・・・なんて話しながら駅に向かいましたが
一晩中、動かないとは・・・予想外でした。

とりあえず晩御飯を食べようと思いましたが
半分くらいのお店が閉店している様子。
開いているお店にはものすごいお客様がウェイティングしていました。
それでも待つしか仕方なく、30分くらいで席に着くことが出来たのはラッキーだったと思います。

入れたのはサイゼリア。
店内では困った人たちでいっぱいでした。
もちろん、外でも困った人たちがあふれています。
お店の窓から外を見ることが出来るのですがバスやタクシー、公衆電話を待つ人たちの列をなしています。
バスやタクシーで帰れる人たちは並んででも帰りたいでしょう。
いろいろ方法を考えましたが、うちの場合はどうしても無理。
出てくる言葉は「どうしようね~」ばかり。

サイゼリアは10時で閉店するとのこと。
その後のことがどうしたら良いのか途方にくれました。
そうのち、お店の方からビルのオーナーがビルの通路を開放してくれると連絡をくれました。
ジタバタしてもどうしようも出来ません。
娘が一緒にいてくれた心強さもありました。
今日はこのビルで夜を明かすことにしました。

ビルはワンフロアーに私たちと同じ帰宅難民が50人くらいいました。
みんな静かに座ったり寝転んだりじっと時を過ごしている感じでした。
ビルの中とはいえ、やはり寒さはじわじわとやってきました。
暖房はゆるく入れてくれているようでしたが、暖かいと言う感じはあまりしなかったです。
私たちは運よく買った生地を持っていました。
娘が買ったダッフィちゃんの衣装を作るはずのボアの生地・・・
30cmくらいでよかったのに1mからしか切ってくれなかったので
仕方なく1m買ったボアの生地・・・
広げてふたりで毛布かわりに使うのに十分でした。
娘は汚れた~って文句言っていたけどありがたかった。
他の生地も広げてお布団変わりに身体の下にひいて使ったりしました。
前にいたお姉さんにも貸してあげて・・・
こんな時は助け合っていたいです。


夜が明けて朝4時半ごろ京成が走り出すらしいとのこと・・・
荷物をまとめて京成の出入り口まで行ってみるとシャッターが閉まっていました。
まもなく駅員さんがやってきて「臼井駅より先が線路がぐにゃぐにゃに曲がってしまってまだ走りません」とアナウンス。
ビルを出てしまったものの、まだ帰れない・・・どうしよう。
マックに人がいる様子。
行ってみるとお店はやっていませんでしたが客席を開放してくれていました。
やはりここにも多くの人たち。
その中に携帯の充電器を何本か持ってきて充電をしてくれている人がいました。
電気はもちろんマックからのものでしたがマックはそれも納得のこと。
その人は帰れば歩いて10分くらいだそうですがボランティアでやってくれていました。
私は携帯用の充電器を持ち歩いているので乾電池を買い足して大丈夫でしたが
多くの人たちは充電切れで困っている人たちでしたので助かっていたようです。
ラジオも付けてワンセグの携帯テレビで情報を流してくれてとても助かりました。

朝8時ごろ、京成が走り出したので
一緒にいた中国からの留学生と一緒に駅に向かいました。
一度一緒に上野まで行ってそこでわかれ、私たちは佐倉まで。
なんと上野からユーカリが丘まで3時間半・・・普段だったら45分で帰れるのに。
駅に着いた途端、ホッとして涙が出そうでした。
家に早く帰りたい・・・ニャンコ達に早く会いたい。
そんな思いで自転車を飛ばしました。

地震のあった晩遅くに家に辿りついた主人からなんとなく話は聞いていましたが・・・
これほどまでとは・・・。
台風が家の中を通り抜けたようなすごさでした。
もともと物が多いうちなので仕方がないのかな・・・とは思いますが
玄関の棚が倒れてドアをふさぎ、冷蔵庫のドアが開き物が出てしまっていたり
(これらは主人が元に戻してくれていましたが・・・)
食器棚からコレクションしていたファイヤーキングのジェイド、ターコイズ、アイボリー、
アドバダイジングの企業マグなど全て割れていました。
娘のディズニーのコレクション物も・・・

思わぬ物が思わぬところに来ていたりして片づけながらなんだか奇妙な感じでした。
今日も片づけの一日でしたが明日もまだまだやらなくてはいけません。

でも、これだけで済んでよかったと思わなければいけません。
ニャンコも含めて家族全員元気です。

津波に流されて全てを無くした方、家族を亡くされた方・・・
ずっとテレビを見ていますが辛く悲しいです。
他人ごとと思ってはいけないと思います。

今回、こんなことに遭遇していろんな方たちから助けられました。
実際に手を差し伸べて頂きました。
多くの方たちから心配のメール、連絡を頂きました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

さっきも関西の友達からメールで「何か必要だったらすぐに送るから連絡してね」って。
ものすごく嬉しいです。
まだ、こちらは大丈夫。
なんとか普通に生活していけます。
その気持ちだけで十分です。

私も何かしら被災地の方たちの力になりたいと思っています。
何が出来るのか考えてみようと思います。

長いブログになってしまいましたが読んで下さった方、心から感謝いたします。
ありがとうございました。
私は元気です(*^_^*)
コメント (6)
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