Charme de France

小さなフランス語教室の主宰者の個人的なブログです。(*^-^*)

花とシャンソンと...☆Un bouquet de chansons a toi...

2008年10月11日 | フランス語教室

 コスモスが咲き誇る季節になりました。枚方の穂谷には、美しいコスモス畑があります。「わくわくする新鮮な気持ち」を忘れないで暮らしたいと願っている私達ですが、一面のお花畑を目の前にすると、大人も子供もうっとりした気持ちになりますね。



 私の教室の催し物も季節の風物詩と寄り添ってきましたので、季節の移り変わりに、懐かしい思い出が蘇ってきます。


 フランス人のボグダン先生にとっては、桜のお花見は最高に楽しかったようで、「どんだけ~」というほど、桜の写真を撮りまくり、子供達と一緒に大はしゃぎでした。


 クリスマス・シーズンには、私の教室の生徒さんのご助力のお陰で、枚方第二中学校で、ボグダン先生がギター・コンサートをすることが出来ました。その日はボグダン先生は髪の毛を逆立てるほど気合いを入れて、ノリノリでした。勿論、無償でコンサートをするつもりでしたが、終わってみれば、優しい聴衆の皆さんがボグダン先生に心付けを下さったので、先生は思いがけないご褒美に大感激でした。私も素敵なクリスマスの寄せ植えを頂きました。その美しい寄せ植えは長い間、ずっと私の庭で綺麗に咲き続けていました。ボグダン先生も私も思いがけない喜びに包まれたクリスマスになりました。


 音楽の話では、ボグダン先生は私と同様、80年代のシャンソンが大好きでしたので、当時のシャンソンを二人でよく聴きました。シャンソンを歌ったり、聴いたりするのもフランス語の勉強になります。でもフランス語の勉強の為に聴こうと思うと、楽しさも半減するかもしれませんから、音楽はあくまで好きなものを好きなように聴くのが一番心地良いと思います。
 ボグダン先生は何故か古いフレンチ・ポップスも大好きで、皆が集まった時には、気がつけば、BGMのようにギターで懐かしい曲を奏でていましたが、私以外に聴いている人が誰もいない時があって、ボグダンさん、かわいちょう~と私は何度も思いました。まぁ、それだけボグダン先生のギターの音色は空気のように耳に馴染んだBGMだったのかもしれませんね。いつも音楽とともに生きていたボグダン先生は、ジョルジュ・ムスタキやブラッサンス、バルバラ、ジャック・ブレル等の昔の歌も好んで歌っていました。


 ところで、先日、衛星放送で、エディット・ピアフの生涯を描いた映画を観ましたが、主演女優の迫真の演技に私は圧倒されました。映画の中で、ピアフの楽曲が沢山流れました。ピアフが生涯の最後に、Non, rien de rien, non, je ne regrette rien...「我が人生に悔いなし、そう私は何も後悔していない...」と高らかに歌い上げるシーンがとりわけ印象的で、虚弱な体に激情を迸らせ、不屈の意志を秘めた歌手、ピアフの真骨頂があぶり出されているようでした。私達にとってはピアフと言えば、まずは「愛の讃歌」が浮かびますが、なんと多彩な楽曲をピアフは生涯、歌い続けてきたことでしょう。
 秋の夜長、皆さんもシャンソンやフレンチ・ポップスの甘美なメロディーに心を委ねて、ゆったりとしたひとときを過ごしてみては如何でしょうか。


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