自転車屋男 2

神戸で自転車屋を営み
4年半スナックを営んだ
変な男の人生色々日記

「自転車屋の生き物歳時記」!!「ミノムシ(オオミノガ)」!!

2019-01-09 13:59:51 | 地域
「1月9日(水)」

「自転車屋の生き物歳時記」

「ミノムシ(オオミノガ)」

昭和の頃は
真冬になると
枯れた木にミノムシがぶら下がっていました。
冬の風物でしたが、

近年
ぜんぜん見かけない事に
気がついている人もいると思いますが
実は寂しい事に絶滅危惧種です。

オオミノガ(大蓑蛾、学名: Eumeta japonica)は、
チョウ目ミノガ科に属する昆虫。

ヤマトミノガともいう。

日本産で最も大きなミノムシ。

成虫が「ガ」の形になるのは雄に限られる。

雄は口が退化しており、
花の蜜などを吸うことはできない。

雄の体長は30〜40mm。

雌は無翅、無脚であり、形は小さい頭に、
小さな胸と体の大半以上を腹部が占める形になる
(また、雄同様口が退化する)。

したがって「ガ」にはならず、
蓑内部の蛹の殻の中に留まる(性的二形)。

雄は雌のフェロモンに引かれて夕方頃飛行し、
蓑内の雌と交尾する。

この時、
雄は小さな腹部を限界近くまで伸ばし
蛹の殻と雌の体の間に入れ、
蛹の殻の最も奥に位置する雌の交尾孔を
雄の交尾器で挟んで挿入器を挿入して交尾する。

交尾後、雄は死ぬ。

その後、
雌は自分が潜んでいた蓑の中の蛹の殻の中に
1000個以上の卵を産卵し、
卵塊の表面を腹部の先に生えていた
淡褐色の微細な毛で栓をするように覆う。

雌は普通は卵が孵化するまで
蛹の殻の中に留まっていて、
孵化する頃にミノの下の穴から出て地上に落下して死ぬ。

20日前後で孵化した幼虫は
蓑の下の穴から外に出て、
そこから糸を垂らし、多くは風に乗って分散する。

葉や小枝などに到着した1齢幼虫は
ただちに小さい蓑を造り、それから摂食する。

6月から10月にかけて7回脱皮を繰り返し、
成長するにつれて蓑を拡大・改変して
小枝や葉片をつけて大きくし、
終令幼虫(8令)に達する。

主な食樹は、
サクラ類、カキノキ、イチジク、マサキなど。

秋に蓑の前端を細く頸って、
小枝などに環状になるように絹糸をはいて
これに結わえ付けて越冬に入る。

枯れ枝の間で蓑が目立つ。

越冬後は普通は餌を食べずに
そのまま4月から6月にかけて蛹化する。

そして6月から8月にかけて羽化する。

日本列島(本州、四国、九州、対馬、屋久島、沖縄本島、宮古島、石垣島、西表島)に分布する。

本種は
東南アジアに広く分布する Eumeta variegata と
同じ種であるという説も有力である。

近年は後述する外来種の
ヤドリバエによる寄生により生息個体が激減しており、
各自治体のレッドリストで
絶滅危惧種に選定されるようになってきている。

オオミノガを初めとして、
日本ではミノムシは広く見られる
一般的な昆虫であったが、
1990年代後半からオオミノガは激減している。

原因は、
オオミノガにのみ寄生する外来種の
ヤドリバエ科のオオミノガヤドリバエ
(Nealsomyia rufella) である。

オオミノガヤドリバエは、
主にオオミノガの終令幼虫を見つけると、
摂食中の葉に産卵し、
卵は葉と共に摂食される。

口器で破壊されなかった卵は
オオミノガの消化器に達し、体内で孵化する。
(さらに、オオミノガヤドリバエ自体に寄生する
寄生蜂が見つかっている)



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