「9月10日(土)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「クツワムシ」
秋の虫シリーズ
先日
母が公園を散歩していたら
ガチャガチャ鳴いてる虫がおったよとの事。
お母さん
それはクツワムシですよ!
という事で
クツワムシですわ!
クツワムシ(轡虫)とは
バッタ目キリギリス科の昆虫。
体は緑色または褐色で翅は幅広い。
雄は「ガチャガチャ」と鳴く。
日本固有種で関東以南から九州まで分布。
別名管巻(くだまき)。
大型で体高が高く
ずんぐりとしたその体の側面積は
日本のキリギリス亜目中最大
(体長ではカヤキリの方が遥かに上回る)。
また
肉食性が強い同亜目にあって
草食
しかもほぼクズの単食という食性は異色といえる。
メスはオスよりも翅が細長く
体が巨大であることを除けば
ツユムシやクダマキモドキにやや似るが
産卵管は剣状である。
体色は個体変異が大きく
緑色の個体と褐色の個体がある。
保護色と考えられるが
両者は同所的に混在し
生息フィールドごとに
同じ色の個体群が安定して棲んでいるわけではない。
分布は
本州(茨城県-新潟県以南)
淡路島、四国、九州、隠岐、対馬、朝鮮半島。
夜行性。
開けた場所をあまり好まず
林縁の下草に棲む。
マメ科植物
とりわけクズの葉を好んで食べ
生息地もクズの繁茂している場所である場合が多い。
肉食もするが
クズの葉だけでも問題なく生育する。
これはマメ科植物が
タンパク質を多く含むためだといわれている。
マメ科以外にも
カラスウリやアマチャヅル、アレチウリなどの
ウリ科、ヤブカラシ、ヘクソカズラなど
種々の蔓植物を食うのが目撃されている。
また
ツユクサやメヒシバなど
一部の単子葉植物も食べる。
羽化した成虫は
早い個体では7月下旬より出現し
野生で声が聞かれるのは
10月いっぱいまでである。
一方
飼育下で餌や容器
温度など良好な環境を整えてやると
年を越して最長2月まで生きることもある。
メスは土中に産卵する。
幼虫は産卵翌年の
4月下旬〜6月上旬に孵化する。
体が重く
かつ脚が非常に長いため
終齢近くになるにつれ
脱皮に失敗する個体が多くなる。
また
一般的に直翅目の幼虫期間は2ヵ月程度であるが
クツワムシは成長がやや遅く
孵化から羽化までに3ヵ月前後かかることもある。
大型で人間を含む天敵に対し
姿が目立つうえ動きが鈍く飛翔能力も乏しい。
生息地もクズの群落に限られる。
このためクツワムシは
環境破壊に弱く
各地で減少と個体群毎の絶滅が進み
また一旦破壊された環境が
その後回復しても
他地からの個体群の回帰がなかなか進まない。
クツワムシは
絶滅の危機に貧している訳ですな~
@サイクルプラザ・イレブン@
自転車安心保険「ちゃりぽ」
https://app.charipo.net/t/420/30-40003/
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チャーリー自転車・モバオク!店
https://www.mbok.jp/
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秋の虫シリーズ
先日
母が公園を散歩していたら
ガチャガチャ鳴いてる虫がおったよとの事。
お母さん
それはクツワムシですよ!
という事で
クツワムシですわ!
クツワムシ(轡虫)とは
バッタ目キリギリス科の昆虫。
体は緑色または褐色で翅は幅広い。
雄は「ガチャガチャ」と鳴く。
日本固有種で関東以南から九州まで分布。
別名管巻(くだまき)。
大型で体高が高く
ずんぐりとしたその体の側面積は
日本のキリギリス亜目中最大
(体長ではカヤキリの方が遥かに上回る)。
また
肉食性が強い同亜目にあって
草食
しかもほぼクズの単食という食性は異色といえる。
メスはオスよりも翅が細長く
体が巨大であることを除けば
ツユムシやクダマキモドキにやや似るが
産卵管は剣状である。
体色は個体変異が大きく
緑色の個体と褐色の個体がある。
保護色と考えられるが
両者は同所的に混在し
生息フィールドごとに
同じ色の個体群が安定して棲んでいるわけではない。
分布は
本州(茨城県-新潟県以南)
淡路島、四国、九州、隠岐、対馬、朝鮮半島。
夜行性。
開けた場所をあまり好まず
林縁の下草に棲む。
マメ科植物
とりわけクズの葉を好んで食べ
生息地もクズの繁茂している場所である場合が多い。
肉食もするが
クズの葉だけでも問題なく生育する。
これはマメ科植物が
タンパク質を多く含むためだといわれている。
マメ科以外にも
カラスウリやアマチャヅル、アレチウリなどの
ウリ科、ヤブカラシ、ヘクソカズラなど
種々の蔓植物を食うのが目撃されている。
また
ツユクサやメヒシバなど
一部の単子葉植物も食べる。
羽化した成虫は
早い個体では7月下旬より出現し
野生で声が聞かれるのは
10月いっぱいまでである。
一方
飼育下で餌や容器
温度など良好な環境を整えてやると
年を越して最長2月まで生きることもある。
メスは土中に産卵する。
幼虫は産卵翌年の
4月下旬〜6月上旬に孵化する。
体が重く
かつ脚が非常に長いため
終齢近くになるにつれ
脱皮に失敗する個体が多くなる。
また
一般的に直翅目の幼虫期間は2ヵ月程度であるが
クツワムシは成長がやや遅く
孵化から羽化までに3ヵ月前後かかることもある。
大型で人間を含む天敵に対し
姿が目立つうえ動きが鈍く飛翔能力も乏しい。
生息地もクズの群落に限られる。
このためクツワムシは
環境破壊に弱く
各地で減少と個体群毎の絶滅が進み
また一旦破壊された環境が
その後回復しても
他地からの個体群の回帰がなかなか進まない。
クツワムシは
絶滅の危機に貧している訳ですな~
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