
PBPとは・・・
https://sites.google.com/a/audax-japan.com/pbp2015/
http://www.paris-brest-paris.org/index2.php?lang=en&cat=accueil&page=edito
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA
パリ・ブレスト・パリ (Paris-Brest-Paris, PBP) は、フランスのパリからブレストまで往復する1,200キロのサイクリングイベントで、1891年に最初に開催され、現在でも定期的に行われている。世界最古の自転車イベントである。ブルベの最高峰とされ、パリ・ブレスト・パリの走行は多くのサイクリストの目標となっている。
開始当初はプロ・ロードレースであったが、1951年大会を最後に、以降は一般サイクリストによる90時間制限のラリーになった。
又、この競技の開催を記念して、シュー菓子の「パリ・ブレスト」が創作された。この菓子はその外見を自転車の車輪に見立て、ドーナツの様な円環型に形作られている。尚、大きさは決められていない。
ブルベ:サイクリストは個々人で走行する。4年毎に開催され、主催者はオダックス・クラブ・パリジャン(Audax Club Parisien)。参加資格は直前までに母国のオダックスクラブから「シューペル・ランドヌール」の称号を受けていること(200キロ、300キロ、400キロ、600キロのブルベシリーズを同一年に完走)。
オダックス:サイクリストは集団走行する。5年毎に開催され、主催者はフランスオダックス連盟 (Union des Audax Françaises)。
参加者は沿道の店やチェックポイントで補給を行うが、自動車からの補給はチェックポイント以外では禁じられている。走行は数日間に及ぶため、チェックポイントや沿道で仮眠を取りながら走行する。
つまりブルベ愛好家としては夢の舞台でありいつかは走りたいと思うのがPBPである。
なんたって世界最古世界最大の自転車イベントだもの!
8月14日
2011年から(厳密に言えば2010年から)ブルベに参加し、毎年SRを取得してきた自分にとって2015こそPBPに参加したいとお金も貯め家族も説得してどうにかこうにか出発することができた。
ツアー代金約35万、大会エントリフィや事前に購入したバイクボックスやジャージ類その他機材で約10万、フランス滞在期間に必要な約1000ユーロ(14万円くらい)実際には10万くらいしか使わなかったから合計55万くらいかかった。
そこまでして行ってきたPBP
どんなだったかを記録しておく
海外遠征はもちろんのこと、海外旅行さえ初めての自分は、パスポート申請からして初心者。
旅慣れた人は自分で飛行機や宿も予約していて、おそらくツアーで行くよりも半額とかで上がってるだろう。
自分は外国ってういうだけでビビりまくって、どうやって空港で乗り換えるのか、どうやってスーパーで買い物するのか、水は飲めるのか、言葉はどうする?フランスの気候は?
PBPを走る以前に外国へ行くという不安の方が大きかった。
同行していただいたランドヌール宮城の仲間たち、特にホテルで同室だったYO-TAさん、そして石巻のTO-MOさん。彼ら二人にはものすごく世話になった。
あとで何度も後悔したのだが、あまりにもこのふたりにおんぶに抱っこで甘えきっていた。
もうすこし前もって最低限の英語やフランス語勉強すべきでした。それと土地勘のなさ。
いま、どこにいるのか、迷子になったらどこに帰ればいいのかホテルの場所もよくわからず電車やタクシーの乗り方もわからない。まるで幼稚園児のような自分だったことが恥ずかしくてしょうがない。
かるーく考えてた
どうせ宮城チームは行動をともにするしPBP走ってる時も後ろついてけばなんとかなる。みんな寝るとき寝て食べるとき食べて一緒にゴールするだけだ・・・と。・・・これがDNFしてしまった大きな原因のひとつである。
ま
それでも飛行機の窓からの景色はとても美しかったし、オランダかデンマーク?あたりの水浸しの島々が橋でつながってたり恐らくこれから走るフランスの畑ばかりの景色など見下ろしながらワクワクもしていたのであった。
特別出演(笑)
パリは少し寒かった。福島は連日38度とかの猛暑日が2週間くらい続いていたがパリは日中でも25度前後。10度くらい涼しい、夜は気温一桁になるらしい。
シャルルドゴール空港からはバスでホテルへ
レジホームホテルはななんだか丘の上にあって周りはなんにもない。避暑地のような場所に建っていた。
スーパーは近くにあるが夜7時とかにはしまってしまうらしい。
驚いたのはコンビニが1軒もないこと。7イレブンやローソンやファミマとか本当に一回も見なかった。
ホテルの部屋は相部屋。YO-TAさんと同室。
日本のビジネスホテル並みの狭い部屋で二人共自転車をバイクケースからだし組み立てた
YO-TAさんはとても用意周到な方で、ブログを読んでてても詳細にレポート書き上げてるし段取りよくことをすすめると思っていたが・・・・バイクを組み立ててる最中に何度も「あ~~!!!」「うわ~~!」とか奇声を発しアタフタしてるようす。
なんでもライト類すべて日本に忘れてきたという・・・え~~!なんてこったい!
そして工具類も忘れてきたとのこと!・・・なんだってなんだってだな~~~!!
工具はオイラのがあるし、ライトも俺の予備ライトもある。そして参加受付のベロドロームに行けばきっと買うことできるよねと、話をして少し落ち着いた様子。
えへへ。YO-TAさんもそういうことあるんだなあ、緊張したり忘れ物するのはオイラだけじゃないんだ~
人間臭いYO-TAさんにほっとして思わず抱きつきたくなった(うそだよ~)
グースカ眠ったのはどうやら俺だけだったらしく・・・・翌朝起きたら、YO-TAさんからひとこと。
「ちゃりけんさん、寝言随分はっきり言うんですね・・・JRなんとかしろよ!とか大声出してましたよ」
うう・・やっちまったか・・どんな夢を見てたのか、何をしゃべってたのか全く思い出せず・・・いつも同室の人に言われるんだよなあ・・・だれか部屋にきてたの?とか誰かと電話してた?とか・・・いっさい覚えてませんすんません。
8月15日
朝飯は
6時半からでパンとハムとゆでたまご。コーヒーゆっくり飲んでたらあと5分で出てけ~!みたいことをお給仕のおばちゃんに言われた。なんでも6時半から7時15分が俺たち日本人に与えられた時間だったらしく次の人たちに明け渡さなければならないシステムのようだった。
ホテルの外でタバコを吸おうとしたらすごーく寒い。気温10度以下だったらしい。それと朝7時過ぎてるのにまだヨガ明けきれてない。サマータイムのせいもあるけどフランスの朝はネボスケで8時くらいにならないと完全に明けきらない。そして空はもう秋空のような雲が支配していてよく見ると木々も少し紅葉し始めていた。
日本で言うと9月の終わりか10月頃。陽が射してるところは暑いくらいだが日陰はひんやり。
日向と日陰の体感温度の差が激しい。夜と昼の気温差もそうとうなものだ。
これから行くブルターニュ地方は夜中8度とか7度とかまで冷え込むらしい。
雨よ降らないでおくれ。タバコを吸いながら空にお願いするおいらであった。
ホテルの前にいつもいた猫。なつっこくて手を出すとおでこをくっつけてじゃれてくる
ベロドロームまで行く人や自転車で観光へ出かけるひとたち
私とYO-TAさんTO-MOさん、TO-MAさんの四人で観光へ行くことに。
タクシーでベルサイユ宮殿へ向かう
ルイ14世とTO-MAさん
ああめんどくせー実名でいいよね戸祭さん(笑)
ルイ14世とちゃりけん
ひろいなあ
スゲエ行列。もし中に入りたければ早朝に来ないと時間かかるらしいです
手の込んだ彫刻や色使いの壁
なんじゃこりゃ
プルマンホテル。土田さんや熊谷さんたちが泊まってるホテルだ。レジホームより格が上な印象
さて
電車でパリ市街めざそうか
えっと、ここを押せばいいかな~
出てきました
魔法の切符!半日乗り放題でした。
駅構内へも自転車乗り入れオッケー。そのまま乗り込める車両もありました
自販機はほとんどこんなかんじ。温泉宿を彷彿とさせます。
えっと、あと何個?駅
客車内に突然アンプとアコーディオン持った人が乗り込み一曲演奏。
日本じゃ考えられないけど演奏したあと缶から持って車内を一周。1ユーロ硬貨をかちゃーん。
つきました~~エッフェル塔です!
近くで見るとその造形美にうっとり。すごいなあ
真下から。東京タワーじゃここまでちかづけない?
腹も減ったし喉も乾いたのでエッフェル塔のすぐ近くの出店でランチ
でかっ!!
ポークかチキンかビーフか選び、オニオンソースか他のソースかを選び、マヨネーズやチリをかけてもらって出来上がり
これひとつでお昼にはじゅうぶんです
きましたよーあの凱旋門です
路面は石畳で走りにくそう、ここをツールの最後に周回するんだよなあ
職人さんが時間をかけて作り上げたのだろう
ほんもののベロタクシーだ~~
シャンゼリゼ通りは原宿のよう。おしゃれな町並みでした
コンコルド広場
エジプトのオベリスク。クレオパトラの針。何が描かれてるのだろう
映画のセットみたいな路地
さあて帰るか
何回も間違えちゃいましたがどうにかこうにか帰れました
https://youtu.be/HACeFZoqC2c
挿入曲①映画「カサブランカ」よりフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」
挿入歌②フランスのプログレロックバンド「SANDOROSE」の「To Take Him Away」
一度は行ってみたいですね(^^;
私も海外は初めてでしたが、ちゃりけんさんはじめ皆さんとパリ観光をご一緒させていただき、大変お楽しませていただきました。
なかなか思うように宮城のブルベに参加できていませんが、今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
愉快な仲間たちと初の海外遠征できただけでも幸せです。またブルベでお会いできる日を楽しみにしております!