
先日、猿之助襲名を発表した亀ちゃんが、猿之助さんの当たり役の小栗判官を演じる「通し狂言 當世流小栗判官」を観てきました。
亀ちゃんは一時期猿之助一門のお芝居から離れてる時期もあったけど、ここ最近は猿之助さんのお芝居をやるようになってたので、もしや?とは思ってましたが、香川照之さん親子も襲名ってのにはほんとびっくりでした。
私は歌舞伎を観るようになってまだ5年位なので、猿之助さんの生のお芝居を観たことがなくて、残念に感じていたけれど、こうやって猿之助さんの精神を血縁の方が継いでくれることによって、これから猿之助歌舞伎を観れると思うと楽しみで仕方ありません。
「當世流小栗判官」は亀ちゃんが判官、浪七、お駒の3役を勤め、早替わりや大立ち回りなど、見どころたっぷりのお芝居でした。
楽しい場面もありつつ、おどろおどろしい場面もあったりして、ほんと色んな要素が詰まってました。
特に注目だったのが、判官の碁盤の上での曲馬乗り、大立ち回りから浪七の岩場からの逆落としの絶命、クライマックスの小栗判官と照手姫の天馬に乗っての宙乗りの場面。
曲馬乗りなんて、馬の中に入ってる人のお顔が見たかった位素晴しかったなぁ。
天馬の宙乗りは、2人乗りを初めて観たからびっくり!それにしてもあの演出が何十年も前からやっていたってのに驚きです。
亀ちゃんは3役とも見事に演じ分けていて、さすがだわ~と思うと同時に、やっぱり生まれ持っているスターのオーラを感じました。
これからどんな役者さんになっていくか、ますます楽しみ。
獅童はビックリするくらいふざけた役柄で、お腹を抱えて笑わせてもらいました。細マッチョのCMの音楽に合わせて踊るとか、最高!
こういう役を出来る若手ってなかなかいないですからね、貴重ですよ。
愛之助さんは久々だから楽しみにしてたのに、ちょっとだけのご出演で寂しかった・・・。
しかもつるつる坊主だったし。愛之助さん観るなら昼の部のチケット取らなきゃだったかぁ、残念。
猿之助一門の方では春猿さんの、女房役が色っぽくて素敵だったなぁ。
そう言えば段四郎さんの役を右近さんがやってらしたけど、ご病気なのかしら、ちょっと心配です。
ブログでは触れてなかったけれど、先日中村芝翫さんがお亡くなりになられました。
ずいぶん長い間、ご病気を推して舞台に立たれてたんだと思うと、胸がつまる思いでした。
もういつだったか忘れちゃったけど、芝翫さんの藤娘の可憐な姿は忘れられないなぁ。
舞台で拝見したのは今年8月の演舞場の「夏魂まつり」が最後でした。
息子2人、孫2人と共演できた最後の舞台だったんですね。
心よりご冥福をお祈りいたします。
新橋演舞場
芸術祭十月花形歌舞伎
平成23年10月2日(日)~26日(水)
<夜の部>
猿之助四十八撰の内
通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)
市川亀治郎 市川笑也
天馬にて宙乗り相勤め申し候
小栗判官兼氏/浪七/娘お駒 亀治郎
照手姫 笑 也
鬼瓦の胴八 右 近
横山次郎/膳所の四郎蔵 猿 弥
後家お槙 笑三郎
浪七女房お藤 春 猿
横山郡司 寿 猿
横山三郎 薪 車
局 藤浪 竹三郎
矢橋の橋蔵/上杉安房守 獅 童
遊行上人 愛之助
横山大膳 段四郎
(あらすじ)
常陸国の領主横山郡司には、照手姫という息女がおり、将軍家の命によって小栗判官兼氏を婿と決め、常陸国を判官に譲ることにしていました。しかし、常陸国の横領を企む郡司の弟大膳と息子の次郎と三郎兄弟は、共謀して郡司の館から判官に家を譲る証文と、管領家からお預かりの重宝勝鬨の轡を奪った上、郡司を殺します。
その後、領地は大膳が預かり、照手姫は大膳の館に監禁されますが、姫に仕える局藤浪によって救出され、藤沢の遊行上人を頼って遊行寺に向かいます。そして重宝と行方不明の照手姫を探すために大膳の館にやってきた判官に、大膳は味方を装いながら、判官を殺そうと荒馬の鬼鹿毛を広間に放ちます。しかし、さすがは馬術の棟梁、判官は鬼鹿毛を乗りこなし、碁盤乗りの曲馬も見事に披露します。そして、藤浪から郡司を殺したのは大膳親子であることを聞いた判官は、照手姫とともに親の敵を討つことを決意し、鬼鹿毛に乗って遊行寺へ駆け出して行くのでした。
遊行寺で追手にかかり判官とはぐれた照手姫は、小栗家の家臣だった琵琶湖のほとりに住む漁師浪七と妻お藤に匿われていますが、お藤の兄である極道者の胴八が、金目当てに照手姫をさらいます。危機一髪というところを、照手姫は、浪七夫婦に命がけで助けられるのでした。
一方、判官は、偶然助けた美濃国青墓で万福長者といわれる萬屋の娘お駒に見初められます。判官は、探し求めている勝鬨の轡が萬屋にあると聞き、婿になることを承諾しますが、祝言の日、この家で下女として働く照手姫と再会します。実は、照手姫は人買いに売られそうになったところを、萬屋の後家お槙に助けられたのでした。判官が祝言を断るので、恋焦がれるお駒は嫉妬のあまり照手姫に刃を向け、それを制した母のお槙に殺されます。そして、判官はお駒の怨念に祟られて顔が醜くなり、さらには、足腰が立たなくなってしまい...。
「猿之助四十八撰」の一つで、数々の仕掛けを巧みに織り込んだ復活古典狂言の名作。伯父猿之助がたびたび演じてきた判官、浪七、お駒の三役に亀治郎が初挑戦致します。
昨日は歌舞伎が縁で知り合ったお姉さまと久々の観劇。
観劇前に銀座のアンリ・シャルパンティエで極上スイーツをいただきました♪

お姉さまはお店イチオシのクレープシュゼット。

目の前でパフォーマンスしてくれます。

オレンジのリキュールを温めてからフライパンに注ぐ時に炎の線がすぅっと伸びて綺麗!

酸味と甘みの効いたソースが柔らかなクレープにしみ込んで、とっても美味しかったです。
私は季節限定の「タルトポムフィーヌ」。

柔らかく煮詰めたリンゴのタルトの上にはリンゴの砂糖漬け、リンゴ味の飴が可愛らしく飾られてます。
お皿には生のリンゴの触覚みたいなのが刺さった青リンゴ味のソルベが添えられてて、まさにリンゴ尽くし。
それぞれ味も食感も違うように調理されていて、見ても食べても楽しい一皿でした。
演舞場では三越でボリュームたっぷりおこわ弁当と、さらにもちドラもいただき、食べてばっかりの一日。あぁ~食欲の秋ですな~。
☆おまけ☆
お手洗いは本棚の奥にあるんですよ~アリスみたい!

亀ちゃん頑張ってましたね。獅童さんにもたっぷり笑かしてもらいました。
おもだかの皆さんこれからもファイト~!
これからよろしくどうぞ~♪
初めまして!
おりん様は嵐ファンかつ、歌舞伎ファンでもいらっしゃるのですか!
しかも同じ日に観劇していたなんて、奇遇ですね、コメントありがとうございます、とっても嬉しいです!
今月久々に澤瀉屋のお芝居観たんですけど、亀治郎さんに引っ張られて活気が出てきたなぁって思いました!
これからも頑張ってほしいですね!
こちらこそ、これからもよろしくどうぞ~!
また遊びにきてください!
また来ま~す♪
最近嵐ファンになられたのかな?嵐さんは知れば知るほどはまりますよ!
またお待ちしてまーす!