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ジャニーズ、特に嵐(相葉さん)をこよなく愛するチャミのブログ。みんな違ってみんなイイ。

初春歌舞伎公演「歌舞伎十八番の内 象引」「十返りの松」「競艶仲町」@国立劇場

2009年01月13日 | 歌舞伎
年末からの頑固な風邪もようやく治ってきました。
先週末からようやくちゃんと外出できるようになり、ようやく2009年本格始動!って感じです。

風邪のせいで、日記を書く気力も起こらなかったのですが、ボチボチ過去日記をUPしていければなぁって思ってます。

まずは1/3の国立劇場の初春歌舞伎公演。



昨年5月の歌舞伎座以来闘病生活をされていた団十郎さんの復帰公演です。
観に行ったのが初日だったので、鏡開きやテレビ撮影が入ったりと、賑やかでおめでたい雰囲気に包まれ、演目もお正月らしく華やかでとても充実した内容でした。

舞台の天井部分に出演者の提灯もあって、これはお正月使用なのかな?
いい雰囲気でした。

ロビーにはおっきな鏡餅があり、その隣で鏡開きが行われました。

  

團十郎さんのご挨拶。





せっかくなので一口だけいただいちゃいまいた。



休憩時間に獅子舞がありました。
私もちゃっかり獅子に頭をかじってもらいました♪

  

曲芸もやってました~




●歌舞伎十八番の内 象引(ぞうひき) 一幕
 鳥居清光=美術

箕田源二猛  團十郎
豊島家息女弥生姫  福助
豊島家後室愛宕の前  家橘
豊島家一子葵丸  巳之助
大宮隼人  亀寿
松原段平  亀三郎
堀河勘解由  市蔵
生津我善坊  橋之助
大伴大臣褐麿  三津五郎

市川家のお家芸「歌舞伎十八番」の一つの「象引」はその名の通り、象を団十郎と三津五郎が引っ張り合うところが見どころであり、内容どうこうよりも、様式美の美しさと勇猛さを楽しむおめでたい演目です。

花道から団十郎が高らかな声を張り上げて「待ちやがれ~!」と登場するところは拍手喝采、観客全員が団十郎さんの復帰を喜んでのものだったと思います。
重い衣装を身につけた団十郎さんの芝居はとても病み上がりとは思えない堂々としたもので、なんか感動しちゃいました。

そうそう、お正月に団十郎ににらんでもらうとその年は病気にならないらしいのですが、2階席だから効果が薄かったかもしれません、ね。

役どころも、おおらかな団十郎さんの人柄にぴったりで、さすが江戸荒事の第一人者だけあるなぁと思わせる素晴らしいものでした。

三津五郎さんの公家の悪人役もさまになっており、2人の対決は見応えがあってとってもよかったです。

もう一つのみどころは本物そっくりに作られた「象」で、よく出来ていました。
團十郎さんが最後花道で見得を切って引っ込みをするのですが、象もそれに合わせて見得を切って、おまけに六法をきめていたのが、面白くて、あとのインタビューで団十郎さんが、「主役を奪われた」なんておっしゃってたましたが、それぐらいウケていました。


●天皇陛下御即位二十年記念
 十返りの松(とかえりのまつ) 箏曲連中・囃子連中

 中内蝶二=作
 中村芝翫=振付

 今井慶松=作曲
 国立劇場美術係=美術

松の精  芝翫
梅の精  福助
竹の精  橋之助
松の童  国生
松の童  宗生
松の童  宜生

平成天皇即位20周年記念のとにかくおめでたい舞踊劇。
歌舞伎としては初めて演じられる作品だそうです。

この演目の見どころは何と言っても成駒屋一門が勢揃いするところです。
芝翫さんによると、息子の橋之助、福助とは一緒の舞台に立つことはとても少ないので、孫も含めて一緒に出れるのは珍しいとおっしゃってました。

最初に松の精の橋之助の息子3人が可愛らしく踊ります。
宜生くんはまだ7歳だそうです。小さいながらも一生懸命振りを覚えたんだろうな~っていうのが伝わってきて微笑ましかったです。

なんにしても3人も男の子がいるというのは素晴しいこと。成駒屋も安心ですね。
次に橋之助と福助が華やかに舞い、そのあとに芝翫さんの貫禄のある美しい踊りがあり、最後に勢揃いで絵面の見得を切って幕引きになります。

お正月らしい演目で大満足でした。



●「競艶仲町」(いきじくらべはでななかちょう) 四幕六場

四世鶴屋南北・二世瀬川如皐=作
古井戸秀夫=監修
国立劇場文芸課=補綴

国立劇場美術係=美術

 序 幕 永代橋高尾茶屋の場
      深川仲町吾妻屋の場
 二幕目 浅草駒形米屋の場
      駒形堂うしろ河岸の場
 三幕目 下総八幡村与兵衛町宅の場
 大 詰 行徳船場の場

下総八幡村郷士南方与兵衛  三津五郎
鳶頭山崎町の与五郎  橋之助
吾妻屋女房おさと  秀調
丸屋仁右衛門  権十郎
丸屋番頭権九郎  市蔵
丸屋総領長吉  巳之助
深川仲町の遊女お照  新悟
千葉家家中平岡郷左衛門  團蔵
深川仲町の遊女都・娘お早  福助

このお芝居は200年近く上演されていなかった幻の作品だそうです。
江戸と千葉を舞台にした人情話で、縁切りの場面があるのでちょっとだけ籠釣瓶ににています。
でも籠釣瓶と違うのは、振られたからって恨んで殺すのではなく、キッパリと諦めて、その上2人の恋に協力をしてあげるという、なんとも粋でいい話になっていて良かったです。

懐の大きい与兵衛に三津五郎、粋な鳶頭に橋之助、遊女と娘役2役をこなす福助と、芸達者な顔ぶれが揃った素晴らしい舞台でした。
そうそう、巳之助くんは去年浅草歌舞伎に出ていましたが、今年は国立で頑張っていました。

福助は挨拶で、「全部の演目に出るので福助飴状態ですよ~」なんて言っていましたが、ほんとにサブタイトルに福助奮闘公演って付けてあげたい位でした。
福助好きの私にはたまらなかったです♪

最後にこの日のベストショット。
團十郎さん、顔色も良くて、お元気そうでほんと良かったです。
これからは無理をせず、少しでもいいので舞台に立ち続けて欲しいです。









1 コメント

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めでたい!! (マディ)
2009-01-15 20:52:39
オメデタイのと愛でたいのと♪ >^_^<
お正月からこんな素晴らしい演目に演出、羨ましいわぁ☆

チャミさん、知ってる?
成駒屋さんでは私、福助さんが好きなんだよっ☆
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