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ジャニーズ、特に嵐(相葉さん)をこよなく愛するチャミのブログ。みんな違ってみんなイイ。

壽 初春大歌舞伎<夜の部>

2008年01月15日 | 歌舞伎
今月2回目の歌舞伎鑑賞
歌舞伎座で夜の部を観てきました。大入りの歌舞伎座。お正月の門松がありました

 
昨日の銀座はとにかく寒くて、それなのに歌舞伎座の中は暑かったので若干具合が悪くなりそうでしたが4時間、なんとか持ちこたえられました。

演目は
一、 鶴寿千歳(かくじゅせんざい)
二、 連獅子
三、 助六縁江戸桜



とお正月らしく華やかな演目3つでとても楽しかったです。
一番の見物は4年ぶり?位の団十郎さんの助六。助六は市川団十郎家のお家芸だからこれは見なきゃ!と楽しみにしてました

「鶴寿千歳」
まず松・竹・梅の枝を手に持った3人(歌昇、錦之助、孝太郎)が舞い、そのあとにお婆さんとお爺さんが仲良く踊り、長寿を願うという舞踊劇。
見どころは何といっても人間国宝の芝翫さんと富十郎さんの共演

芝翫さんはお婆さんなのに初々しくて軽やか、富十郎さんは品があって堂々としたお爺さんを演じていました。お互いを気遣いながら踊る二人がほほえましくて、うっかり涙がでそうでした。
さすが人間国宝、短い演目ながらすごい存在感でした

「連獅子」
これは親子で演じることが多く、今回は松本幸四郎、染五郎親子の共演でした。
獅子の子落としの話で、10月に勘三郎親子の連獅子を観ていたので幸四郎親子はどんな感じかな、と楽しみだったのですが、演じ手によって変わるもんだなぁと思いました。

勘三郎親子は親の背中に必死についていこうとする子獅子二人がいじらしくて最後の毛振りでは3人が綺麗に揃っていたのですが、幸四郎親子は幸四郎がどっしりした無口な親に対し、染五郎の子獅子は絶対に這い上がってやる!という勢いがすごく感じられてなかなか良かったです。
毛振りは、ぴったり合ってはいなかったけど、それがこの親子の特徴なのかなって思いました。

とにかく染五郎の巴がすごいのなんの。圧倒されまくりで、最後二人で見得を切ったところでは客席から割れんばかりの拍手が起こっていました

「助六縁江戸桜」
これは歌舞伎十八番のうちの一つで、市川団十郎および市川家の役者たちによって受け継がれてきた人気狂言です。今回私は初めて観ました。

2時間で一場面という長いお芝居で、曽我兄弟の仇討を元に作られ、時代は江戸時代というもの。
とにかく出演者の衣装が豪華絢爛、そこまで派手にするかって位。
花魁の揚巻は重さ20㎏ほどもある衣装を着ており、福助さん大変だろうな~って心配になっちゃた。

主人公助六は紫ちりめんの鉢巻、着物は黒羽二重の小袖に紅絹裏、ふんどしまで紅色で超派手
しかも足袋は黄色!すごいセンスなんですがこれがまた粋で似合っていてかっこいいんですよね~
40分くらい経ってから蛇の目傘片手に花道から登場して切る大見得は浮世絵を切り取ったような美しさで文句なしにかっこいい。色男で喧嘩が強いなんて、今でいうアイドルみたいな存在ですかね

宝刀友切丸を探すために喧嘩を吹っ掛けまわっている助六が、兄の十郎に喧嘩を教えることになるのだけど、それが通行人に対して「俺の股くぐれ」だからもう大爆笑
通行人も怖いものだからぶつぶつ言いながらくぐっていくのが最高
通人の東蔵さん(通ぶった粋人)なんて団十郎さんの股を凱旋門だ!(先日パリ公演を成功させたため)とか十郎役の梅玉さんにはこの人は最近紫綬褒章もらった人だ!とか面白いアドリブが出まくりで、最後に小島よしおの「そんなの関係ない!」をやって花道を退場してました。

そのうち助六兄弟のお母さんが現れて兄は帰って行き、揚巻にしつこく言い寄っていた意休が友切丸を盗んだ犯人だとわかり仇討を決行する・・・といったお話。
福助さんの花魁揚巻も芯が強い女性でかっこよかったな~

ストーリーは全然難しくないし、観て聞いてとても楽しめる演目で大満足でした
助六があんまりにも素敵だったので生写真買ってくればよかったな・・・

これは昨日おやつにプランタンの地下「ギンザ・プティ・カスタ」で買ったプチカステラ。人形焼きみたいにどんどん焼かれていました。
9種類の餡がそれぞれに入っていて、かわいい前から買ってみたかったのよね~
ふわふわしてて美味でした











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