昨日は雨の降る中神楽坂へ。約半年ぶり位の毘沙門寄席に行ってきました。
毘沙門寄席は大体2ヶ月に1度位開催される落語会で、頑張って入れても100名ほどの定員の狭い会場で行われます。
畳に座布団敷きなので座り心地はあまり良くはありませんが、ホールでの落語会と違って地元の人が気軽に行けるようなゆるい感じで、ボランティアスタッフの手作り感溢れるアットホームな雰囲気の落語会となっています。
今回は新潟出身の落語家である、白鳥・扇辰さんによる二人会。
白鳥さんは前回の読売GINZA落語会でそのハチャメチャぶりに衝撃を受け、もう一度聴いてみたい!と思っていました。
扇辰さんの落語を聴くのは初めてですが、白鳥さんとは対照的に古典落語で定評がある方だそう。
会が始まるとまずは2人のご挨拶。
これから年に4回この会をするそうで、普段やらないような新しいこともやってみたい、とおっしゃってました。
第一回「辰鳥跡をにごさず 白鳥・扇辰二人会」@神楽坂善國寺
入船亭扇辰 夢の酒
三遊亭白鳥 ねずみのようなもの
仲入り ワイン&チーズのサービス
三遊亭白鳥 山奥寿司
入船亭扇辰 百川
まずは扇辰さんの「夢の酒」。
この日の演目はどれも初めてのものばかりだったのでとても新鮮でした。
自分が見た夢を楽しそうに話す若旦那と、夢に嫉妬してしまうやきもち焼きの妻、そしてそれを見かねた大旦那の人物描写がすごく上手くて、芝居を見ているようだなって思いました。
人の夢に入り込む、という普通で考えたらありえない話なんですが、扇辰さんの話術にすっかり惹きこまれてしまい、なんだか不思議な気分でしたがすっごく面白かったです。
白鳥さんは「ねずみのようなもの」。
古典落語で「ねずみ」という演目があるのですが、その「ねずみ」を白鳥流にアレンジを加えたものだそう。
白鳥さんはある師匠に「ねずみ」を教えてほしいとたのんだら「おまえは教えてもどんどん変えて違うものにしてしまうから嫌だ」と言われてしまい、しょうがないから扇辰さんのCDを聴いて練習したのだそう。
扇辰さんも自分の「ねずみ」がこんなに変わるのか!?って驚くかもしれないなんて言ってたのがおかしくてしょうがなかったです。
話の流れは「ねずみ」と同じような感じなのですが、途中でちょいちょい白鳥流のハチャメチャギャグが入り、爆笑のオンパレード!
まくらで仙台銘菓「萩の月」の話が出た、と思ったらネタの最後にまた「萩の月」が出てきて、そこ繋げちゃうんだ!?っていう予想外の展開にもう度肝を抜かれました。
白鳥ワールド、恐るべし。
仲入りでは恒例のワインサービス。
赤、白、好きなワインを一杯と、サイコロチーズが配られます。
このワインが結構美味しくて、なにげに楽しみだったりします。
落語にワインっていうこのミスマッチな感じがいいんですよね~
お酒が弱い私は仲入り後はすっかりほろ酔い気分。
よりリラックスして聴く落語はまた格別でした。
お次は白鳥さんの「山奥寿司」。
前の演目で力を使い果たしてしまったらしく、軽い一席。
山奥にあるすし屋で出された寿司はダジャレ満載のへんてこ寿司だった、という噺。
もう彼が話すこと全てがくだらないけど面白くってずっと笑ってました。
トリは扇辰さんの「百川」。
まくらではネタ変えて「ねずみ」やろうかな、なんて冗談で言ってましたが、白鳥さんのとどう違うのか聴き比べてみたかったかも。
「百川」田舎者でなまりがひどい奉公人とせっかちな客との勘違いが重なって、どんどんおかしなことになっていくという噺。
とにかく扇辰さんは登場人物に成りきるのがほんとにお上手。目を閉じると茶屋の風景が目に浮かぶようで、聞き惚れました。
特になまり方がほんとに絶妙で、奉公人がすごく可愛く思えちゃって最高でした。
扇辰さんは来月の読売GINZA落語会にも出るので楽しみです。
落語会のあとは神楽坂の老舗中華料理店「龍公亭」で軽く食事をして帰ってきました。
一緒に行った友達はすっかり白鳥ワールドにはまってしまったようです。
そういえば、フジのポッドキャスティングで白鳥さんの「真夜中の襲名」というネタを最近通勤途中で聴いて思わず吹いてしまった私です・・・絶対怪しい人と思われただろうなぁ。
毘沙門寄席は大体2ヶ月に1度位開催される落語会で、頑張って入れても100名ほどの定員の狭い会場で行われます。
畳に座布団敷きなので座り心地はあまり良くはありませんが、ホールでの落語会と違って地元の人が気軽に行けるようなゆるい感じで、ボランティアスタッフの手作り感溢れるアットホームな雰囲気の落語会となっています。
今回は新潟出身の落語家である、白鳥・扇辰さんによる二人会。
白鳥さんは前回の読売GINZA落語会でそのハチャメチャぶりに衝撃を受け、もう一度聴いてみたい!と思っていました。
扇辰さんの落語を聴くのは初めてですが、白鳥さんとは対照的に古典落語で定評がある方だそう。
会が始まるとまずは2人のご挨拶。
これから年に4回この会をするそうで、普段やらないような新しいこともやってみたい、とおっしゃってました。
第一回「辰鳥跡をにごさず 白鳥・扇辰二人会」@神楽坂善國寺
入船亭扇辰 夢の酒
三遊亭白鳥 ねずみのようなもの
仲入り ワイン&チーズのサービス
三遊亭白鳥 山奥寿司
入船亭扇辰 百川
まずは扇辰さんの「夢の酒」。
この日の演目はどれも初めてのものばかりだったのでとても新鮮でした。
自分が見た夢を楽しそうに話す若旦那と、夢に嫉妬してしまうやきもち焼きの妻、そしてそれを見かねた大旦那の人物描写がすごく上手くて、芝居を見ているようだなって思いました。
人の夢に入り込む、という普通で考えたらありえない話なんですが、扇辰さんの話術にすっかり惹きこまれてしまい、なんだか不思議な気分でしたがすっごく面白かったです。
白鳥さんは「ねずみのようなもの」。
古典落語で「ねずみ」という演目があるのですが、その「ねずみ」を白鳥流にアレンジを加えたものだそう。
白鳥さんはある師匠に「ねずみ」を教えてほしいとたのんだら「おまえは教えてもどんどん変えて違うものにしてしまうから嫌だ」と言われてしまい、しょうがないから扇辰さんのCDを聴いて練習したのだそう。
扇辰さんも自分の「ねずみ」がこんなに変わるのか!?って驚くかもしれないなんて言ってたのがおかしくてしょうがなかったです。
話の流れは「ねずみ」と同じような感じなのですが、途中でちょいちょい白鳥流のハチャメチャギャグが入り、爆笑のオンパレード!
まくらで仙台銘菓「萩の月」の話が出た、と思ったらネタの最後にまた「萩の月」が出てきて、そこ繋げちゃうんだ!?っていう予想外の展開にもう度肝を抜かれました。
白鳥ワールド、恐るべし。
仲入りでは恒例のワインサービス。
赤、白、好きなワインを一杯と、サイコロチーズが配られます。
このワインが結構美味しくて、なにげに楽しみだったりします。
落語にワインっていうこのミスマッチな感じがいいんですよね~
お酒が弱い私は仲入り後はすっかりほろ酔い気分。
よりリラックスして聴く落語はまた格別でした。
お次は白鳥さんの「山奥寿司」。
前の演目で力を使い果たしてしまったらしく、軽い一席。
山奥にあるすし屋で出された寿司はダジャレ満載のへんてこ寿司だった、という噺。
もう彼が話すこと全てがくだらないけど面白くってずっと笑ってました。
トリは扇辰さんの「百川」。
まくらではネタ変えて「ねずみ」やろうかな、なんて冗談で言ってましたが、白鳥さんのとどう違うのか聴き比べてみたかったかも。
「百川」田舎者でなまりがひどい奉公人とせっかちな客との勘違いが重なって、どんどんおかしなことになっていくという噺。
とにかく扇辰さんは登場人物に成りきるのがほんとにお上手。目を閉じると茶屋の風景が目に浮かぶようで、聞き惚れました。
特になまり方がほんとに絶妙で、奉公人がすごく可愛く思えちゃって最高でした。
扇辰さんは来月の読売GINZA落語会にも出るので楽しみです。
落語会のあとは神楽坂の老舗中華料理店「龍公亭」で軽く食事をして帰ってきました。
一緒に行った友達はすっかり白鳥ワールドにはまってしまったようです。
そういえば、フジのポッドキャスティングで白鳥さんの「真夜中の襲名」というネタを最近通勤途中で聴いて思わず吹いてしまった私です・・・絶対怪しい人と思われただろうなぁ。