23日の休日は今月2回目の昼の部を観てきました。
個人的に今月は夜の部よりも昼の部の方が演目がバラエティに富んでいて面白かったし、大江戸りびんぐでっどが後半どんな風に進化していたのか確かめたかったのでチケット確保していて正解でした。
この日はSさんと久々に一緒の観劇で、着物着よう!なんて言っていたのに2人とも寝坊したため着物は断念。
クリスマスっぽいコーディネートを考えていたのにぃ、残念無念。
開場前の歌舞伎座に着くと幕見に並ぶ人たちで大行列。係の人に聞いたところ、クドカン歌舞伎目当てで連日長蛇の列で、この日は8時から並んでる人もいたとのこと。
改めて注目度の高さが伺えました。
まずは操り三番叟。
三番叟はいくつか観てるけど、操り三番叟を見るのは初めて。
短いけれど、華やかで楽しい踊りです。
まずは千載に鶴松君と翁の獅童が登場。
鶴松君はおっきくなったなぁっていう印象。獅童は凛々しくて久々にかっこいい!って思っちゃった。
お待ちかねの三番叟は勘太郎君。人形だから後見の松也君に糸で操られるという設定。
2人の息がぴったり合ってないといけない難しい踊りですが、動きもテンポもしっかり合っていて本物の人形っぽくてとっても上手でした。
人形だから結構飛んだり跳ねたりするんですけど、勘太郎君、重力を感じさせない身軽な動きですごい!って思いました。
糸を引っ張った反動で頭がカクカクしたり、絡まってしまって反回転する動きもコミカルで、観ていてとても楽しい気持になりました。
お次は野崎村。
野崎村のお光ちゃんが、もうすぐ許婚の久松さんと結婚できる~♪ってウキウキしてたら恋敵で実は久松さんとイイ仲のお染ちゃんが家まで押し掛けてきて、久松さんと心中するっていうもんだから、お染ちゃんは身を引いて2人を笑顔で送り出すっていうね、なんとも切ない恋のお話です。
福助さんは可愛らしくてお茶目な娘役をやらせたら右に出るものはいないんじゃないかしら?って思っているので、まさにお光ちゃんはハマり役。
久松さんのことを想って、髪型を直したり、眉毛を隠してみて奥さまになった自分を想像したり、お祝いの料理を作ったり、のそぶりがめちゃくちゃ可愛いかったです!
そんな可愛いお光ちゃんなのに、孝太郎演じるお染ちゃんに久松さんを取られちゃうんですよね~。はっきり言って孝太郎は着飾っているけど全然可愛くないので、いまいち盛り上がりに欠けるのですが、福助が可愛いからまぁいいかって感じ。
髪を下して身を引くお光ちゃん・・・しかも一生懸命笑顔を作って見送る姿がいじらしくてしょうがなかったです。
姿が見えなくなった途端、どんどん表情が曇っていって、とうとう悲しみで泣き崩れてしまうお光ちゃんがかわいそうでかわいそうで。
福助さんはそんなお光ちゃんの感情の変化を丁寧に演じていて、見ごたえがあったなぁと思いました。って言っても途中眠くてちょっぴり寝ちゃいましたけど(^_^;)
お昼を挟んで「身替座禅」
歌舞伎を観たことのない人でも誰でも楽しめて、大笑い出来るという大好きな演目。
さらに役者が勘三郎に三津五郎、それに染様!これで面白くないわけがない!ってな話です。
しっかり笑わせてもらいました。三津五郎さんの山の神、怖いんだけど可愛らしい感じで良かったです。
巳之助くん、新吾くんも清楚で可愛かったです。
ラストを飾るのは「大江戸りびんぐでっど」。
前回観た時よりも、流れがスッキリしていて観やすかったし、早口で聞き取りづらかった台詞も今回ちゃんと聴けたので2回観れて良かったと思いました。
グロいゾンビが沢山出てくるせいか、七之助演じるお葉ちゃんが一際可愛く見えたので、ダンスのシーンは七之助君ばっかり見てたんですけど、激しい動きなのにキレがよくって、さらに笑顔を絶やさなかったのがスゴイ!って思いました。
とんぼを切ったりするのもそうだけど、歌舞伎役者さんって身体能力が高くて、何でもできるんだな~って感心しちゃいます。
クドカンらしいギャグと、ゾンビのダンスと、現代の派遣(雇用)事情、ラブロマンス、いろんな要素がごちゃまぜって感じなので、ラストは収集がつかなくて???な部分はあるにはあるのですが、
ゾンビが派遣として働くという発想、ラストの落ちた橋を戸板で渡るシーンなどは、今までの歌舞伎にはない新しい発想だと思うので、いろんな意味で意義があった芝居だったのではないかなと思いました。
まぁ中には俳優祭レベルなんて言う方もいましたが、歌舞伎好き、クドカン好き、向井秀徳好きにとっては本当にたまらないものがあり、もう二度と観れないと思うと貴重な舞台だったなぁと思います。
それに普段観れない役者さんの一面が観れたのもまた良かったです。
特に三津五郎さん、亀蔵さんの役はハチャメチャなんだけど可笑しくて、出てくる度に笑っちゃいました。
お昼は先日食べてすっかりはまってしまった「おでん定食」。
濃い目のおつゆが具にしみ込んでいて、体の芯まであったまります。
茶飯との相性もバツグンにいいんですよね~。
昼の部の後、Sさんをお気に入りの喫茶店へご案内。
この日はアンティーク着物の団体の方々がいらっしゃってて、お店がすごく華やかでした。
コーヒー苦手な私でも飲めるカプチーノ。
こんな可愛い猫ちゃんの絵を描いてくれました!!!ちらっと出た前足と長毛なところがたまらなく可愛い~!!!いやー素晴らしい!
絵を崩さないようチビチビ飲んじゃいました。あまりに可愛いから私の携帯待ち受けにしてます♪
夕飯も食べようと、パスタもオーダー。
冷製生ハムパスタとキノコのスープパスタ。
どちらも絶品♪特に冷製パスタは今までで食べた中で一番かも。
毎度のことながらお店の方もとっても親切で、出来ることなら毎日通いたい位素敵なお店です。
でも人気が出すぎて混んでしまっても嫌なのでお店の名前はひみつです~^m^
さてさて、これで今月の歌舞伎の予定は終了。
2009年、いっぱい歌舞伎を観た一年でした。2010年もとりあえず4月の歌舞伎座最後の日まで、ガッツリ観て行きたいと思っています。
とりあえず、来月は歌舞伎座、国立劇場、浅草演芸場、新橋演舞場とあるので、大忙しだけど、どれも楽しみ!
個人的に今月は夜の部よりも昼の部の方が演目がバラエティに富んでいて面白かったし、大江戸りびんぐでっどが後半どんな風に進化していたのか確かめたかったのでチケット確保していて正解でした。
この日はSさんと久々に一緒の観劇で、着物着よう!なんて言っていたのに2人とも寝坊したため着物は断念。
クリスマスっぽいコーディネートを考えていたのにぃ、残念無念。
開場前の歌舞伎座に着くと幕見に並ぶ人たちで大行列。係の人に聞いたところ、クドカン歌舞伎目当てで連日長蛇の列で、この日は8時から並んでる人もいたとのこと。
改めて注目度の高さが伺えました。
まずは操り三番叟。
三番叟はいくつか観てるけど、操り三番叟を見るのは初めて。
短いけれど、華やかで楽しい踊りです。
まずは千載に鶴松君と翁の獅童が登場。
鶴松君はおっきくなったなぁっていう印象。獅童は凛々しくて久々にかっこいい!って思っちゃった。
お待ちかねの三番叟は勘太郎君。人形だから後見の松也君に糸で操られるという設定。
2人の息がぴったり合ってないといけない難しい踊りですが、動きもテンポもしっかり合っていて本物の人形っぽくてとっても上手でした。
人形だから結構飛んだり跳ねたりするんですけど、勘太郎君、重力を感じさせない身軽な動きですごい!って思いました。
糸を引っ張った反動で頭がカクカクしたり、絡まってしまって反回転する動きもコミカルで、観ていてとても楽しい気持になりました。
お次は野崎村。
野崎村のお光ちゃんが、もうすぐ許婚の久松さんと結婚できる~♪ってウキウキしてたら恋敵で実は久松さんとイイ仲のお染ちゃんが家まで押し掛けてきて、久松さんと心中するっていうもんだから、お染ちゃんは身を引いて2人を笑顔で送り出すっていうね、なんとも切ない恋のお話です。
福助さんは可愛らしくてお茶目な娘役をやらせたら右に出るものはいないんじゃないかしら?って思っているので、まさにお光ちゃんはハマり役。
久松さんのことを想って、髪型を直したり、眉毛を隠してみて奥さまになった自分を想像したり、お祝いの料理を作ったり、のそぶりがめちゃくちゃ可愛いかったです!
そんな可愛いお光ちゃんなのに、孝太郎演じるお染ちゃんに久松さんを取られちゃうんですよね~。はっきり言って孝太郎は着飾っているけど全然可愛くないので、いまいち盛り上がりに欠けるのですが、福助が可愛いからまぁいいかって感じ。
髪を下して身を引くお光ちゃん・・・しかも一生懸命笑顔を作って見送る姿がいじらしくてしょうがなかったです。
姿が見えなくなった途端、どんどん表情が曇っていって、とうとう悲しみで泣き崩れてしまうお光ちゃんがかわいそうでかわいそうで。
福助さんはそんなお光ちゃんの感情の変化を丁寧に演じていて、見ごたえがあったなぁと思いました。って言っても途中眠くてちょっぴり寝ちゃいましたけど(^_^;)
お昼を挟んで「身替座禅」
歌舞伎を観たことのない人でも誰でも楽しめて、大笑い出来るという大好きな演目。
さらに役者が勘三郎に三津五郎、それに染様!これで面白くないわけがない!ってな話です。
しっかり笑わせてもらいました。三津五郎さんの山の神、怖いんだけど可愛らしい感じで良かったです。
巳之助くん、新吾くんも清楚で可愛かったです。
ラストを飾るのは「大江戸りびんぐでっど」。
前回観た時よりも、流れがスッキリしていて観やすかったし、早口で聞き取りづらかった台詞も今回ちゃんと聴けたので2回観れて良かったと思いました。
グロいゾンビが沢山出てくるせいか、七之助演じるお葉ちゃんが一際可愛く見えたので、ダンスのシーンは七之助君ばっかり見てたんですけど、激しい動きなのにキレがよくって、さらに笑顔を絶やさなかったのがスゴイ!って思いました。
とんぼを切ったりするのもそうだけど、歌舞伎役者さんって身体能力が高くて、何でもできるんだな~って感心しちゃいます。
クドカンらしいギャグと、ゾンビのダンスと、現代の派遣(雇用)事情、ラブロマンス、いろんな要素がごちゃまぜって感じなので、ラストは収集がつかなくて???な部分はあるにはあるのですが、
ゾンビが派遣として働くという発想、ラストの落ちた橋を戸板で渡るシーンなどは、今までの歌舞伎にはない新しい発想だと思うので、いろんな意味で意義があった芝居だったのではないかなと思いました。
まぁ中には俳優祭レベルなんて言う方もいましたが、歌舞伎好き、クドカン好き、向井秀徳好きにとっては本当にたまらないものがあり、もう二度と観れないと思うと貴重な舞台だったなぁと思います。
それに普段観れない役者さんの一面が観れたのもまた良かったです。
特に三津五郎さん、亀蔵さんの役はハチャメチャなんだけど可笑しくて、出てくる度に笑っちゃいました。
お昼は先日食べてすっかりはまってしまった「おでん定食」。
濃い目のおつゆが具にしみ込んでいて、体の芯まであったまります。
茶飯との相性もバツグンにいいんですよね~。
昼の部の後、Sさんをお気に入りの喫茶店へご案内。
この日はアンティーク着物の団体の方々がいらっしゃってて、お店がすごく華やかでした。
コーヒー苦手な私でも飲めるカプチーノ。
こんな可愛い猫ちゃんの絵を描いてくれました!!!ちらっと出た前足と長毛なところがたまらなく可愛い~!!!いやー素晴らしい!
絵を崩さないようチビチビ飲んじゃいました。あまりに可愛いから私の携帯待ち受けにしてます♪
夕飯も食べようと、パスタもオーダー。
冷製生ハムパスタとキノコのスープパスタ。
どちらも絶品♪特に冷製パスタは今までで食べた中で一番かも。
毎度のことながらお店の方もとっても親切で、出来ることなら毎日通いたい位素敵なお店です。
でも人気が出すぎて混んでしまっても嫌なのでお店の名前はひみつです~^m^
さてさて、これで今月の歌舞伎の予定は終了。
2009年、いっぱい歌舞伎を観た一年でした。2010年もとりあえず4月の歌舞伎座最後の日まで、ガッツリ観て行きたいと思っています。
とりあえず、来月は歌舞伎座、国立劇場、浅草演芸場、新橋演舞場とあるので、大忙しだけど、どれも楽しみ!