流通ハブ基地のすぐ側にある山の頂に、「統一展望台」がある。
ここでは、大きな衝撃があった。
遠方まで霞のない澄んだ天候のもと、眼下には、あまりにも近すぎる
北朝鮮の領土。 非武装地帯の向こう側にはっきりと存在しました。
しかも、遠方まで見えるのです。こんな日はそうないそうです。
感動と興奮と・・・緊張を感じながら、しばらくそのままに・・・
両国とも、国境の2kmをそれぞれ非武装地帯としています。
その下には無数の地下トンネルがあります。
その第三トンネルに入った。特にこのトンネルはソウルまで44kmまで
近づいていたのです。重砲と重装備を兼ね備えた3万の兵力が一時間以内に
達しうる仕組みです。
現在約17個のトンネルが完成または構築中と推定されているが、これらは
1972年の一時的な南北の解氷期に着手されたもので、非武装地帯の
要塞化、地雷原設置、砲兵隊の移動などの軍事行動は一種の防衛手段
とみられなくもないが、この地下トンネルだけは韓国に対する奇襲攻撃のみ
を目的とするものと言える。
次に「キャンプ・ボニファス(UN軍司令部支援隊)」に向かった。
私たち旅行者は、国連マークの入った専用バスに乗り換え。
「JSA(共同警備区域)」に到着する前に、ボーリンガー・ホールで
詳しいブリーフィングを聞いてから、施設内での不慮の事故に対する
書面に自署し、板門店へ向かう。
写真の板門閣には、北朝鮮兵士が入口に立つ、手前は韓国軍兵士。
軍事停戦委員会の会議室内部の写真です。中央のテーブルの上には
黒いマークが横一列に並ぶ。まさにここが国境です。
「帰らざる橋」 6.25事変が停戦になるにおよんで、両側の捕虜がこの橋を
わたって送還された。この橋は韓国映画にもなった。
外国人観光客が訪れるという、極めて当り前のツアーなのかもしれませんが
緊張感と、現実を知る良い機会となりました。このツアーは、月に7-8回
くらいしかなく、都合で中止になる場合も多いとのことです。
ツアーガイドのソーさんも17年前に広島大学に留学された方で、
とても、わかりやすく理解深めることができました。