家族写真は世界を変える力がある。 家族写真家・・・ Chairman-Room スタジオ栄光社

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立志式

2008-02-09 22:05:19 | 社長ひとり言
先日、某中学校で立志式が行われました。


とても緊張感のある素晴らしい式典でした。


その席上で、祝辞をさせていただく機会があり


このようなことを皆さんにお話しました。ご紹介します。





『今日のこの日、心からうれしく思います。



皆さんにお伝えしたいことがあります。

 
それは 「家族の絆」 です。




私は19歳のときに、母を亡くしました。


2月3日節分の日です。


大学の後期試験を、あと二日残した日の夕方、


父からの一本の電話がありました。


「おかあさんが、今、なくなった・・・」



試験を受けて私が戻るまで、告別式は待つとの事です。


やはり辛く、苦しい二日間でした。



大学で上京した時に、入院先の母との約束、


「社会人になって初めてもらう給料で、白のロッキングチエアを買ってあげる」という約束・・・・。


だれも座ることの無い椅子がいまもあります。


してあげたい時にその人はいない。




心身ともに大人へと成長していく皆さんを心から喜んでいるのは・・・


ご両親はもちろん、皆さんにかかわる回りの方々です。


そして、ここにいらっしゃる先生方です。



ほんの少し、素直な気持ちで「ありがとう」の一言を、言ってあげてください。




毎日この中学校で皆さんが、当たり前にやってる勉強。


勉強って何でするのですか・・・?


それは、成績のためとかではなく、


分からないことを分からないままにしておくのではなく、


どうしたら、その問題が解けるようになるのか、


あきらめずに、筋道を立てて考えることが将来、絶対に必要なのです。


そのためのトレーニングなんです。




そして、もっと大事なことは、勉強のできる優等生じゃなくても、


しさを、しく分け与えられる、徒」


そんな 優・等・生 になってほしいと思います。





過去に後悔することなく、未来に不安がらないで、


今を大事に生きていきましょう。


さぁ今日から出発です。 いってらっしゃい!!!』






私の尊敬する、教員経験のある方がお話されていた言葉を


引用させていただきました。


思春期の難しい年頃だからこそ、本当の言葉を伝えることが


大切なのですね。


みんな、一生懸命聞いてくれました。


私のたどたどしい話にも真剣でした。


次男の姿が、どことなく大人に感じるようになりました。


将来に目標もつことは、今の年頃では難しいことなのかも


しれませんが、気づいてほしいことは、「人との関わりの大切さ」


そして「当たり前は無い」ということです。


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2 コメント

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あっ! (china)
2008-02-11 18:15:07
どこかで聞いたことがあるような・・・。(笑)

でも、こうやって、文章を読ませてもらうと、chairmanさんの、体験を伴う言葉として発せられてるのがよく伝わってきます。

私も、聞いてみたかったなぁ。

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感謝です。 (chairman)
2008-02-11 20:12:42
教育にはもちろん詳しくも無く、ましてや先生の体験も無く、只もっているのは、「若干50年の人生観」だけですが、教えていただいた言葉に深く感動し、生徒にお伝えしたくなりました。どうもご指導ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。(もう・・・こりごりだって???)
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