今日は、ブライダル撮影で
こんな雰囲気の神社に行ってまいりました
まるで、京都のようでした
それでは、写真講座スタートします
① 撮影場所に着いたら、まず環境や雰囲気を写します
② 周りをよく見て、その環境の特長を写します。
ここでは、木々がとても美しく。しかも
歴史をかんじるかのような、生い茂っている雰囲気を
↓ 縦位置の写真で残してみました。
③ 写真は逆光や反逆光がドラマチックな光となり
心象的な写真に仕上がります。
普段は、こんな角度で写しがちですが・・・
やっぱり、逆光は素敵です。。。
④ 環境をイメージした写真の残しておきましょう
その場所を連想させる箇所の写真は
後々、「見て、感じる写真」となります
⑤ 式次第も記録しておくと、思い出すことができます。
当日は、初めてのコトばかりですので、新郎も新婦も
緊張して細かく記憶できていませんから
こんな進行台本も大事ですね
さぁ・・・いよいよ始まります。。。
⑥ 周りの景色を多く入れるコトで
その場の緊張感と、厳かな雰囲気が演出されます
⑦ 画面を傾けることで
動感をだしてみました
写真は静止画ですが、時々このような
構図にすることで、動きがでてきます
式場は、もちろん暗いでしょうが・・・
⑧ ストロボを写したいものに
直接光らせることは、おすすめしません・・・
⑨ 会場に差し込む光で、自然な雰囲気を演出します。
但し、手ブレしやすいので、くれぐれもご注意下さい
最近では、「手ブレ補正」機能の付いた
カメラが多いですので、上手に利用しましょう
⑩ 緊張感もとけた、お二人の笑顔は絶対写します。
お式前のお二人との違いがその写真に残ります
⑪ 主役のお二人ばかりを、追いかけずに
たまには、こんなシーンも・・・
撮影している方の後ろに回って、その場の
雰囲気を全部、画面に入れます
ココまで来ると、ようやく撮影者もやれやれ・・・
ところが、ココで気を抜くのではなく・・・
⑫ 結びのシーンも必要となります。
神主さんが帰られる姿もかなり
印象的ですね
もちろん、お二人のさわやかなお姿も
写真に残します。
ここで、初めて、新郎新婦のお幸せなストーリーが
完成します。
今日のお二人は、とてもさわやかな笑顔で
ご家族皆さまに祝福されていらっしゃいました。
末永く、お幸せに
自然に囲まれ、森林の香りと、心地よい秋風に身守られているようですね。
凛々しい紋付姿の新郎様と、凛とした美しさを感じる白無垢姿の新婦様。
手水で清め、祝詞を拝聴し、三三九度の杯、玉串を捧げる。
なんて雅な挙式なんでしょう。
そして、親族固めの杯。
ここで関係のないくだらない話をしてしまいますが、昔は、こういった和の式が多かったように思います。
私も、小さい頃から、式に参列する機会が多々あり(親戚が多かったので)、この、親族固めの杯を飲みすぎて、一生分のキャパを満たしてしまったのではないかと、今になって思います。
話の腰を折ってしまいすみません。(笑)
艶やかな和装を身に纏い、日本古来のスタイルで行う本格的な神社での結婚式。
結婚式というと、とても忙しく過ごすイメージが強かったのですが、神社という場所柄からか、ゆったりとした時間の流れを感じます。
それだけに、新郎新婦はもちろん、参列された方々も、幸せ感をかみしめることができたのではないでしょうか。
本当に贅沢な時間ですよね。
今お二人が誓い合っている思いと、かつてご両親が誓った思いが同じものであるように、スタイルは時代とともに変わっても、いつまでもかわることのないお二人の思い。
四季折々の豊かな自然の祝福に包まれて、そんな心の部分を大切にしながら、お二人らしさを表現できる最良の一日になったのではないでしょうか。
結婚は、数ある人生儀礼の中でも最も晴れやかな節目。
たとえ一瞬の表情でも、一つひとつのシーンにドラマがある。
最後のお写真、緊張から解き放たれたお二人の笑顔、そして、前に長く続く参道。
上り坂も、時には急な下り坂をも、手と手を取り合って、お二人で進んでいくんだというイメージを受け取りました。
お二人のドラマが伝わってくる、素敵な写真ばかりで感動しました。
長文、お許しくださいませ。
写真撮影をしていていつも感じることなのですが、
『人は自然のなかで自由になる』と思います。
つまり、スタジオでの撮影以上に屋外での表情は、とても伸び伸びとした、自由な行動や笑顔ができるのです。
今日の撮影は、とりわけ「結婚式」という人生でとても重要な儀式です。一連の時間の流れを、写真に残すことが私たちプロの仕事です。
お二人をはじめ、参列者の方々の緊張感と、和やかさが本物の神社という環境の元で、いかに表現していくのか。。。
その場に居なくても、chinaさんのように感じていただける写真が撮れたことは、今日の成果です。
実は、この一連のスナップ写真は、お客様からご依頼いただいたものではなく、私が勝手に撮影しました。
挙式後のお二人の撮影だけでは、なんだか物足りなく感じ、新婦様の許可をとり、進めていきました。
おかげで、こんなに素敵なストーリーが残せました。
喜んでくれるでしょうかね???
「一枚の写真が訴えるもの!」というテーマで、大学のときは、トレーニングを受けました。(大学の卒業生は、報道にすすむ先輩が多かったから?)
でも、私は、広告写真を専攻しました。ですから、創造性のある写真に興味がありました。
「写真はストーリーが大事!」という自分なりの観点から、今日の撮影も、「感情移入」してこのような写真となりました。
今後も、chinaさんの私の写真に対する期待にお応えできるように、「記憶に残る写真づくり」を心がけたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。