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3年前と留学中にお世話になった中村さんからメールが届きました。
送りたいものがあるので、住所をお知らせくださいと言う物。
何が送られてくるのか、私、あれこれ想像していましたが、
これは想像外でした。
彼女は韓国のご主人とのあいだに3人のお子様がいらっしゃって、立派にお仕事もしながらコチョンという場所で暮らしていらっしゃいます。
彼女が日本へ里帰りした折りに送ってくださったものでした。
彼女のブログが面白いのは以前から分かっていたのですが。
海外書き人クラブのメンバーでいらっしゃるらしい。
そこでこの本の第三章 「見栄」と「見栄え」にこだわる理由という章の
韓国担当で記事を書いていたのでした。
韓国の教育にかけるお金の半端でないこと。
学歴が無いといきづらい社会であること。 そのことが結局親にも子にも負担となって・・・・と
ドラマを通して知っている韓国の社会ですが、
実際にそこで暮らしていて、異文化として発見されることも多い彼女。
視点の面白さに惹きつけられます。
この本では、韓国の他に19カ国。全部で20の国をあげて、
共通項はビッグマックMセット、牛乳1L 電車(ばす)の初乗り料金 書籍「ハリーポッターと死の秘宝」
世帯当たりの通信費、 映画館一般席の大人料金、 新聞、 トイレットペーパー1ロールの値段を載せ、
それを通して、各国の物書きさん達が その国の人たちが どういう風に生きているかを述べている訳です。
税金は高いけれど、 教育費は無料だとか、 医療費はどうなっているのか
あるいは、貧富の格差はどの程度か。 家を買うのはいくらぐらいなのだろうか。 その国の在り方
大事にしていること、国民性、政治・・・・・・
いやあ、興味がある事柄を次々に上げていて。
読みながら、 日本でなければ、 この国に住んで見たい~ いや、あの国が良いかも・・と
想像も膨らみます。
筆者の柳沢有紀夫氏が 最後に述べていらっしゃることに頷きました。
生活していての他国の値段の違いって、面白いですよね。
旅行的な側面だけでなく、
ちょっと生活に密着した お国柄というのが 分かるのが良いです。
そして、未来の我らの生活にもヒントになるようで・・・・・
付き合っていく外国人たちがどんな生活感を持っているのか知るのは大事ですね。
わたしたちが“世界を知る”となると、どうしてもTVなどで紹介する外面だけになりがちです。
読んでみたいです。