この『あなたを忘れない』はスピッツの『君を忘れない』から来ていた。
映画開始すぐの プサンの大学の授業中、教授がこの歌を韓国語で歌うシーンで分かる
너를 잊지 않을거야
この映画、事件の悲劇がわかっているだけに 見るのがつらかったのだが、 主人公の青年イ・スヒョン役のイ・テソンが 生き生きと演じていて素晴らしい映画に仕上がっていたと、ひどく感動して帰ってきた。
健康で体格が良く、性格も明るく スポーツもギターも上手い青年。 彼の人柄の良さが伝わって 彼の恋も生き方も応援目線で気持ちよく見れる。 彼の演技が心に響くのです。
2001年といえば、 韓流ブームの起きるちょっと前。
日韓両国の、『日本の歌を歌ったら、観客がひいたーー』とか 『韓国人嫌いダーー』という台詞。 胸が痛くなるが、リアルでこの映画の良い所。 スヒョンの日本の美しい場所を巡る旅も 恋人との旅も 祖父の面影を偲ぶ旅も
言い過ぎないリアリティーがあって 良かった。(両国間に横たわる感情の吐露、語学学校で、『ベトナム人に韓国人は嫌いだといわれてびっくりした』などの箇所です)
彼と知り合う日本の若者達も 自由ではあるが、心に傷を持っていたり、この二つの文化の違いがそれぞれを癒していくような力も持っている。
戦争の悲劇、真実から目をそむけてはいけないという 強い主張がある一方、 こういうことにあまり囚われていない世代が お互いに近寄っていって 素晴らしい何かが出来るのではないか・・・なんて予感を私はもらいました。
あの歌手の女の子、 どうしてもELTの持田香織とかに見えちゃうんですけど。
ストリートのバンドとかダンスとか 今だったら 韓国の方が盛んかも。 この数年の時間のずれも微妙に感じたり。
正直、やはり涙が出ました
で、この主人公のイ・テソン君が イメージがあまりついていない俳優さんで、この役にぴったり。 彼でよかったと思っています。 (以前、ヨンハファンは彼がこの映画に出演出来たらよいなあなんて思ってましたけど)
余談ではあるが、 週に1,2回は通る新宿の金券ショップ。 この映画、ずっと7百円代だったのが 690円、 ちょっと見るとある店で390円。 わたし390円で見てきました。 金曜日までだからというのですが。 もっと沢山の人が見ても良い映画ではと思いました。
アイドルだけが出るつまらない韓流の恋愛ドラマより ずっと良かった。
映画開始すぐの プサンの大学の授業中、教授がこの歌を韓国語で歌うシーンで分かる
너를 잊지 않을거야
この映画、事件の悲劇がわかっているだけに 見るのがつらかったのだが、 主人公の青年イ・スヒョン役のイ・テソンが 生き生きと演じていて素晴らしい映画に仕上がっていたと、ひどく感動して帰ってきた。
健康で体格が良く、性格も明るく スポーツもギターも上手い青年。 彼の人柄の良さが伝わって 彼の恋も生き方も応援目線で気持ちよく見れる。 彼の演技が心に響くのです。
2001年といえば、 韓流ブームの起きるちょっと前。
日韓両国の、『日本の歌を歌ったら、観客がひいたーー』とか 『韓国人嫌いダーー』という台詞。 胸が痛くなるが、リアルでこの映画の良い所。 スヒョンの日本の美しい場所を巡る旅も 恋人との旅も 祖父の面影を偲ぶ旅も
言い過ぎないリアリティーがあって 良かった。(両国間に横たわる感情の吐露、語学学校で、『ベトナム人に韓国人は嫌いだといわれてびっくりした』などの箇所です)
彼と知り合う日本の若者達も 自由ではあるが、心に傷を持っていたり、この二つの文化の違いがそれぞれを癒していくような力も持っている。
戦争の悲劇、真実から目をそむけてはいけないという 強い主張がある一方、 こういうことにあまり囚われていない世代が お互いに近寄っていって 素晴らしい何かが出来るのではないか・・・なんて予感を私はもらいました。
あの歌手の女の子、 どうしてもELTの持田香織とかに見えちゃうんですけど。
ストリートのバンドとかダンスとか 今だったら 韓国の方が盛んかも。 この数年の時間のずれも微妙に感じたり。
正直、やはり涙が出ました
で、この主人公のイ・テソン君が イメージがあまりついていない俳優さんで、この役にぴったり。 彼でよかったと思っています。 (以前、ヨンハファンは彼がこの映画に出演出来たらよいなあなんて思ってましたけど)
余談ではあるが、 週に1,2回は通る新宿の金券ショップ。 この映画、ずっと7百円代だったのが 690円、 ちょっと見るとある店で390円。 わたし390円で見てきました。 金曜日までだからというのですが。 もっと沢山の人が見ても良い映画ではと思いました。
アイドルだけが出るつまらない韓流の恋愛ドラマより ずっと良かった。
あの映画は99%フィクションです。
実話(事実)とは全然違います。
全くリアリティーなどありません、全て偏見と捏造です。
唯一あってるのは「李秀賢さんが助ける為に命を落とした」の一点だけ。
同時に助けに飛び込んで死んだ関根さん(日本人カメラマン)の存在が“なかった事”になっています。
主人公も実際の李さんとは全くの別人、恋人も韓国人です。
その他諸々の設定も家族も事情も全てフィクションです。
・ホームには人は殆どいなかった(新大久保駅はラッシュ時以外駅員がいない。
・タクシーにぶつかった事件はあったけど、倒れたイさんを車から出てきた客が抱き起こしてくれた。警察で調書もとった。イさんは酒を飲んでいたので言い分を聞いてもらえなかったから悔しがっていたけど、差別用語など受けていない。
・日本が嫌になったんじゃなく単なる正月帰省。
・電車が来るまで7秒も無い。
・イさんは電車の前に立ったのではなくホームのすぐ下にいた。
・顔がめちゃくちゃに潰れていたけど、体はきれいだった。(要するに最期の7秒間、向かってくる電車に両腕を突き出し、止まるようにと懸命な合図を送り続けたのは完全にウソ)
こうして誤解され、関根さんの存在が軽んじられ、差別感が捏造されていくのが映画なんかより余程切ないので、僭越ながら書かせていただきました。
私もフィクションのつもりで見てきました。 上の記事のリアリティーは両国に横たわる気持ちの事です。 「ベトナム人に韓国人は嫌いだと言われた・・」などの箇所です。
この映画のエンディングにはちゃんと関根さんのお名前も書かれていましたし、 線路に飛び込んだ人は二人でした。 そして、映画の中にもフィクションだと明記されていました。 私もこの事件を題材にしたフィクションとして見てきました。
ただ、そこに流れるメッセージ、製作者の希望のような物は気持ちよく素敵なプレゼントのように思っています。
関根さんとイ・スヒョンさんの二人がホームから落ちた人を助けようとして命を落としたという事実と、その後ご両親が中心となってアジア留学生の為の支援団体が出来、今でも募金を中心に長く活動しているということしか知らない私ですが、このお二人の勇気ある行動にはただただ感謝の気持ちでいっぱいになります。
この映画は、間違った事実を広めようとしたわけでもなく、日韓の深い溝を埋めようとした大それた思いがあったわけでもないでしょう。
韓国から大きな夢をもって日本へやってきた留学生のあまりにはかない一生を、忘れずに心の隅において欲しいという思いだけなのではないかと。
日本人監督でありながら、反日のような台詞が多いとの批判もありますが、それもこれも全て含めて過去を振り返り、これから先を見つめていきたいと思ってます。
いい加減な事ばかり書いている私のコメントですが、流石、ぶーさんのコメントは重みがあります。 ご両親はどんな気持ちだろうと思っていたのですが、留学生の支援の活動もされているのですか? 前向きで嬉しいです。
一人の命を救うために勇気ある二人の方が命を失ったーー 先日の警察官の方が踏み切りで亡くなった事故も思い出してしまって。 こういう時、どういう風に対処したら良いのだろうなんて考えています。
映画は日韓の反感的なものも隠さずにでもそこだけにスポットライトを当てるのでもなく映し出していたし、そこに登場する若者達。 あまりそういう気持ちに染まっていなくて、人生とかこれからの仕事とか真面目に考える姿に、 時には自分の子供達の気持ちとかを垣間見るような気持ちで見ました。
壊れたおっさんを演じていた竹中直人、仕事で韓国に良い印象を持っていない彼が、この青年の真面目な頑張りと家族の大切さを教える姿を見て変わって行って・・。出来すぎではあっても、 韓国人ならば家族の大切さは伝わるだろう、 そして、ビジネスマンならばそういう嫌な印象も持っていたであろうと。
悲しいドラマなのに、何故か心の中は暖かくなってもっと沢山の人に見て欲しいなあと思って帰ってきちゃいましたよ。
屈折していた人の心の中も何か、まともでまっすぐで前を向いていく・・・
映画的にはルー大柴が良い演技をしていました。上手かったわ。音楽を夢見る人たちの難しさも垣間見るようで。 友達の息子や娘の事も思い出したりしちゃって・・・
見終わって誰かと喋りたい、語りたい・・って映画なのかもしれませんね。