今年は行ける時には、母を連れて小旅行をしたいと思っています。
年明け、第一発目は柳川。
おりしも、我々が宿泊した翌日1月11日は 北原白秋の映画「この道」の公開日となり、地元のフリーペーパーを見ていて、「この道」タイアップイベント、 白秋生誕祭に豪華キャスト登場!とか
すっかり自分たちが行っている間だと舞いあがって、 「どうする観光?」
見れるんだったら、映画見て舞台あいさつの方が良いよねえ~と
ミーハーを舞いあがらせておりました。
西鉄福岡からの電車で西鉄柳川へ向かう電車の中でよおく読み直すと 1月25日にと
母が電車の中のまどろみから起きたら、 「ごめんね~~」と
がっかりさせたことでした。
そんなこんなですが、 柳川は見どころ一杯。
お宿はかんぽのお宿、 ここの周りに見どころが集まっているようです。
駅で情報収集したところ。 この時期の炬燵船でお宿近くまで行けるので、それがよいのでは?と言われましたが。
おりしも、雨が降り出し、 このままではこたつ舟はでないということで、 改めて、駅にもどり、タクシーにて、お花まで
柳川藩主立花邸 「御花」です。
藩主 立花氏が政務の疲れをいやし、家族と過ごすための場所としての屋敷で、明治時代になると迎賓館としの役目があったそうです。
掘りで囲まれたあたりの情景と調和して、 映画やドラマのロケにも使われているそうです。 資料の展示室では雛人形のほか、干支の猪も。
沢山甲冑の頭の部分が掛った廊下 大広間。 洋館前の蹉跌と
こちらから、船も乗れるようです。
この日は、御花の観光一つでお宿入り。 4時半になり、時間的にはグッド。
このあたりでただ一軒温泉があるという 簡保のお宿のお風呂は、お肌がつるつるで、 屋上の展望風呂のほか一階の露天風呂と2か所楽しめます。
翌朝、雨はあがり、よい天気になりました。
こたつ舟が楽しみです。
お宿で割引で10時のお船を予約し、 ホテルまで送迎付きで助かります。
ゆっくり朝ぶろと朝食を楽しみ、
御迎えを待ちます。
お兄さんが迎えに来てくれました。
なんと、この日は我ら2人だけ。
船着き場につくと、 私たちが申し込んだ1500円(サービス価格1300円)は 人が集まるまで待たねばならず、一回りするのに、一時間半はかかるそうです・・・。が。
今すぐ短いコースだと900円で2人だけで船を出してくれるそうです。さ、 どうされますか?
さ~~ そりゃ、今すぐ乗るに決まってるでしょうが。
駅の方まで行くわけではありませんが、御花とかんぽのお宿の周り、 御堀の中を狭い橋の下をくぐり、お兄さん(ドライバーさん兼用)の面白い話や歌を聞きながら、十分楽しませてもらいました。
38歳のお兄さんが婿養子であることや、一生懸命、仕事もしながら、子育てもしながら、家事もしていることや。
船頭の仕事が 福岡の掘りや、青森まで出張で船を運んで行ったりすることもあるとか。 船はこんな狭い場所に行けちゃうの?って進みます 私たち、頭を低くして寝たりします。 先頭さんだけ橋に登って、飛び降りたり。パフォーマンスも楽しめます。
母の名前を入れて歌を歌ってもらったり。
ありがとう。
その後、北原白秋の生家へ。
こちらの酒屋さんが彼のお家、勉強していた部屋や落書きが残っていたり、資料館もあり、私たちが小さいときに聞いていた色々な童謡は、ほとんど彼の詩だったのかと驚いたり、
そうだ! 「この道」を見に行こうと気分が高まりました。
この後、お昼に皿屋 福柳さんで、 素晴らしいインテリアでした。 柳川の最後、落ち着いた雰囲気で一休み、 鰻おにぎりのはいった うなむす昼膳を頂きました。
もう一度、舟屋やさんまで戻り、 船頭さんに、簡保の宿まで送ってもらい、バスにセーフって感じで滑り込みました。
帰りの電車、バスの繋ぎもスムースで母との楽しい旅も終わり・・・
ところで、母ではなく、私の調子がいまいち、 風邪をひいてしまったようです。
情けないと思いながら、 母にいたわってもらいました。
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