「母さんに角が生えた」・・・最終回まで

韓国ドラマは、ホームドラマが楽しいです。

この主人公の母さんは今年63歳。

彼女の人生は　お金持ちでもなく、性格の良い亭主と結婚し、姑の世話をし、義弟の面倒も見、　3人の子供をしっかり育て、今は、舅とクリーニング屋を経営する息子夫婦と暮らしています。　　

同じ敷地には、亭主の双子の妹の家があって。

何か事が起きると、　この家族も一緒になって、楽しみも笑いも倍。　悲しい事もその分だけ　お互いに背負ってくれ、　

でももちろん、煩わしい。

正直、振り回されずに自分の時間が持ちたい！


このドラマを見て共感できる世代は　とても幅が広いようです。
主人公の主婦。
恋愛中の舅　
恋愛から結婚世代の子供。

子供も出来ちゃった結婚。
離婚経験のある男性との子付き結婚。
格差婚。

テーマは誰にでも共感できて、どこにでもありそうで。

それでいて、毎回新鮮。

あっちこっちの場面で「そうだ、そうだ」と思って笑ったり・・・・
家族の濃さにびっくりしたり。


最近、とても感動したのは、
長女の再婚相手の子供が　母親との別居を断るシーンです。
大人はそれぞれの事情で。子供の事を考えるのは当然なのですけど。
最後、娘のソラが実母に「父と暮らす方が　オンマに良い事だと思って」という台詞。　　　
このドラマ、大人の俳優が素晴らしいのは分かっていたのですが、ソラを演じていた子役ちゃんが　難しい役柄を上手に演じていて心に染みました。

最終回も・・・
　一人の時間が欲しくて長期休暇をとって一人暮らしを始めた母が
結局、家に戻ってくるようになります。

「取り立てて幸せって程じゃないけれど、　不幸では無い。今の幸せに感謝しよう。　　　ただ、もう一回生まれてくるなら自分としての人生を生きてみたい。」


話しの節々で　共感する所がテンコ盛りでした。
子供に対しても、　どの子にも同じに接してきたという親に　時々爆発する不満。
そして、その後の謝罪。　反省。

心配していたヨンミの姑。
独裁者のような彼女にたいして、舅もヨンミ自身も距離のとり方、主張の仕方を身につけてきたようです。

家族の中にあって、
時々は爆発させたい気持ちと、その折り合いのつけ方。
家族の一人一人のバイタリティー、たくましさ。
台詞にこぼれる本音・・・　　

横で一緒に見ていた亭主とは共感する所が　違う時も・・・・（笑）

どの登場人物も可愛く、憎めない愛すべき人たちで。
毎日が一生懸命で、　前向き。　　
泣いたり笑ったり怒ったり・・・。

もう一回ぐらい　どこかでこの家族に会って見たいと思っています。

2008年　映像グランプリ大賞受賞の記事・・・ここ

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*出演の男性俳優さんの年齢の記事・・・ここ
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