ボラ3日目は,避難所への物資配送のお手伝いをすることにしました.
GW中にエリア内の全避難所を訪問したいとのことで,この日は20台くらいの車が
準備されました.
チャココ号は,ネコ用物資を満載して,動物救護センターを出発です.
[ネコちゃん,待っててね~]
今回は,この動物救護センターでいっしょに活動しているJARFさんのチームに参加です.
[JARFさん,長崎から参加しています!]
市の中心部の沿岸部に入っていくと,津波によるすさまじい光景が続いています.
[石ノ森章太郎記念館の建物だけがかろうじて残っています]
橋はうねうねで,通って大丈夫なのか少し心配になります.
信号もまだ点いていない交差点もあります.
町には泥かきボランティア隊の若者達が出動していました.
でも,被災家屋が多すぎて,全然人出が足りないように感じます.
このGW,ボランティア渋滞とかのマスコミ報道があって諦めた人も多いと思います.
でも,30日は渋滞ゼロでしたし,あと100倍の人が来ても足りないように見えました.
道路からまだ水が引いていない所があります.
一ヶ月以上たっているのに,まだまだこのような状況です.
片付けるための人手が足りないのです.
最初に避難所になっている湊小学校に寄りました.
ここは沿岸部で,周囲は壊滅的な被害で,この学校も1Fは被害を受けたようですが
今は校舎全体が大きな避難所となっていました.
動物物資が届いたという校内アナウンスが入ります.
[津波が襲った時間でしょうか,時計が止まっていました]
湊小では他の車が物資を降ろして,チャココ号は内陸部の避難所に向かいます.
途中,南の空に珍しい虹雲が出ていました.
こんな光景の中で見ると,特別な意味があるように感じてしまいます.
[彩雲というらしいです.初めて見ました]
内陸部の大小の避難所を7カ所ほど回りました.
代表者や管理人に,動物の有無を確認し,必要な人に物資の提供や救護センターの
紹介をしていきます.
内陸部では,ワンちゃん,ネコちゃんはさほど多くはありませんでしたが,
犬用のエサ,ケージ,リード,おやつなどを提供すると,飼い主さんらにはとても
ありがたいと感謝されました.私たちは運んでいるだけなのでちょっと恐縮してしまいます.
閉鎖された避難所もあり,徐々に震災前の状態に戻ってきているのかもしれません.
[ある避難所の裏で飼われていた人なつこいコーギー君]
[避難所生活が早く終わるといいね]
今回,ネコはほとんどいなかったので,チャココ号の荷物は
センターの倉庫に戻して3日目の作業終了です.
最終日は,お昼までなので,午前の犬の散歩のお手伝いをしました.
今日は犬舎の大掃除を実施するということで,お利口な柴系保護犬と,
1時間半も散歩させてもらいました.
この子は,マテ,オテ,オカワリもばっちりできています.
[早く飼い主さんが見つかるといいね!]
名残惜しいのですが,センターを後にしました.
本当に微力にしかなりませんでしたが,それでも来て良かったと思いました.
時間がとれれば,また来てもいいと思います.
でも,ここの敷地の借用は3ヶ月間だけだそうです.
GW後はボランティアさんも激減するでしょうし,
スタッフさんたちもずっと続けるのは難しいと思います.
この先が少し心配です.
離れても何かできないか,見守っていきたいと思います.