ちゃび育児日記

愛犬ちゃびの成長を記録

別れ

2020年12月19日 | 成長記録
予感はあった
なので、着替えずにいた
そんな気がしていた

家の固定電話が鳴った
携帯では無かったが、相手に心当たりがあった
電話に出るとやはり病院から
緊急処置をしていると
すぐに行きますと返事して慌てて家を飛び出した
病院に着くまで、涙は出なかった
もうわかっていたから

処置室で面会したちゃびは心臓マッサージを受けていたが
もう旅立った後なのはすぐにわかった
目を開け、口には管が挿入され、痛々しかった
何と声を掛けたのか覚えていない
冷静に対応出来ていたと思う
ちゃびは逝ってしまった
私を1人にして逝ってしまった

体を綺麗にしてくれると言うのを断った
今まで美容院にも連れて行ったことが無いんだもの
自分の手で綺麗にしてやりたかった
口とお尻にコットンを詰め込み、
処置される様をぼーっとみていた
あぁ本当に死んじゃったんだね
わかっていた
今朝、先生の話を聞いた時からわかっていたけど
昨日の私には信じられない
一昨日の私には想像もつかない
こんなに急に死んじゃうなんて
私が選択を間違えたせいだ
入院させるんじゃなかった
あの日、元気だったちゃびに点滴は必要なかったんじゃないか?
あの後から呼吸がおかしくなった
もっと早く、仕事を辞めて一緒に過ごしていれば
こんな事にはならなかった
考えても仕方が無いのに
ああしていれば、こうしていればと
後悔ばかり
死んでしまった時間はよくわからない
おそらく午後8時ごろ
ちゃびは一人で逝ってしまった

家に戻り、大声で泣いた
誰も居ない家で
ちゃびを初めて連れて帰って来た日の事を思い出していた
棺からちゃびを出し、抱きしめた
力なく首がうなだれていた
まだ少し温かいような気がした

帰りの車の中で着信があったのを思い出し確認すると
岡山に居る弟から
誰かにちゃびの事を告げたくて返信した
呑気な声が聞こえたが、ちゃびが亡くなった事を告げると
驚いた様子だった
弟に告げるともう涙が止まらなかった
声を上げて泣いた

電話を切り、ちゃびの体を綺麗にしてやることにした
何かしてやりたかった
浴室に入り、シャワーを使い
シャンプー、リンス
ちゃびの大嫌いなシャワー
いつも噛まれながらちゃびをシャンプーしてた
でも、今日はもう噛んでくれない
嫌がってもくれない
されるがままだ
玄関から音が聞こえた
岡山の弟から聞いたのだろう
慌てて地元の弟が駆けつけてくれた
正直、ありがたかった
一人では辛かった
濡れたちゃびをドライヤーで乾かすのを手伝ってくれた
シャンプーしたおかげでとても綺麗になった
どう見ても寝ているようにしか見えない
だけど、もう動かない

ちゃびを抱いて、お腹の上に乗せて
子犬のころの写真を見た
ちいさくてモフモフして、可愛いちゃび
家に来たばかりのころのブログを読んで
色々思い出した
昔からよく泣く子だった
小さいころは中々ご飯を食べてくれずに困らされた
おしっこの失敗も多かった
拾い食いにも悩まされた
色んなことがあったね
でも
もうお別れなんだね
早すぎるよ
こんなに急に逝ってしまうなんて
私を看取って欲しかったのに
なんで先に逝っちゃうの?
そう思いながら、ちゃびを残して逝くのではなく良かったと思う自分が居る
ちゃんと送ってあげれるから
大丈夫だよ、私もそう時間を措かずに行けると思う
虹の橋でチャムと
お兄ちゃんと待っててね
一緒に遊ぼうね
ずっと一緒に居ようね


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