消費者金融と広告

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個人ローン、大手サラ金から銀行系サラ金、クレジットカードへシフト

2006-12-26 07:28:30 | Weblog


12月5日の日経新聞に個人ローンの利用者がアコム、プロミス、武富士、アイフルなどの大手サラ金業者からモビット、アットローン、DCキャッシュワンなどの銀行系サラ金やUFJニコス、クレディセゾンなどのカード会社に移行しているとの記事が載っていました。

大手サラ金の無担保ローンの本年9月末の貸出残高は5兆3900億円で、前年度から比較すると3%も減少しているそうです。
しかも、4~9月の新規顧客は22%も減少しているそうです。

一方、大手銀行がサラ金業者と一緒になって設立した銀行系サラ金会社は、急激に残高を伸ばしています。
積極的な広告宣伝をしている旧UFJ系のモビットは9%伸びて、2300億円で3社のうちで最大です。
伸び率が20%と最高なのは、三井住友系のアットローンで1300億円になっています。
旧東京三菱系のDCキャッシュワンも18%伸び、800億円となっています。

また、カード会社のキャッシング残高も伸びていて、UFJニコスは、14%伸びて6500億円、クレディセゾンも11%伸びて5800億円となっています。

キャッシング残高は、金額的にはカード会社の方が銀行系サラ金よりも遥かに大きいのですが、貸出金利はカード会社が20%台、銀行系サラ金は15~18%なのですが、貸金業法の改正により上限金利が15~20%に下がるとなると調達金利の問題もあり、この先、大きな業界再編が起きると思われます。