
この曲は、Chicagoのアルバム「Hot Streets/ホット・ストリート(シカゴ12)」に収まっている曲です。
私がこの曲に出合ったのは、リリースされてから10年程経った後の、確か1988~1989年頃のこと。
以前にも触れましたが、当時の私は大学生で、自分がまだ持っていない・知らないPeterの歌声を探しながら、ニューアルバムのリリースを待ちつつ、まだ持って無い、ソロ1stアルバム「夢のライムライト」を探し求めていました。もちろん、Chicago時代のブラスロック中心であろうアルバム内に、当時の自分好みの曲がないかと、期待をしつつも、Chicagoの初期アルバム(タイトル1桁代:シカゴ1~9)はブラスロック色が強く、何故か古くささを感じてしまい購入する気になれず、シカゴ16に近いそれ以降(タイトル2桁代:シカゴ10~13)をどうするか迷っていました。
また、当時の私はホテルのベルボーイとうどん屋のバイトを掛け持ちで、自力で大学に行きながら、憧れの短期留学&ホームステイにむけてお金を貯めていて、節約生活でケチケチでしたしね。。。
そんな日々の合間に、うどん屋のバイト終わりの隔週おきぐらいに、近くにあった『タワーレコード』へ立ち寄るのが、楽しみの一つでした。
店内に入るとまずは、Chicago、Peter Ceteraのコーナーに行き、何か新しい物は無いのかと探すのが日課。。。
その際に、毎回気になり、手にとって購入しようかと迷い続けていたのが、このアルバム「Hot Streets」「Chicago13」でした。写真にあるように、そのジャケットのメンバーの陽気な絵柄や、雑誌とかでの音源に対する評価コメント等の情報(当時はネット等も無く試聴できる環境へたどり着けなかった・・・)から、中の曲が聴けず、自分が期待する、Glory Of LoveやNext Timeのような曲は、入っていなさそうで、中々購入する勇気が出ずにいたと、記憶しています。
当時、Chicagoの古いアルバム(Chicago13以前)は、CD化はされていましたが、確か国内盤は一旦全て廃盤になっていた時期で、店頭には米国の輸入盤しか売っていなかったように記憶しており、それも購入の決心を鈍らせていたと思います。(輸入盤はパッケージが雑な上、ライナーノートが無いですしね・・・)
ご存知の方は多いでしょうが、当時の米国盤のCDは細長い長方形の紙のボックスに入っていて、ホットストリートやChicago13のボックスを何度、手にとって買おうか迷い、やめて帰ったことか。。。
そして、何がきっかけだったのかは思い出せないのですが、ある時ついに!、多分お金に少し余裕ができたか、ホームステイが実現して落ち着いたか何か、背中を押されるタイミングがあって!思いきって購入したのだと思います。
初めて、アルバムを聴いた時の印象は、確か事前に思っていたよりは、まだブラスロック色は少なく感じたと思います。ブラスロック色はありながらも、当時の自分が唯一受け入れられたのがこの曲でした。今となっては、何度も聴いているうちに、当時の懐かしさも加わり、ようやく曲として聴いてて、心地がよく、癒される感じとなっています。
曲のタイトルを改めて確認すると、直訳が結構壮大で、『地球上で、最も偉大な愛!』でした。
もし日本語でこんなタイトルの邦楽曲があったら、誰もピント来ず、中々バラードだとは思いませんよね!
曲の中では、若くて まだ歌声が完成される前のPeterが、叫ぶように歌う歌声ですが、それでも、やはりPeterの歌声に変わり無く、ブラスがバックにあって、やはりChicagoの曲ではあるのですが、ボーカルはPeterオンリーなので、実質、ソロ曲かのように聞こえます。。。
以下リンク貼っておきますので、ご存知ない方は是非試聴してみて下さい。