「資格検定情報センター」準備事務局より

各種資格・検定の情報を分析し、信頼性の高さや疑問点の有無を報告します。

多摩・武蔵野検定

2008-10-27 22:56:14 | Weblog
2008年10月27日、読売新聞の夕刊に「多摩・武蔵野検定 初回は1300人が受検」という記事が掲載されました。
同じ日の読売新聞朝刊には「検定試験を検定-文科省が指針」という記事が掲載されます。
民間の資格や検定に対して存在意義が問われている現在、新聞での取り上げ方にも注意が求められます。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20081027-OYT8T00122.htm?from=navr
■多摩・武蔵野検定 初回は1300人が受検
 多摩地区の歴史や文化などをテーマにしたご当地検定「多摩・武蔵野検定(愛称・タマケン)」が26日、調布市の電気通信大で初めて行われ、1329人が受検した。受検者からは「地元のことを知るきっかけになり、楽しかった」という声が聞かれた。
 多摩地区の魅力を再発見し、愛着を持ってもらおうと、自治体や大学、企業などでつくる「学術・文化・産業ネットワーク多摩」が主催した。今回は、基礎的な内容の3級のみ実施。受検者は100問の択一式問題を90分以内で解き、正答率7割以上で合格となる。結果は11月中旬、同検定のホームページ上に掲載され、合格者にはテレホンカードサイズの「合格証」が送られる。

(2008年10月27日 読売新聞)


<参考>
多摩・武蔵野検定公式サイト
http://www.tamakentei.jp/



文科省が検定試験を客観的に評価するためのガイドラインを策定

2008-10-27 22:29:25 | Weblog
文部科学省も現在の民間資格や検定試験の乱立状態を問題視しています。
しかしまだ資格検定業界に対して大きな変革を求めてはいません。
状況を調査しながら輪郭をなぞっているような状況に見えます。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081027-OYT1T00412.htm
■検定試験を「検定」します…文科省が指針策定
 文部科学省は、資格ブームなどの影響で増え続けている、検定試験の質を客観的に評価するためのガイドライン(指針)を策定した。
 全国規模で実施している検定を中心に、出題内容や財務状況など5項目について検定の実施者が自己評価し、その情報をパンフレットなどで公開するように促している。
 検定試験は、かつて文科省による審査を通れば「文科省認定技能審査」と認定されたが、規制緩和の一環として2006年にこの制度が廃止され、客観的な評価基準がなくなった。
 文科省は5月、学校関係者などによる「検定試験の評価の在り方に関する有識者会議」を設置して議論を重ねてきた。この結果、検定の評価対象の項目として、〈1〉検定を実施する組織や財務の状況〈2〉試験の目的や出題内容〈3〉試験の実施状況や結果公表の透明性〈4〉受検者の意見や活動状況の情報収集と公開〈5〉検定後の受検者への情報提供などの学習支援――の五つを決め、これらの項目に関する自己評価を検定の受検者に明示するように求めた。
 当面は、検定の実施者による「自己評価方式」を採用したが、いずれは、外部の第三者機関を設置して評価することを目指す。
(2008年10月27日14時48分 読売新聞)



大学と市が共催する検定(西宮検定)

2008-10-27 22:21:55 | Weblog
ご当地検定といえば各地の商工会議所が有名ですが、大学と市の共催というあたらしい形の検定もはじまりました。
四択問題五十問。関学の学生がゼミ活動の一環として作った検定試験のようです。

兵庫の関西学院大学は関東では知名度があまり高くないのですが、「カンセイガクイン大学」と読みます。
大阪の関西大学は「カンサイ大学」。
どちらも関西の人気大学です。
関西学院大学は青山学院大学、関西大学は明治大学に似た印象です。

<神戸新聞の記事>
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0001541377.shtml
神戸新聞>阪神・北摂記事>阪神・北摂(2008.10.27)
■初の西宮検定に170人 芦屋検定は上級編も 
真剣な表情で難問に挑む受検者ら=関西学院大学上ケ原キャンパス
「甲子園球場のスタンドが禁煙になったのはいつ?」「芦屋の牧場で製造されていた牛乳の名前は?」。西宮、芦屋の両市で二十六日、地域の名所やゆかりの人物について問う“ご当地検定”があり、市民ら計二百七十人が参加した。地元愛の深さが試されるとあって、受検者はみな真剣な表情。主催者が厳選した問題に頭を悩ませていた。(小川 晶)
 関西学院大(西宮市)の上ケ原キャンパスで開催された「西宮検定」。同大と市の共催で、初めて実施した。
 問題は、同大の講座「地域フィールドワーク西宮」を受講した学生が考案。「灘酒」「西宮えびす」「甲子園」の三つのテーマを柱に、四択問題五十問が出題された。
 受検者らは、開始直前までテキストを読み返すなど、緊張した面持ち。午後二時、開始の合図とともに、十三-八十歳の百七十人が一斉に問題用紙を開いた。
 「『宮水』を発見した人物は?」「『十日えびす』の別の呼び名は?」など、テーマを深く掘り下げた問いがずらり。写真の並べ替えや、正しい記述の組み合わせを選ぶ入試のような出題もあり、「難しかった」と苦笑いする受検者もいた。同市南甲子園三、会社員藤井亮介さん(33)は「(合格ラインの)七割に届いたかどうか微妙。作り込まれた問題ばかりで楽しかった」と話していた。
 一方、今年二月に続き、二回目となる「芦屋検定」は、芦屋市民センター(同市業平町)など二会場で開催。新たに設けた上級編に、愛知県から参加した人もいた。
 両検定ともに、合格者には後日、合格証などが送付される。
(10/27 10:20)


<参考>
西宮検定(西宮検定学生実行委員会)公式ブログ
http://ameblo.jp/nishinomiyakentei/