写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

「メタンハイドレート」 と 「メリー・ポピンズ」

2014年12月30日 | 随想

 


 

チムニー ・・・

 

 

京都新聞のコラム「凡語」(20141226日)のテーマは

ヤヌス

 

もとは門の守護神で、前後を見る二つの顔を持つ。

一年の終わりと始まりの境界に位置するともされ、

過去を振り返り、未来を見つめる・・・

 

1月の英語Januaryの語源となったローマ神話の神である。

 

後を見る顔も持ち、過去を振り返りながらも、前を向き未来を見つめる・・・・

1月にふさわしい神と言える。

 

 

未来への明るい話題として、世界有数の埋蔵量が予想されている

メタンハイドレートがある。

 

 

経済産業省・資源エネルギー庁は20141225日、秋田沖と

上越の沖合で表層型メタンハイドレート地質サンプルを採取した、と発表。

日本海側では初となる。

 

経産省のHPでも「表層型メタンハイドレートの調査を行った」との

ページを開設した。

 

メタンハイドレートは、メタンガスを水の分子が かご状の構造で取り囲む

構造をしており、燃えた後には水しか残らないという物質である。

(「メタンハイドレートとは何か?」)

 

(メタンハイドレートの結晶構造)

 

 

太平洋側で確認されたメタンハイドレートは「砂層型」という鉱脈であり、

広い範囲に渡って分布しているのが特徴であるが、一度 採取したら、

それで終わりという鉱床なのに対し、日本海側の「表層型の鉱床は、

海底からメタンハイドレートの「柱」(チムニーが立っていて、

常に下からガスが湧き出てハイドレートが作り続けられており、

いわば地球の活動が続く限り生成されるという。


埋蔵資源というものの常識を覆す」ほどの量になるだろう、

独立総合研究所の青山繁晴)という優れもの。

 

 

 

そのため、

太陽光のような事実上の“無限エネルギー”になる可能性を秘めている

表層型」メタンハイドレートは、日本のエネルギー問題の救世主となり

得る、実現化の可能性も高い「夢のエネルギー」なのである。

 

 

 

ところで、

チムニー」と言えば、ディズニーのミュージカル「メリー・ポピンズ」で

歌われていた「チム・チム・チェリー」。

 

 

 

 

 

「煙突掃除人と握手をすると幸運が訪れる」

という伝説を基にして作られた歌だそうで、上記の動画でも

Good luck will rub off when I shakes hands with you

と歌っているし、開始30秒あたりから、会う人たちが次々と わざわざ

握手を求めて近づいてくるのだが、昔から、映像を見ていて何気なく、

何故 握手をしに来るのかな?と、漫然ながら感じてはいた。

 

Good luck will rub off when I shakes hands with you

 

 

それよりも印象が強かったのは煙突掃除屋のバートを演じていた

ディック・ヴァン・ダイクの「足の長さ」だった・・・ (>_<)

彼はオランダ系というから世界一の高身長 のDNA。足も長いはずだ。

 

 

彼の歌う英語の発音は、どことなく訛ったクイーンズイングリッシュに

聞こえたので、イギリスの片田舎ででも生まれたのかと思っていた

のだが、Wiki によれば、生まれはアメリカ・ミズーリ州であり、

「メリー・ポピンズに出演することに備えて本格的なイギリス英語の

レッスンを始めた」らしい。

 

しかし、イギリス人たちからも「映画で話していたイギリスアクセントは

イギリス英語らしくない」と指摘を受けていたそうで、その理由について

「英語の先生が実はアイルランド人だったから」と冗談げに話しているとか。

 

違和感は当たってたようだ。

 

 

 

煙突掃除人が幸運のシンボルと言われるのは、

煙突の中の邪悪なものをはらい落とすことで、その家に幸運が訪れる

との いわれからだとか。

 

クリスマスツリーに飾る木工芸品で、上下黒い作業服にシルクハット

姿をしているものがある。ラッキーアイテムだそうである。

 

それで、握手を・・・

・・・・・何十年も経ってから、「そういうことを表していたのか」と

あらためて知ることが結構 多い。

 

 

童謡とか小学校唱歌でさえ、今更ながら歌詞の意味を理解したりする。

・・・・・世の中、知らないままに終わっていくことはメッチャ多いのだろうなぁ、

と思わざるを得ない。

 

 

メリー・ポピンズ」は、作られたのが1964年。

2014年には 50周年記念版 も出た。

 

(1分35秒あたりから雲の上で化粧するMary Poppins が出てくる)

 

初めて観たのは、たぶん、制作された年の翌年。

 

A Spoonful Of Sugar」や、「Feed The Birds」、「The life I lead

Let's Go Fly A Kite」、「A British Bank」など、大好きになった歌が

たくさんあった。

 

ウォルト・ディズニー本人も、「Feed The Birds」が最もお気に入りだったらしい。

https://www.youtube.com/watch?v=6N8gxasNYYM の2分15秒あたりから)

 

ただ・・・話題になった「Supercalifragilisticexpialidocious」については、

 あまり興味を引かなかった・・・・。

 

 

もう、50年になるんだなぁ・・・・・。

 

 

 

「メリーポピンズ」を検索していると、

浅田真央 NHK杯 EX メリーポピンズメドレー

が、いくつもヒットする。

 

どこかのコメントにもあったが、この演技は、

「メリーポピンズ」の音楽に合わせて優雅に、時にコミカルに舞う

真央の「神がかり的な可愛さ」が堪能できるとともに、表現力豊かな

彼女には、こういうミュージカル・ナンバーの選曲がピッタリなんだな、

ということを再確認させてくれる。

 

 

・・ほれぼれするする滑りだ。