春寒の候. 立春とはいえ、まだまだ寒い日が続いて
おりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか・・・
時機を失した年賀状は「寒中見舞い」とされ、立春の
前日(2月3日)ごろまでに出すものとされるが、その
タイミングもはずしてしまったら―― 「余寒見舞い」。
その余寒見舞いの冒頭で、時候の挨拶として用いられる
定番の文言が、「春寒の候. 立春とはいえ・・・」
立春とかの二十四節気(にじゅうしせっき)には、いくつかの
定め方があるが、最も一般的なのは、太陽が1年間に回る
軌道の位置を、春分のときを基点として24等分に区切り、
360°/24 =15°ずつに、それぞれ季節を表す名称をつけた
ものである。
立春は、315°に位置する。
見方としては、
太陽が、たとえば冬至の位置にあるときに、
地球の軸が1回転すれば「1日」となる。これでは、北半球には
あまり陽があたらない、という感覚がつかめるだろうか?
逆に、夏至のころは、多く恩恵を被ることになる、という図である。
旧暦では、月の満ち欠けを主な基準にしていたため、暦と季節感覚に
ズレが生じることもあったが、二十四節気は 「太陽の位置」を
基準にしているので、農作業とかには非常に役立った。
・・・どうして太陽の位置を知ったのか、を書き出すと長くなるので
割愛させていただくこととして、夏至と冬至は「二至」、春分と秋分は
「二分」と呼び、併せて「二至二分」と呼ばれた。
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」は「四立」、「二至二分」と「四立」を
あわせて「八節」とされていた。
その年によって多少の変動はあるが、太陽の見かけの位置と、
2014年の日付(日本時間)は、下記のとおり。
小 寒 |
285 ° |
1月05日 |
大 寒 |
300 ° |
1月20日 |
立 春 |
315 ° |
2月04日 |
雨 水 |
330 ° |
2月19日 |
啓 蟄 |
345 ° |
3月06日 |
春 分 |
0 ° |
3月21日 |
清 明 |
15 ° |
4月05日 |
穀 雨 |
30 ° |
4月20日 |
立 夏 |
45 ° |
5月05日 |
小 満 |
60 ° |
5月21日 |
芒 種 |
75 ° |
6月06日 |
夏 至 |
90 ° |
6月21日 |
小 暑 |
105 ° |
7月07日 |
大 暑 |
120 ° |
7月23日 |
立 秋 |
135 ° |
8月07日 |
処 暑 |
150 ° |
8月23日 |
白 露 |
165 ° |
9月08日 |
秋 分 |
180 ° |
9月23日 |
寒 露 |
195 ° |
10月08日 |
霜 降 |
210 ° |
10月23日 |
立 冬 |
225 ° |
11月07日 |
小 雪 |
240 ° |
11月22日 |
大 雪 |
255 ° |
12月07日 |
冬 至 |
270 ° |
12月22日 |