写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

・・・まっし、・・・られ

2016年03月27日 | 随想

 峠を挟んで、言葉が変わる。石川は「ゆっくり しまっし」で、富山は「やわやわ しっしゃい」。県境を走る列車に、そんな楽しい中づりポスターが登場したそうな・・・北國新聞2016年3月3日付きょうのコラム『時鐘』の書き出し部分から引用した。

 

何となくわかるような気もするし、でもちょっと首をかしげたくもなる指摘である。金沢弁でも「やわやわぁっと やんまっしね。」というふうに使う、と金沢弁一覧表のサイトに出ているし、富山県でも西部地域以外は「~ しっしゃい」よりも「~ しられ」という使い方のほうが一般的ではないか?と思ったりもする。「~まっし」こそは金沢弁を代表するものと思うが、それに匹敵する富山弁といえば「~られ」だろう。

見らーれ」というCATV局があるし、「来らーれ」(黒部市国際文化センター)、「よらーれ」(ふれあい直売小屋)など、ふざけているとしか思えない名前が堂々と公的な施設などにも命名されていたりする。「聞かーれ」というFM放送局も一時あったように記憶していたが、今は無くなっているようだ。

厳密な「~られ」ではないが、なかなか勝てそうにないだろうから、との配慮で名付けられたのでは?・・・などと勘繰りたくなる「勝たーれ」という名のサッカーチームの名も、発想は同じものだろう。個人的には「蹴らーれ」のほうがいい、と2007年のクラブ名募集の際には面白半分に言いまくっていた記憶がある。東北・北海道地方の方言で「がんばれ」を意味するのが「けっぱれ」というものだそうで、これが結構、全国的にも普及してき出した時期のことでもあった、という背景もあったと思う。(「蹴っぱらーれ」では少々長ったらしい・・・)

富山商工会議所では「しゃべらんまいけ! 越中・とやま弁」ということで10年前からいろいろと実行してきているようだが、越中弁・富山弁、どちらもはっきり言って嫌いである。理由は、いい思い出が無いこと、聞いていて下品というか喧嘩腰っぽいというか、語尾のアクセントが例の半島の言葉に似ている(涙)というか、ののしられている感じがするとか、等にある。

金沢弁一覧表を眺めていると、高岡や砺波地方の富山弁よりも、こちらの金沢弁のほうがよく似た使い方をしているような気がする。ときどき、高岡の人たちが使う言葉が全くわからないときがあるが、金沢ではあまりそのような経験は無い。

富山弁は福井弁にも近いとも言われているそうだが、その福井弁のイントネーションが、これまた朝鮮語(韓国語)とそっくりだ、ということが越前・若狭の城と考古学に指摘されている・・・(ぐすッ)

富山県も東部と西部では同じ「富山弁」では括りきれないほど違う(東部でも富山市あたりと黒部あたりではかなり違う・・・)ものだが、石川県も能登地方と加賀地域、福井県近くでは相当に違っているようで、石川TVの「方言クイズ 答えてみまっし!」という番組のHPには「はよ しね ま!」という方言が紹介されている。字面を見た瞬間に、アタマの中では「早よ 死ね ま!」という漢字変換をしてしまっていたが、解説を見てみると、「早くしなさいよ!」という意味らしい。福井から石川県の旧江沼郡地域(現在の加賀市)に使われる方言、とのこと。知っていても、実際に聞けば胸中穏やかではなくなるような言葉である。


・・・そう言えば、「日本死ね」と騒いだママたちは、保育所潰して韓国に媚びる舛添都知事になぜ怒らないのか?・・・・という問題提起をしてみるだけで一連の騒動の原因が特定されてしまったという、実にわかりやすい構造が浮き彫りになったところでもある。

 

以前、いろいろな「道州制」の組み合わせに関して「47を25に・・・」というタイトルのブログをアップしていたことがあったが、そこで「47の都道府県を25に再編した案 」が現実的に実態に即しているようだとのコメントもしていた。

経済的にも風土的にも、石川県と両隣県(と、飛騨地方)という組み合わせがベスト、というものだが、この地域の一体性が強いということが石川県の類似都道府県という図および各指標からも裏付けされている。

この相関関係の強さは、首都圏(千葉と埼玉と神奈川)、東北(秋田と山形)に次いで大きな「正の相関係数」を出している。

・・・・くどいようだが、気象関係(天気予報)で言う「北陸」は「新潟」が中心として扱われている。当たらねぇはず、だぁ。

 

 

金沢弁おとこおっとこおんなおんな(男のいるところに女がいるな)

富山弁「かか か か か(奥さん、これは蚊ですか?)

・・・・・・・・御粗末。