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動機づけ面接 

CFP(ケースフィードバックプログラム)で動機づけ面接のスキルアップをめざしましょう!

ひばりクイズ_547 4/13 無言への対応 

2025-04-13 20:30:59 | 動機づけ面接

ひばりクイズ_547 4/13  (MI) 無言への対応 

★動機づけ面接を始める・続ける・広げる 愛着障害・トラウマ・発達障害とESS―MIの新しいフロンティア? 
精神療法. 48(2) 225-234. (2022)  https://x.gd/INf5k

 

< 感想より >

ざっくりとした質問で恐縮ですが、思春期かつ不協和状態の方と面接を実施していて、「関わる」面接が続いています。

特に相手が頷きや無反応といった形で主張される場合に、こちらの技術としてどのようなところを磨いていけると良いでしょうか。

 

動機づけ面接の研修会でよく出る質問です。

これはケースバイケースなので、無反応の時には○○する、と一言で説明することは困難です。

 

とはいえ原則的には、

・ノンバーバルも含めて「言外の聞き返しをする」つまり、クライアントの(a. 表情)や雰囲気などから(b. )の中でのセリフを想像して聞き返しをすることになります。

つまり質問にも書かれているように相手は何かを「頷きや無反応といった形で(c. 主張)」しているので、その主張の中身を想像して聞き返すという形です。



あるいは、

・クライアントが無反応であることに対してカウンセラー側から何らかの(d. 反応)を示すことを避ける(応用行動分析の言葉で言うところの「消去」をする)という形になります。難しい用語を使ったことをご容赦ください(詳しくは成書をご覧ください)。

 

 

 

動機づけ面接の習得は(e. スポーツ)の練習と同じで生ものです。

大きな原則はあるのですが、実際にそれがどう適用されるかは場面場面で決まります。

研修会などで実際の対話のデモをご覧になると雰囲気をつかみやすいかもしれません。

 

 

 

【解答例】 a.表情 b. 心 c.主張 d. 反応 e. スポーツ


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ひばりクイズ_544 4/10  (MI) 自然な情報提供

2025-04-10 22:33:29 | 動機づけ面接

ひばりクイズ_544 4/10  (MI) 自然な情報提供


< 感想より >

青少年に対し動機づけ面接を行うにあたって、否定や助言から行うのではなく、まずは相手の発言をそのまま繰り返す(聞き返し)ことを意識してきた。

しかし、情報を提供するという段階については、強制になるかもしれないというリスクを懸念してあまり行わなかったため、相手の発言をよく受け入れ、よく聞く中で「そういえば・・・」「実は・・・」など、自然な流れで行なっていくことができるということを知ることができた。

具体的な計画についても、子供の(a. 準備)性を考慮することが重要であると気づいた

 

そのとおりです。確かに情報提供を封印すれば、説得をするなど「専門家のワナ」には陥りにくくなります。

しかし本来必要な情報提供をしなければクライアントの福利にかないませんから、(b. 情報提供)をすることも大切な職務の一部といえます。

 

ただし、情報提供の際には「いうべきことは言ったから」という態度ではなく、受け取ってもらいやすい(c.関係)性を作ることやクライアントのタイミングに合わせる努力が必要です。

 

また情報提供が強制と受け取られないように、どう(d. 判断)するかはクライアント次第であるも伝えて(e. 自律)性を支援することも大切です。

 

 

 

【解答例】 a. 準備 b. 情報提供 c. 関係 d. 判断 e. 自律


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ひばりクイズ_538 4/4  (MI) パラグラフを続ける 

2025-04-04 10:15:06 | 動機づけ面接

ひばりクイズ_538 4/4  (MI) パラグラフを続ける 


★研修会動画「子どもとスマホ ー動機づけ面接について & 保護者のための補足」
https://uruuishishunki.wixsite.com/mysite-1/yougo

 

< 動画の感想より >

保護者からの相談に対し、「このようにしましょう」.などの助言や、「そうではなく・・・」と、あたかも保護者自身にも非があると言うような指導(働きかけ)を行うのではなく、
カウンセラー側が(a. 正したい)反射をコントロールし、「保護者も努力してきた」「保護者も困っている」「保護者は共に子どもの問題改善への協力者」であるという認識を持って、まずは是認していくことが重要であると思った。

また、聞き返しや是認につながるような言葉が見つからないことも多々あったが、発言の後に続きそうな(b. 言葉)を想像して聞き返すと言う手段は、有用であると思った。

 

発言の後に続きそうな言葉を想像して聞き返す、というのは「パラグラフを続ける」と呼びますが、関係性を作り対話に(c. 流れ)を生むのに非常に有用です。

できればパラグラフを続ける聞返しをしてみようという気になって聞くとクライアントの話をより真剣に聞くことにもなりますのでぜひ挑戦してみましょう。

 


【練習問題】

(いろいろ体重を減らす方法について提案したら)
「もう好きにさせて欲しい」と言われてしまいました。パラグラフを続ける聞返しを考えてみましょう。

 

 

 

【解答例】a. 正したい b. 続き c. 流れ (フロー)

パラグラフを続ける聞返しの例
・自分の考えでやりたい…。
・そのやり方ではうまくいかない…。
・もう十分…。


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ひばりクイズ_536 4/2  (MI) どんなテーマでも

2025-04-02 22:56:19 | 動機づけ面接

ひばりクイズ_536 4/2  (MI) どんなテーマでも

★研修会動画「子どもとスマホ ー動機づけ面接について & 保護者のための補足」
https://uruuishishunki.wixsite.com/mysite-1/yougo

 

< 動画の感想より >

まだスマホを手にしていない子についても、MIの視点・対応が使えるのだと分かりました。

確かに、ルールやマナーを指導する際に「下級生に教えてあげてね」と伝えるととても自信ありげにお手本を示してくれます。

その点から言うと、まだスマホを手にしていない子供たちもカンガ(子どもたちをスマホの害から守る人)になり得るのかな?と思いました。

 

 

そうなんです。最新のMI第4版によると、MIの治療的側面だけでなく、むしろ効果的な「コミュニケーションの(a. スタイル)」としての側面が強調されています。

ですから老若男女どんな相手でも、何を話題にするときにでも使うことができます。

相手を尊重するMIの(b. スピリット)があることがポイントで、短い時間でもMIのスタイルをとることは十分に可能です。



下線部分、鋭いですね。

まだスマホを手にしていない子どもたちはもちろん、すでに手にしている子どもでも、カンガ(子どもをスマホの害から守ろうとする人)になり得ます。

 

自分のスマホの使い方が(c. まずい)と感じているのであれば、むしろ実感を持って「(d. 自分)のようにならないで」という気持ちで、(思いやりの精神ですね) 小さい子どもに見せないようにしようとするのではないでしょうか。

 

 

【解答例】 a. スタイル b. スピリット c. まずい d. 自分


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ひばりクイズ_532 3/29  (MI)  希望の源

2025-03-29 17:47:12 | 動機づけ面接

ひばりクイズ_532 3/29  (MI)  希望の源

★研修会動画「子どもとスマホ ー動機づけ面接について & 保護者のための補足」
https://uruuishishunki.wixsite.com/mysite-1/yougo

 

< 動画の感想より >

クライエントには現状のままでいいという考え(a. 維持トーク)だけでなく、改善したい、できるならよくなりたいという気持ち(b. チェンジトーク)の両面が存在するということを念頭に置いておくことが重要であると思った。

また、自分が変われるのかという不安や、再びの失敗を恐れのために、維持トークが優先になることも考えられるため、非難、否定的な助言や指導は控え、(c. クライアント)自身の経験や将来像について話を引き出すことも有効であると思った。

 

どんなに絶望的な状況にみえても、「クライエントには変わりたい気持ちもある」という(d. 両価性)の理解に基づいて、

「自分の対応を変えることで相手の反応も変わりうる」という(e. 希望)が、まずはカウンセラー側に生まれることが動機づけ面接の基礎にあると言ってよいでしょう。



カウンセラーの希望や楽観性はクライエントに伝わります。

そして、そこでは、○○さんの指摘のとおり、クライエント自身の経験や将来像について引き出すことが大切になっていきます。

 



【解答例】 a. 維持トーク b. チェンジトーク c. クライエント d. 両価性 e. 希望


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