はしばみ色のCARL

はしばみ色の目をしたカールが、毎日引き起こす大冒険のはじまり。
(ボクは真剣なの!!)

ボク 越の国の住人になるの?

2014年10月24日 20時38分25秒 | 旅行

今日もボクは お母さんの おっぱいたっぷり飲んで
お昼寝タイム・・・のはずだったのが
急に兄弟たちから引き離されて
バスケットに入れられた。

そういえば 午前中にバスケットにいれられ
そのまま帰ってこない弟がいるんだけど・・・。

連れられて行ったのは ファームの事務所
そこには この間ボクを見て 『家の子になるか?』
と言った 変なおっきいおじさんがいた。

そのおじさん ボクを抱っこして
『大きくなったな~!』
『名前はカールだよ。』
と 抱っこして 
しばらく眺められてからキャリーに入れられちゃった。
天井が開いていたから そこから上半身出してみてたら
何か一生懸命 書類に記入していた。
『血統書は 二~三か月後になります』
なんて 聞こえてくる?

なんのこっちゃ?


挨拶してる?何か済んだのかな?
『さ~ 済んだ。お家に帰るぞ。』

家って?ボクの家はここだよ!

キャリーの天井が パタンとしまった。

何か やな予感!!!!
 
ボクは 声の限り叫んだ
『ギャーン ギャーン  お母さん ここから 出して出して』
声の限り呼んだ 『お母さん助けて どっか連れていかれるーー。』

変なおじさんは『つらいけど我慢しな 男の子だろ』
『つらい別れは 何度かあるんだよ。男の子なら我慢するんだよ。』
そう言って 車の助手席に乗せられ 
車を動かし始めた。
『ボク我慢するよ お母さんさようなら』

こうして 生まれて初めての そして長い長い旅が始まった。

北関東 関越 上信越 北陸と自動車道を乗継
途中で 2度ほど芝生の上で休憩させてもらい
新しい家に着いたのは 8時過ぎていた。

ボクは 水をもらって 新しい…新しくない前代犬もつかった
ゲージに毛布とクッションに包まって寝た。
お母さんが恋しくて ニャ~って 猫みたいな声で泣いたの;;。


後になって知ったんだけど
前の日に 伊勢から帰ってきてて 次の日(今日)は
朝の5時前に家を出てたんだって。 


ボクが泣き疲れ静かにしたら
寝たと思って パパとママが話してた。

『歳かな? 四日間長距離を 走ったら 疲れれたよ。』
『カールも小さいのだから頑張ってよ。』

『朝の白馬は 紅葉の真最中だったよ
伊勢に行かないで 白馬でゆっくりすればよかったかな。』





『パパ~ 僕にも白馬の紅葉見せてね。』


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