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なんでもありです。

常夏の楽園 続編。

2005-03-25 15:34:55 | Australia
ぼうぜん・じしつ【茫然自失】 あっけにとられて、我を忘れてしまうさま。
※ちなみに、「茫然」と「呆然」は同じなようです。「呆然自失」とは言わないようですが


先日ブルームについての話をしましたが、思い返してみるともうちょっと思い出話があったので、補足してみたいと思います。

まず、行くまでのバスの話。

オーストラリアには、グレイハウンド(マカフィティーズも一緒)という長距離バスがあり、時間はあるけどお金のないワーホリにとっては、最も一般的な移動方法でした。

ブルームまでの33時間、2-3時間ごとに15分くらいのトイレ休憩があり、ご飯の時間には1時間ほどのミールストップがあります。
で、主な町でお客の乗り降りがあります。

事件が起こったのは、カナーボンという町で夜中にバスが止まった時でした。
バスが止まったらトイレに行くことにしていた私達は、当然のごとくバスの真隣にあったトイレに直行。

まきんこをトイレの外で待っていたその時。
バスのドアがゆっくりと閉まりました。
そして、
バスが発車しました。

私は茫然自失。
だって、私、バスの真横にいるのに。
ありえないだろう。

数秒の間、いろんなことを考えました。
「貴重品どころか、何もかもバスの中だ…」
「こんななんも無いとこでこれからどうすれば…」
「どうやって帰ろう…」
「つーかふざけんな運転手…」

3秒くらいしてハッと我に返り、トイレのドアをガンガン叩きました。
「まきんこー!バスが行っちゃうー!!!まきんこ~!」

結局、二人でバスを追いかけました。
その場にいたタクシーや、なぜか自転車でいた人達も一緒に追いかけてくれて、100Mほど行ったところでバスは止まりました。
私の記憶にある限り、
謝罪なし。
そして最初の数秒呆然としていた私は、すぐにバスを追いかけなかったことで、まきんこに責められました。


また何か思い出したら、書きまーす。