じんう・えん 【腎盂炎】
腎盂の炎症。種々の病原体、殊に大腸菌による。悪寒を伴って高熱を発し、疼痛がある。
ブルームは、オーストラリア大好きの私の、お気に入りの街のひとつ。
パースから長距離バスで33時間。
距離にして3000キロくらい?
人口8000人の小さな町です。
町には主に二つのビーチがあります。
ケーブルビーチは、サンセットで有名。
ここではらくだに乗れます。
その写真はいずれまた。
もう一つは、タウンビーチ。
ここでは「月の階段」なる自然現象が見れることで有名。
5月から10月くらいまでの月に3日だけ、満月が海から上がります。
夕日のようにオレンジ色の月は、とても幻想的~。
遠浅の海の干潟に月の光が映り、まるで月につながる階段のように見えるのであります。
はまって3回も行きました。
初めて行った時、まきんこが一緒でした。
それは私達の、オーストラリア半周の旅の始まりでもあったのです。
が、
ブルームに到着したその日。
まきんこが倒れました…。
「体調管理がなってねーんだよ!」
と、怒ってもしょうがない。
とりあえずその日の予定はキャンセルし、バッパーと呼ばれる安宿でおとなしくしていました。
ところが次の日。
まきんこの状態はさらに悪化…
つたない英語を駆使して、病院の予約。
だって、だって…
まきんこ完全に重病人なんだもん。
熱が上がったり下がったり、
食欲も無くて、何か食っても吐いちゃうし、
さすがに心配になって、夜中にスーパーにヨーグルトと果物買いに行きました。(危ない)
七不思議のひとつなんですが、ここにはパースにもない「24時間営業のスーパー」があるのです。
そして次の日、町で唯一の小さな病院へ。
もう、待合室で座ってもいられないまきんこ。
問診表は私が記入することに。
が、
答えられない質問が。
「彼女が最後に性行為を持ったのはいつですか?」
…
知るか!!!
ちなみにこの質問、後にお医者さんにも聞かれました。
もうまきんこの体力は限界だったので、
「彼女はもう、歩くことも、座っていることすらもできない。今すぐ診察してくれるか、寝る場所を用意するかしてくれ!」
とお願いしたところ、すぐ診察してくれることに。
私はすばやくまきんこに駆け寄り、
「歩けないって言っちゃったから、歩いちゃだめだよ!」
と耳打ち。
うなずく哀れなまきんこ。
結局まきんこは入院を余儀なくされました。
病名は、
「腎盂炎。」
数日の入院の間、私はまきんこのバックパックをしょって病院へ行き(推定20キロ)、毎日お見舞いに行き(暇なうえ、ここは重病人のご飯が厚切りベーコンだったりフィッシュアンドチップスだったりした。ので、私が変わりに食っていた。)、たまたまブルームに来ていた他の友達と、月の階段を見に行ったりしておりました。
容態からして、これ以上旅を続けるのは無理。
ドクターストップに加えて、まきんこの気力はゼロに。
そう、この時まきんこは、できたばっかりの彼氏とパースで涙の別れをしてきたところなのでした。
やむを得ず、全ての予定をキャンセルして、飛行機でパースに戻りました。
ひとつ笑い話。
いよいよパースに帰るその日、点滴が長引いて、飛行機に乗り遅れそうになりました。
そこで看護婦さんのとった行動は、
水道の蛇口のように点滴全開!
あまりの痛みにまきんこ悶絶。
日本だったらありえないよねぇ。
そしてもう一つ。
まきんこは、帰国までに計4回腎盂炎になりました…。
ではまた。
腎盂の炎症。種々の病原体、殊に大腸菌による。悪寒を伴って高熱を発し、疼痛がある。
ブルームは、オーストラリア大好きの私の、お気に入りの街のひとつ。
パースから長距離バスで33時間。
距離にして3000キロくらい?
人口8000人の小さな町です。
町には主に二つのビーチがあります。
ケーブルビーチは、サンセットで有名。
ここではらくだに乗れます。
その写真はいずれまた。
もう一つは、タウンビーチ。
ここでは「月の階段」なる自然現象が見れることで有名。
5月から10月くらいまでの月に3日だけ、満月が海から上がります。
夕日のようにオレンジ色の月は、とても幻想的~。
遠浅の海の干潟に月の光が映り、まるで月につながる階段のように見えるのであります。
はまって3回も行きました。
初めて行った時、まきんこが一緒でした。
それは私達の、オーストラリア半周の旅の始まりでもあったのです。
が、
ブルームに到着したその日。
まきんこが倒れました…。
「体調管理がなってねーんだよ!」
と、怒ってもしょうがない。
とりあえずその日の予定はキャンセルし、バッパーと呼ばれる安宿でおとなしくしていました。
ところが次の日。
まきんこの状態はさらに悪化…
つたない英語を駆使して、病院の予約。
だって、だって…
まきんこ完全に重病人なんだもん。
熱が上がったり下がったり、
食欲も無くて、何か食っても吐いちゃうし、
さすがに心配になって、夜中にスーパーにヨーグルトと果物買いに行きました。(危ない)
七不思議のひとつなんですが、ここにはパースにもない「24時間営業のスーパー」があるのです。
そして次の日、町で唯一の小さな病院へ。
もう、待合室で座ってもいられないまきんこ。
問診表は私が記入することに。
が、
答えられない質問が。
「彼女が最後に性行為を持ったのはいつですか?」
…
知るか!!!
ちなみにこの質問、後にお医者さんにも聞かれました。
もうまきんこの体力は限界だったので、
「彼女はもう、歩くことも、座っていることすらもできない。今すぐ診察してくれるか、寝る場所を用意するかしてくれ!」
とお願いしたところ、すぐ診察してくれることに。
私はすばやくまきんこに駆け寄り、
「歩けないって言っちゃったから、歩いちゃだめだよ!」
と耳打ち。
うなずく哀れなまきんこ。
結局まきんこは入院を余儀なくされました。
病名は、
「腎盂炎。」
数日の入院の間、私はまきんこのバックパックをしょって病院へ行き(推定20キロ)、毎日お見舞いに行き(暇なうえ、ここは重病人のご飯が厚切りベーコンだったりフィッシュアンドチップスだったりした。ので、私が変わりに食っていた。)、たまたまブルームに来ていた他の友達と、月の階段を見に行ったりしておりました。
容態からして、これ以上旅を続けるのは無理。
ドクターストップに加えて、まきんこの気力はゼロに。
そう、この時まきんこは、できたばっかりの彼氏とパースで涙の別れをしてきたところなのでした。
やむを得ず、全ての予定をキャンセルして、飛行機でパースに戻りました。
ひとつ笑い話。
いよいよパースに帰るその日、点滴が長引いて、飛行機に乗り遅れそうになりました。
そこで看護婦さんのとった行動は、
水道の蛇口のように点滴全開!
あまりの痛みにまきんこ悶絶。
日本だったらありえないよねぇ。
そしてもう一つ。
まきんこは、帰国までに計4回腎盂炎になりました…。
ではまた。