今回のラフティングは日本語ガイド付きでした。
日本語ガイド付きだと割高になるのですが、まぁいいかということで。
日本人観光客の多い、ケアンズならではでしょうね。
普通にツアーを申し込むと、日本語ガイド付きになってしまう。
だからって、英語完璧なわけじゃないし、便利なんですけどね。
でもまぁ驚いたのは、日本人以外のお客さんもたくさんいたことかな。
結構メジャーなツアー会社で、半日ツアーを選びました。
半日と1日だと、川が違うんです。
1日のタリー川という所は、初心者が挑戦できる最高の難関レベルだそうで。
半日は、もう少し簡単なバロン川という所でした。
1日も川下りすんのやだな~という理由で半日です。
救命胴衣(ベスト)とヘルメットを付けて、足首を固定できるサンダルを借りて、レッツゴーしました。
ボートは日本人7人とガイドさん。
失敗したのは、結構真剣に漕いでしまったこと。
疲れまちた。
さて、中盤にさしかかると、「サーフィンゲーム」をします。
急流の下に行くとボートが止まるという、水流の動きを利用した遊びです。
1メートルくらいの段差にボートを近づけると、なぜか流されず、ザバーッと水が流れ落ちる所にボートは停滞するのです。
私は一番前に指名されました。
だんだん、滝(極小)が近づいてきます。
そして次の瞬間、水が襲ってきました…。
ものすごいドンピシャな例えがありますよー。
殺人事件のワンシーンで、髪の毛つかまれて水の中に頭突っ込まれては出され、突っ込まれては出され、と繰り返されるのありますよね?
あれです。
死ぬかと思いました。
ボートが水流から離れる一瞬に素早く息をしないと死ぬかもしれませんよ。キャー!
みょーに冷静だったのを覚えています。
「死にゃーしないだろうけど、でも…早く終わんないかな…」って。
後は、セルフラフティングといって、ボートから飛び降りて自分の体で急流下りしたりとか。
ただ、底が浅くて危ないので、足を上げて浮いていかないと危険です。
なので、みんなヘルメットにライフジャケット、足を上げて…という、ちょっと変な格好です。
ジャケットだけ浮くので、なんていうんだろ、「ブランコに乗った体勢のまま後ろに倒れた」みたいな格好で流れて行きます。
訂正します。
「かなり変な格好」でした。
こなきじじいみたい。
でも、鬱蒼とした緑の中でゆらゆら川の流れに身を任せていると、大げさでなく自然と一体化した気分になれます。
水はもずくみたいな色してるけど、見上げれば抜けるような青い空と白い雲。
覆いかぶさるような熱帯雨林のジャングル。
水の流れる音。
うおー!いいにゃー!
やるまでは、ものっすごいイヤイヤだったけど、おもしろかったですよー。
特に、私は水につかるのがとても好きなので。
ただね、ボートによじ登ったり流されたりする時に、生傷が絶えませんが。
実際、ずっとボートに乗っていたカップルもいましたし、クライマックスで写真を撮ってくれるのですが、「うっひょーお!」という顔をしてる私たちと対照的に、結構無表情な人もいました。
たまたま一緒になったカップルの旦那さんが、かのYONEX勤めで、奥さんがXEROX勤めだったので、
「ヨネックス・ゼロックス夫妻」
とこっそり呼んでいて、その夫婦さんとうちらの4人だけめっちゃ盛り上がっておりました。
帰りの空港でもお会いしましたが、お元気でしょうか~。
さわやかで、いい人たちだったなー。
あれの息するタイミングがつかめない感じなんでしょうね。
これからTVでああいうシーンを見る時には、感情移入ができるだろうな…
私のおぼれ経験者
おぼれた時の、水の力に飲み込まれる恐怖が蘇ってくるわ・・・
イメージしやすい表現力は本当に感心します!