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なんでもありです。

シドニーのバカ男。

2005-05-27 16:58:18 | Australia

どこの国にも変なのはいますが、私の愛するオーストラリアにも、やっぱりいるわけです。

あれは、私とまきんこがオーストラリアを発つ前日。
1年にわたるワーホリ生活の、事実上の最終日でした。

シティから少し離れた、ボンダイビーチに向かって出かけました。

海を眺め、2人感慨に浸っていると、気さくに話しかけてくる太った男の人。

やつ曰く、自分はエジプト人(だったっけ?)で、英語の教師をしている。
昔日本人の彼女がいた、と。

ここでまず一言言いたいのですが、思うに、日本人の女の子を引っ掛けようとする男っつーのは、よく、
「僕は昔日本人の女の子と付き合っていたんだ!」
と言います。
…で?
私は愛想がいいほうではないので、答えづらい。非常に。
「じゃあこの人は安心?」と思う人なんて………(いるかも)。

今思ったけど、それって知り合った子に、
「元彼がその近所に住んでた」とか「同中出身!」とかと同じ?

あーーーー、やっぱりそれ言う人によりけりか。
かっちょいい人や好きな人に言われたら、むかつきはしないか。
そうかそうか、じゃあまぁいいや。

でもね、やっぱ前述の太った人は、プラスになるだろうと思って言ったと思うのよ。
話戻るけど。

で、誘ってきたので、
「今日はオーストラリア最終日で、特別だから、2人でいる。」
と答えると、
「そりゃあ大変だ!今夜はパーティーしなきゃ!」
さぁ、行こう!と言うわけですよ。

「僕が最高の夜にしてあげるよ!」
と、シティに戻ろうとした我々の後を付いてくるわけですよ。
だー!うぜー!!!

一緒にバスに乗り込んでくるバカ男。
でもバス代払ってもらって、ちょっとラッキー♪

…と思ったのが大間違い。
「日本人の女の子って、肌がとてもきれいだよね…」
「素敵なズボンはいてるね」
「僕の手なんてゴツゴツだよ、ほら触ってみて」
隣に座られてしまった私に、
大セクハラ攻撃。
「ちょっと!触んないでよ!」
「Have fun!」を繰り返すそいつに、私は尋ねました。
「貴方の言う"Have fun"とは、一体何なのですか?」と。

「わかってるくせに」とにやにやする男。
しかしついに、
「もちろん、Having sexのことだよ」

…。
ぎゃあぁあぁあぁぁぁー!!!
すぐに、後ろの席に座っているまきんこに知らせる為、携帯電話を握りました。
やつは日本語がわからない。
まるで友達から電話がかかってきたかのように見せかけて、まきんこに話しかけました。
「まきんこーまきんこーこいつ変態だよー!」

逃げられそう、と思ったのか、そいつはこともあろうに「説得」を始めました。
「エジプト人としたことある?」
「僕なら君ら2人とも満足させてあげられる。100%ね!」

絶対にいやー!
ぶさいくは嫌いー!
それ以前に、あほかお前はー!!!死んでしまえ!!!

意見はすぐに一致。
「次のバス停でダッシュで降りる!」
直後に、バスが停留所に止まりました。

「どーしてなんだよ~!」
と言うバカに、その時私が言ったのは、
「NO, THANK YOU !!!」
変なセリフですね。
「結構です!」って…。
今思うと、もっとこういい捨て台詞はなかったのか!と思いますが。
なにしろ、パニクってたんです。
女の子ですから。


バスを降りたら、さっきまでの気持ち悪さや怖さと入れ替わりに、むくむくと怒りがこみ上げてきました。
日本人の女子あんまなめんなよ!と2人で怒りました。
すごく気持ち悪かったし、怖かったし、むかついた。
自業自得だしね。(だってもっと早い段階で逃げれたし)
自分にも腹が立ちました。
最後の最後にこれかよ!

でもねー、まぁ人生こんなもんですよ。
無事でヨカッタヨカッタ。
2人共この話は、彼氏はもとより家族とかにはしばらく話せませんでした。
絶対に怒られる確信があったので。

あ、もうひとつ、2人が家族に話せなかった話が。
また今度。



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