2024/12/24
昨日のフードツアーで、「ナシレマ(Nasi Lemak)」はマレーシアのナショナルフードだと言われていると知りましたが、なんとホテルの直ぐ前にナシレマ専門の屋台が朝の内だけ出ているのです。かなりの行列にひるみましたが、朝食ゲットするために頑張って行列の後列に並びました。30分くらい並んだかな。
肉類野菜類のトッピングは何を選ぶか?タレは何にするか?ライスだけでなく麺を追加することさえ出来ます。バナナの葉がお皿になることだけが一緒です。自分のお好みで味が決まっていくので「ナシレマとはどういう味か。」を説明することができませんね。日本のご飯と味噌汁と焼魚と漬物の朝食の味を説明することができますか?
ともかく"マレーシア庶民の味"であることは間違いないようです。ハワイのプレートランチみたいなものでしょう。
スープも買ってみましたが、お芋ゴロゴロで、これだけでもお腹いっぱいになりそうです。
クアラルンプールとマラッカでは、ロコタビ(https://locotabi.jp)経由で日本語が話せるガイドをお願いしました。クリスマス真っ最中に来てくれたのは、日本育ちのバングラディシュ人(日本に帰化)のRさん。敬虔なイスラム教徒ですが、気さくで陽気な人でした。
現地情報は、昔は旅行ガイド本、最近はSNSから得るのですが、やっぱり現地に暮らしている人の生の情報が貴重ですし、SNS情報は全部信じちゃダメなのだと気づきます。このブログ内で私が知ってる風に書いてる事の多くもガイドさんから聞いた話です。
この日は、クアラルンプール郊外を中心に回ってもらいました。
まず最初にやってきたのは、通称ブルーモスク。正式名称は「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク(The Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosque)」。マレーシア最大のモスクです。
イスラム教の教会を外から見たことはありますが、内部に入った経験はありません。今回初めて中に入ることになります。
これはなんとバーチャル聖地巡礼の装置とのこと。コロナ禍でメッカにも行くことが難しくなってしまい。子供たちにはせめてバーチャルで体験して欲しいと作られたのだそうです。
実はガイドのRさんは、ボランティアでブルーモスクのガイドをしていて、じっくりと案内していただき、この教会のみならず、イスラム教とはどんな宗教で、イスラム教徒はどんな暮らしをしているのか詳しく説明してもらい、すごく勉強になりました。たまたま見学に来ていた日本からの若者も一緒に話を聞くことができ、感動してました。
次に訪れたバトゥ洞窟(Batu Caves)は、マレーシア随一のヒンドゥー教の聖地の洞窟とされています。
入り口には、高さ43mのヒンドゥー教の神様「ムルガン」が立っています。
洞窟に入るには、272段の階段を上がります。階段はカラフルに塗られていますが、今は塗替え途中なのか一列だけカラフルでした。途中には猿がたくさんいますが、バリ島の猿のような悪さはせず、おとなしい猿たちでした。
洞窟内は巨大な鍾乳洞になっています。
イスラム教徒のRさんは、洞窟内の独特な匂い(おそらく、お香のようなものじゃないかな?)が苦手だとしきりに言ってました。
ガイドブックに載っていないMasjid Wilayah Persekutuan というモスクにも連れて行ってくれました。
でも、当日は休みで中の見学はできませんでした。トイレだけ使わせてもらいましたが、トイレに行くにもヒジャブ着用で、とてもルールが厳しいのでした。
おまけに激しい雨が降ってきてしまいました(涙)
温泉(足湯)に行ってみたいというリクエストにRさんは「きったない所」とおすすめじゃないとのことでしたが、いちおう来てみました。足だけ浸けてみましたがすごく熱かったです。首まで浸かってる人がいましたが、超人か?
ランチは「ムスリム料理を食べてみたい」との要望に、連れてきてくれたローカル・レストラン。
ここのシステムは、各自好きなものを勝手にお皿に乗せて席に着くと、計算担当のマダムが来て、計算して、メモ書きを置いていきます。食べ終わったらそのメモをレジのところに持っていき精算するのです。ガイドさんが教えてくれなければ分からないシステムですよね。すぐ隣にイスラム教会があって、礼拝帰りに食事していく人が多いのかな?
カレールーは、日本式にドバッとかけるのではなく、サッと一筋かけるだけです。
会計係のマダムが生真面目に計算してます。
おじさん達がソファで寛いでましたが、日本人客が記念写真を撮りたいと気づくとサッとどいてくれました。親切ですね。
インド人街に来ました。明らかに他の街並みとは風景が違います。なお、インドと言ってもバングラディッシュ人も多いとのこと。見た目では分かりません。
マレーシアには、中国系、インド系が少なくないですが、マレーシア国籍でも、土地が所有できないなど差別的扱いも残っていて、結果的にインド人街や中国人街が形成され、生活しているのが現状なのだそうです。(中国移民が増えすぎたことの反動の政策らしい。)
チャイを飲んでみましたが、パンチが効いてて、美味しいというか健康に良さそうでした。
その後は天后宮へ。1989年に創建されたマレーシア最大の中国寺院。
雨が激しくなって、場合によっては中止にしても良いとガイドさんに行ったのですが、律儀に連れて行ってくれました。
天気が良ければクアラルンプール市内一望の絶景の仏教寺院なのでした。
市内のスーパーマーケット(MYDIN)に連れて行ってもらった後、「Kuala Lumpur」という地名になった由来のRiver of Lifeという場所も見てきました。
クアラ(川の合流地点)ルンプール(泥)で、二つの川が重なる場所。 ガイドさん曰く「要するに、絶好のデートスポット」との事。
行ってみると確かに、幻想的夜景はデート向き!
ホテルに帰る途中、ペトロナスツインタワー前を通過。大混雑エリアなのでクリスマス仕様のライトアップは車の中からパチリ!
ラッシュアワー時のクアラルンプール市内は車であふれ渋滞です。おまけに一方通行道路が多いです。ガイドのRさんお疲れ様でした。
大混雑のアロー通りの屋台で夕食を仕入れて、ホテル内でビールを飲みながら本日のディナーといたしました。
ピンク色がド派手な、天后宮へも行きたいな~
我が家もこの年夏、KULに2泊の予定をしていますが・・・
旅行の後半なので、体力が残っていないかも?!
そんな風に思ってしまいました。
クアラルンプールは観光名所が割合分散しているので、ガイドを雇うか観光ツアー参加が手軽かもしれません。
イスラム教のブルーマスク、ヒンズー教のバトゥ洞窟、仏教の天后宮、現代建築のペトロナスツインタワー。これだけ見ればクアラルンプールを網羅したと言えるかもしれません。
東南アジアでは、まずはガイドさんを頼んでその町の概略を知ることが旅を充実したものとすることができて結局お得なのかなぁと思います。
食べ物については、"すべておいしかった"と言って過言じゃなかったです。食べ物は辛いと聞いてましたが、問題ありませんでした。例えばナシレマのソースも"ノットスパイシー"と注文すれば良いし、そうでなくとも甘辛2種類のソースがついてくるので、辛いソースを避ければ大丈夫です。
ブルーモスクはマレーシア最大のモスクで2万何千人かが一斉に礼拝できるのだそうです。床に立ち位置のマークがあってちゃんと入れるのだそうですよ。