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メディア・ウォッチング 想定外の初体験 真実追求へ (古い記事の転載)

2014年06月08日 07時35分37秒 | International
 (古い記事の転載)
メディア・ウォッチング 想定外の初体験 真実追求へ

3.11の大地震はかなり正確に予想されていた。 今後30年で最大99%の確率で予想されていた大地震(マグニチュード8.0)はある意味で正確に想定されていた。
 3.11の東日本大震災はマグニチュード9.0という未曾有の震災で、未曾有の大津波となった。
 死者・行方不明者は最近の公表では22810人。
3.11の大地震はかなり正確に予想されていた。
 今後30年で最大99%の確率で予想されていた大地震(マグニチュード8.0)はある意味で正確に想定されていた。
 参考⇒http://www.jishin.go.jp/main/chousa/09_choshuki/index.htm
 参考2:→http://www.jishin.go.jp/main/p_hokokukaigi01B.htm
 確かにマグニチュード9.0という超強震は想定外であった。
 海底では数百キロにわたっておよそ30メートルの地層のずれが生じたという。
こういう30mというずれを生んだ大地震だったからこそ最大およdそ40mという大津波が発生したのだろう。
また東日本太平洋岸では海抜零メートル以下地帯が80%増えたという。ここまで大規模だと、この復旧・復興に膨大な時間と予算が必要だろう。
 未曾有の大災害。その上、東京電力福島第一原子力発電所でいわゆる”ベント”で大量の高濃度放射能放出、メルトダウン、建屋を壊す水素爆発。
 当初小さく見積もられた放射能放出・洩れ。しかしやがてレベル6のチェルノブイリ級と過大な評価をおこなう。
こういうことだから裏表がある公表だと疑われる。
 東電はこれまで燃料棒を海水を大量に使用して冷却してきたが未だ安定冷却に成功していない。
 これらはひとえに予備のディーゼル発電機の津波を受けての浸水で発電不能が主原因だという。
初動の齟齬が重大な放射能放出・洩れの原因となった。これがなければと反省すべきだろう。
 震度6強の地震では原子炉の安全は持ちこたえていたという。
 しかし予備のディーゼル発電機が津波で水をかぶって働かず、原子炉の運転停止はきちんとできたが、安定した冷温停止に失敗。いまだに冷温停止はできていない。
 数年前からきちんと津波対策の必要性が指摘されていたのに適切な対策がとられていなかった。
東電と”経済産業省”の責任は重い。
 現状:汚染水がたまりにたまってきて、大量の高レベル汚染水を海に放出するしかないかもしれない。
そしてすでにもうだいぶ前から太平洋は汚染されていて福島原発付近の海岸から20キロ沖での海底でも有害放射能ストロンチウムが検出され、骨に蓄積され、半減期が長いだけに将来癌などの病気をもたらす可能性。
 熔融した燃料棒が冷温安定しないという観点でその継続時間が長びいている現状では、
 チェルノブイリの事故を超える原発事故といえるだろう。
  地震と大津波での原発事故は今回人類が初めて経験している。
菅首相が本部長になっておこなってきた原発事故対策、これは想定されて作られた法律の基づいている。
 大規模な放射能放出・洩れ事故は想定されていて、同心円状という欠点はあったが、
 いい加減だが大規模避難が迅速に行われた。
 これは来るべき核戦争の避難訓練と予想してしていた識者もいる。(柴田哲孝著『GEQ』
http://ja.wikipedia.org/wiki/GEQ_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC
 東京電力が福島第一原発を管理運営している。経済産業省がをそれを監督しているという。
 報道人は内部を把握しがたい。発表を待つというのが基本。
 発表は東京電力と”経済産業省”と内閣官房が行い、二転三転。何が真実か? 
 表と裏、何かが隠され、確たる真実は何かと疑念が付き纏う。
 政府は当初スピーディで放射能汚染の広がりを把握しながら、情報独占行い、
 福島県の放射能被ばく避難にきちんと応用さえしなかった。つまりは安易な同心円上の避難とした。
 情報公開がまるでなってない。
 今後の情報公開:I.A.E.Aの天野之弥事務局長は日本人、きんと真実把握ができるのだろうか?
 やや不安である。
 話題が変わるが、現政府批判:日本政府は今度のお盆までに希望者全員が仮設住宅に入れるようにするいう。
 およそあと一月半。不可能ではないか? 希望的観測で云われているだけでは?と不安である。
 記者クラブ改革に熱意がない現内閣。これでは情報公開は中途半端になるだろう。
 ご都合主義の政治には記者クラブ改革はできない。もちろん霞ヶ関・公務員改革もできない。
 今月初めに大差で否決された菅内閣不信任案。そして国会会期は8月末までと延期された。
 議員が夏季休暇をとっている場合でないというのは当然だろう。
 採決待ちの重要法案が目白押しだ。
 鳩山内閣発足当時、維新だ!革命だと情熱が迸ったが、今は菅内閣、理想がほとんどがしぼんで行く。
 原発事故:調査報道もきちんとできないマスコミ各社。きちんと真実を伝えること。これは多くの人々が実際に様々な局面で事実を感じながら、つかんで発表していくほかはないのだろうか?
 真実追求の姿勢からこそ未来へ展望がうまれ、ただしい被災者救済・被災地復興が正当に進む。
 真実追求 ネットジャーナリストの肩にもかかっている。
 また『GEQ』の著者柴田哲孝氏のようにフィクションの手法で真実に迫るのもよい。
 ネット作家やネットジャーナリストは期待されている。(Journalist-Net併載)


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