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 メディア・ウォッチング 想定外の初体験 (過去のブログ記事の採録・転載分)

2014年06月10日 02時33分23秒 | 古いブログ記事の採録・転載
(過去のブログ記事の採録・転載分)

3.11の大地震はかなり正確に予想されていた。 

今後30年で最大99%の確率で予想されていた大地震(マグニチュード
8.0)はある意味で正確に想定されていた。

 3.11の東日本大震災はマグニチュード9.0という未曾有の震災で、未曾
有の大津波となった。

 死者・行方不明者は最近の公表では22810人。

  3.11の大地震はかなり正確に予想されていた。

 今後30年で最大99%の確率で予想されていた大地震(マグニチュード
8.0)はある意味で正確に想定されていた。
 参考⇒http://www.jishin.go.jp/main/chousa/09_choshuki/index.htm
 参考2:→http://www.jishin.go.jp/main/p_hokokukaigi01B.htm

 確かにマグニチュード9.0という超強震は想定外であった。

 海底では数百キロにわたっておよそ30メートルの地層のずれが生じたと
いう。

こういう30mというずれを生んだ大地震だったからこそ最大およdそ40mと
いう大津波が発生したのだろう。

また東日本太平洋岸では海抜零メートル以下地帯が80%増えたという。
ここまで大規模だと、この復旧・復興に
膨大な時間と予算が必要だろう。

 未曾有の大災害。その上、東京電力福島第一原子力発電所でいわゆる
”ベント”で大量の高濃度放射能放出、
メルトダウン、建屋を壊す水素爆発。

当初小さく見積もられた放射能放出・洩れ。しかしやがてレベル6のチ
ェルノブイリ級と過大な評価をおこなう。
こういうことだから裏表がある公表だと疑われる。
 東電はこれまで燃料棒を海水を大量に使用して冷却してきたが未だ安
定冷却に成功していない。

これらはひとえに予備のディーゼル発電機の津波を受けての浸水で発電
不能が主原因だという。
初動の齟齬が重大な放射能放出・洩れの原因となった。これがなければ
と反省すべきだろう。

震度6強の地震では原子炉の安全は持ちこたえていたという。

しかし予備のディーゼル発電機が津波で水をかぶって働かず、原子炉の
運転停止はきちんとできたが、安定した冷温停止に失敗。いまだに冷温
停止はできていない。

 数年前からきちんと津波対策の必要性が指摘されていたのに適切な対
策がとられていなかった。
東電と”経済産業省”の責任は重い。

 現状:汚染水がたまりにたまってきて、大量の高レベル汚染水を海に
放出するしかないかもしれない。
そしてすでにもうだいぶ前から太平洋は汚染されていて福島原発付近の
海岸から20キロ沖での海底でも
有害放射能ストロンチウムが検出され、骨に蓄積され、半減期が長いだ
けに将来癌などの病気をもたらす可能性。

 熔融した燃料棒が冷温安定しないという観点でその継続時間が長びい
ている現状では、
 チェルノブイリの事故を超える原発事故といえるだろう。
    2011-06-30 02:14:19


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