名古屋美味しいもん、不味いもん食べある記

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鶏料理、東区の《なかがわ》。納屋橋堀川沿い【鳥久】

2012年08月20日 | 日記
伏見から西に500メートル。堀川の西側に古い黒塀の《鳥久》がある。
仲居さんが取り分けてくれる水炊き鍋のダシは絶品である。
鶏のダシというのは、ガラから摂るが、骨についた肉をキレイに取り除かないと、
時間が経つと、アクが出たり、臭みが出てしまう。
丁寧に時間をかけない限り、こんなスープは出来ない。

5000円くらいのコースから。
ただし、一品料理はそれほどおすすめではない。
揚げ方も焼き方も、決して上手いとはいえない。
あくまで、鍋が中心だ。
すき焼と、味噌鍋と、水炊きがあるが、鶏のダシの味を堪能するなら、水炊きを薦めたい。

いまどき、冷凍食品で調理したものしか出てこないような居酒屋でも、少し飲み食いが進めば、5000円くらい使ってしまう。
それを考えれば、すごく安いと思う。

大事な客や、大事な人とのデート、家族のイベントなど、ここぞというときのためにも、ぜひ知っておいて欲しい。

また、大衆的な鶏料理と鍋を食べるなら、東区高岳の《なかがわ》がいい。
【鶏のくわ焼き】【みぞれ】【水炊き】など、手軽な価格で楽しめる。
サラリーマンが多いが、女性も気軽には入れる店だ。
ランチは、客が並ぶ。
宣伝もしないのに、近くのサラリーマンたちの人気店でもある。
ランチなら1000円強、夜でも3000円強で楽しめる。
ただしこの店も、揚物は上手いとはいえない。
鍋とくわ焼きが最高にウマイ。

もともと、くわ焼きは、名東区の《しょうわ》の看板メニューだった。
食べ比べるとその差がわかる。
油で炒めて水分を足してキャベツの上に乗っけるなかがわと、
肉の脂を落としてからダシで煮るしょうわとの違いは面白い。

ぜひ、日本古来の食べ物である、鶏料理を味わって欲しい。

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