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チェリスト 阪田宏彰のBlog

日々感じたこと、おすすめなモノ、お気に入りなど

チャーリー

2012-10-30 | 映画
チャーリーで思い出すのはチャップリンかブラウンか。
浜さんは僕には昔過ぎるし、チョコレート工場は新し過ぎるのです。
音楽好きならヘイデンか?

映画「チャーリー」を観ました。
決して映画のレビューブログではありません・・・。


チャーリー・チャップリンの伝記映画。

ロバート・ダウニー・Jrが好演しています。
捉えやすい役柄でもあったでしょうが、コピーするのは大変だったはず。

喜劇の王様を観て、改めて思うのは笑いはペーソスがあってこそ面白いのだということ。
彼の半生の暗い部分を知れば知るほど、彼の非凡な才能の根源が見えるようです。


20代の頃に山と作ったサイレント。
この時代は彼自身の哀しさをエネルギーにしていたように見えます。
チャップリンの放浪者
ちょっと長いですが、バイオリンを弾くチャップリンが見られます。
何か気が付きませんか?


大金持ちになって、世界の名士たるチャップリンは、人間社会の哀しさ、人間という存在の哀しさを題材にし始めたようです。
独裁者 ラストの演説

公開当時、左翼からも右翼からも叩かれたというこの「独裁者」という作品。
人間という生き物の愚かさを哀しさとして捉えた作品だと思います。
資本主義の行き着く先を憂えた彼は共産主義者のレッテルを貼られてアメリカを追放されます。
他人の哀しさを腹を抱えて笑っていた人々が、自分達の哀しさを突きつけられた時には反発するのです。
自己を見据えて笑いに昇華した彼には、さぞ愚かしく見えたでしょう。


音楽にも才能を発揮したチャップリン。

そう。天才は左利きなのですよ。
そういえばYAMATO S.Q.の石田泰尚も。彼は逆には構えませんが・・・。
名曲「SMILE」Nat King Cole
も有名ですが、音楽をうまく使った演出や作詞(デタラメ語?)も彼ならでは。
Modern Times (lyrics)ティティーナ


色々調べてみました。
このブログでも書いてきたカザルスや李香蘭とも親交があったらしいことに、ちょっと嬉しくなったり。
大変信頼を置いた日本人の秘書の影響で親日家であったことや、来日して5.15事件で暗殺されかけたことなども今さら知って驚きました。
いや、様々なコンサートの企画者としての責務ですよ。
・・・でも脱線。
お気に入りのボクシングのシーン。
City Lights


サイレント時代の映画はさすがにコンサートの企画者としては使えないですね。
だけど、面白いのでついつい見入ってしまいます。
いや、直接の題材にはならなくても、魅せ方、リズムなど、プレイヤーとしてはとても有用ですね。
うん。
観ちゃおう。
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