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チェリスト 阪田宏彰のBlog

日々感じたこと、おすすめなモノ、お気に入りなど

YSQ 20th記念CD第1弾!

2014-08-30 | YAMATO String Quartet
ようやく出来ました!
「YAMATO String Quartet 壱」!


4曲だけの簡易版ミニアルバムですが、プレイタイムは40分。
普通のアルバム並の長さですね。
20周年記念シリーズとして、あと数回続きます。
これがちゃんと無くなってくれれば続けられます。
よろしくお願いします。


店頭に並ぶことはありません。
今のところインターネットでも流通させるつもりはありません。
そして、初版が無くなったら二度と再プレスはしません。
ということはコンサート会場でしか手に入りません。
よろしくお願いします。


数枚溜まったら、フルアルバムにしてキチンと出したいと思います。
でも4曲中1曲は確実にこのミニアルバムのみで姿を消します。
よろしくお願いします。


自分たちのやりたいように作った自主企画CDです。
でも侮ってはいけません。
録音会場は相模湖交流センター。
日本コロムビアの国崎さん、塩澤さんのコンビに録音してもらいました。
近藤さんもディレクションで参加してくれました。
お昼は新小金井のおにぎりの名店「握り飯屋」のおにぎりとお味噌汁。
夜は平林さんが、ホールのキッチンで美味しいご飯を作ってくれました。
体力勝負の収録を乗り切れたのも皆様のおかげです。

「YAMATO String Quartet 弐」の収録は終わっています。
こちらは11/23のサントリーでお目見えする予定です。
初版のみ再プレス無しのミニアルバム。
コンプリートしてみませんか?


ふう。
思いつく限りの宣伝をしました。
近藤さんは勿論、メンバーのアイディアも詰まった一枚です。
是非お楽しみください!

引き続きYSQ 20th Aniv.コンサートについて

2014-08-20 | YAMATO String Quartet
毎年色々な企画を進めて行く中で、地元小金井の様々な才能の協力はもはや不可欠です。

その中でも平林さんの協力は数も重量も飛び抜けています。
絵を描いて貰ったり、一緒に演奏してもらったり、美味しいご飯を作ってもらったり、録音録画をしてもらったり。
何でもできるんですよ。この人は。

で、今日は平林さんに作ってもらったばかりの「YSQ 20th Aniv.PV」!
YAMATO String Quartet 20th Anniversary at YOKOHAMA MM21hall

YAMATO S.Q. 20周年!

2014-08-18 | YAMATO String Quartet

YAMATO S.Q.が20周年を迎えました。
ここまで応援してくださった皆様に心から感謝致します。

20周年記念コンサートは、9/2に迫った横浜みなとみらい公演、11/23のサントリー公演があります。

是非ご来聴くださいませ。


大学を卒業したての20年前、YAMATO String Quartetのデビューコンサートがありました。

在学中に室内楽の楽しさにハマってしまった僕は、明けても暮れても室内楽に没頭していました。

先生方や先輩方によく聞かれました。
「阪田さぁ~、卒業後はどうすんの?」
「できれば室内楽をやっていたいんですよね~。」

その反応は人によってまちまちでしたが、大きく分けて二つ。
大体の人は鼻で笑う。
でなければ、どれだけ無謀なことであるかを真剣に説明してくださる。

「室内楽じゃ食べてけないよ。」
「あくまでもサイドワークとして・・・云々」
などなど。

手放しで賛成してくださる方は皆無だったと思います。


そんな中、独特なオーラで異彩を放っていた後輩、石田泰尚を誘ってYAMATO S.Q.を組んだのです。
東京音楽大学からはリーダーの浜野考史と榎戸崇浩。
目標は「赤字禁止」。

とにかく食えないジャンルと言われる状況を変えたい。
室内楽を流行らせちゃる!
などと大それたことを考えていました。

黒字を続けることが目標なのです。
難解なプログラムは避け、分かりやすく魅力的なクラシック作品を中心に、幅広い層のお客様に足を運んでいただきたいと考えました。
最初にメインに選んだのは、グリーグの弦楽四重奏曲ト短調でした。

それから室内楽の殿堂、津田ホールを中心にほぼ毎年コンサートを催して10周年を迎えます。
その津田ホールも今年度限りで閉館が決まったとのこと。
僕たちを置いて、伝統ある会場は世を去っていきます。
この会場で、ドビュッシーがグリーグに対抗して書いたという、同じくト短調の弦楽四重奏曲も演奏しました。


節目の10周年。
大きな転機が訪れました。
津田ホールでの10周年記念コンサートを最後に浜野考史が退団してしまったのです。
彼のチグハグなリーダーシップを面白がることで繋がっていたYAMATO S.Q.としては大きな打撃でした。
僕にとっても、自分が代表を務めることになったショックは厳しいものでした。

新しく執行恒宏が入り、その剛柔兼ね備えたスタイルによって、グループとしては更に飛躍できる材料が整いました。
それでもリーダーとして、このグループをどうしていくべきなのか、僕には見えていませんでした、
それから数年、YSQは依頼公演をこなすだけのグループとして、生き永らえます。
みなとみらいホールでのシリーズを企画してくださった幸松肇氏のCD2枚もこの時期の作品です。

リーダーとしての無力感に襲われながら、初心に立ち戻る決意をしたその時、弦楽四重奏に新しいレパートリーを開拓する強力なパートナーを得ました。
ここ数年、鮮烈なアレンジを次々に提供してくださる近藤和明氏。
彼と出会い、初めて僕はリーダーとして目的を持つことが出来ました。
ちょうど石田泰尚と執行恒宏のコンビネーションも円熟を迎えた頃のこと。
メンバーのモチベーションの高さ、客席の盛り上がり、全てがうまく回り出しました。

その反面、先に進み続けることの厳しさも、ここ4,5年で知った気がします。
一度動き出した推進力を維持するのには膨大なエネルギーと計画性が必要です。
エネルギーも四十男のもの、計画性は皆無なリーダーにとって、これは高いハードルです。
近藤和明氏やメンバーからの、厳しい上にも厳しい意見やアドヴァイスを受けて、ギリギリ成り立っているのです。


リーダーなんてガラじゃない。
リーダーになった時から今まで思い続けていることです。
でも僕はやめません。
自分達がやりたいことをやるのに、余所様におんぶに抱っこではエネルギーとなる苦労が足りないのです。

今、若い音楽家たちに「室内楽を永く続ける秘訣は?」「僕たちやってけるでしょうか?」
というような質問をされることがあります。
やっていけるかどうかはすぐに判断出来ます。
上手下手ではありません。
目を見て、「どっちみちやめないな」「やめちゃうかもな」という判断をするだけです。
やめなきゃ続けるしかないのですから。

20年前の先生方や先輩方も同じように思ってアドヴァイスをしてくださっていたのだろうと思います。
「やめとけ」
と言っても、続けちゃうヤツは続けちゃうし、その言葉でやめちゃう人はやめられる程度だったということ。
結局自分で決めていくのですね。


近藤和明氏の力を借りて企画を始めてからの数年、徐々にレパートリーが溜まってきました。
これを少しづつ音源として残したいと考えています。
4曲だけのミニアルバムですが、9/2の横浜みなとみらい公演でお目見えすることになります。
ここでしか手に入らないかもしれませんので、是非足をお運びください!

昨年、このCDを作る話をメンバーにしたところ、
「えー、めんどくせ~!」
「大変じゃん!」
「金なら出さねー。」
など、散々な悪態を吐かれながら推し進めてきました。

最近は
「アレいつ出んの?」
「まだかよ!?」
「キャッチコピーはこれがいいと思うんだけど。」
など。
リーダーとしての至福の時です。

CDについての苦労話はまた今度。

9/2横浜みなとみらいホールでの公演は下記にお申し込みください。
会場でお待ちしております!
アーバンクラシック
urbanclassic210.com

御礼と感想(珍しく本当に日記風)

2014-07-23 | YAMATO String Quartet
日記風とか書いておきながら、既に6日前の話。
7/18の「YAMATO String Quaretet 神奈川県立音楽堂公演」にご来場くださった皆様、ありがとうございました!

オーケストラサイズのホールを埋め尽くすお客様のおかげで、メンバーも熱い演奏をしてくれたと思います。

渋谷のさくらホールや、横浜みなとみらい小ホールでの演奏が多かったYSQにとって、ほぼ初めてといって良いくらいの生音が聞こえてしまう会場でした。
音が生音のまま客席の後ろまで飛んでしまう感じ。

これがとても心地良かったのです。
それは勿論、いつも通りか、いつも以上に神経が疲れましたけれど。
またこのホールでやってみたいと思いました。


そして翌日。
疲れ果てた体で、午前から補講授業のために大学に出勤してから、15時に渋谷の「公演通りクラシックス」というライブハウスに。
僕の音楽観を変えたヴァイオリニスト「喜多直毅」の出るインプロヴィゼーションのライブを聴きに行ったのです。

この日は、クラリネット奏者のグザヴィエ・シャルルさん、ヴォイスのギレーヌ・コスロさん、ピアノのフレデリック・ブロンディというフランスのトリオと、コントラバスの齋藤徹さんとヴァイオリンの喜多くんの5人の即興ライブ。


僕は正直なところ、インプロヴィゼーションというものが何を求めていて、何を楽しむものなのか、意味合いが掴めていません。
喜多直毅の「今」を見に行ったというのが正直なところです。

人間から出るとは思えない声。というかノイズ。
会場の人が良く黙って見ていると思うようなピアノの内部奏法。
どこから音が聞こえてくるのか分からないクラリネットの超絶技巧。
そして斉藤徹さん、喜多直毅の弦楽器二人は、弦楽器の構造理由を無視した数限りない奏法を繰り出します。
そんな清冽なノイズが時間の流れの中に生まれては消えていきます。
相手の言葉を聞き逃さない張り詰めた空気。
陰陽、大小、緩急、などの対比を作為的に使うことはほとんど無く、会話の中で紡がれる時間。
時間の感覚をグチャグチャにされるようなこの浮揚観を楽しむものなのかな?

僕には楽しみ方が分かっていない、と痛感しつつも、面白いと思いました。
脳みそに電気あんまをかけられたような痺れを残しつつ、夕方の池袋へ。


地元小金井の珈琲屋台出茶屋さんのコミュニティでのお友達「まろさん」。
ジブリ映画、「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の監督を務める米林宏昌さんの通称です。
随分エライ人になっちゃったので、軽々しくお友達とか言ってはいけないかな?
「思い出のマーニー展」を見に行ったのです。


まだ見ていない「思い出のマーニー」のネタばれしそうなコーナーはチラ見して足早に通過。
「アリエッティ」やそれ以前の作品のコーナーで、彼が監督をやりたくなくて呻き苦しんでいた姿を思い出しながら感慨に耽りました。
芸術的にも興行的にも責任を負うようになってから、やはり絵は変わっているように思いました。
絵心の欠片も無い素人がこんな偉そうなことを書くもんじゃないですね。


そして夜も更けた池袋で、鈴ん小屋(りんごや)というライブハウスに。
僕のホームページの管理、Cello Ensemble 008のホームページ、YAMATO String Quartetのホームページを作成してくださった進藤さんのバンド「SHINDO」の出演するライブ。
爆音の中で、哲学的で繊細なロックを聴きました。
かなり凝っていて、それでいてストレートな表現。
喉ごしが良さそうでいて、後に何か残るような。

7/18に空っぽになるくらい疲れていたお陰で、この脳内ジェットコースターの様な7/19を素直に楽しめたと思います。
次は「思い出のマーニー」を見にいかなきゃ!

YAMATO S.Q. at 神奈川県立音楽堂

2014-07-17 | YAMATO String Quartet
ほとんど告知出来ませんでした!
今さらですが、明日です!
「横浜友の会」の主催によるサマーコンサート。


神奈川県立音楽堂は、桜木町の丘の上に立つ歴史ある建物です。
今時のやたらと響くホールと違って、かなりシビアです。
でもその響きの温かさも、古びた外観も、とても好きなホールです。

神奈川フィルさんに呼んでいただく中で、たまにこのホールで演奏することがあります。
そう、オーケストラサイズのホールなんですよ。
YAMATO S.Q.の20年の歴史の中で、1000人を超えるサイズのホールでのコンサートは初めてかもしれません。




ほとんどのお客様はYAMATO S.Q.のコンサートは未体験でしょう。
さて、何を喋ろう。
さすがにいつものようなユルユルのお喋りだと怒られるかしら?

夏だというのに、より暑苦しい曲を連発します。
「ブエノスアイレスの夏」とか「ゴジラ」とか・・・。
考えただけでも暑苦しいですね。

1054席。
かなり埋まるらしいですが、まだ若干の空き席はあるようです。
明日は雨も降るようです。
蒸し暑い中、暑苦しい音楽を聴いて汗をかきたい方は、是非どうぞ。

YAMATO S.Q.のWEBSITEが公開されました!

2014-05-24 | YAMATO String Quartet
YAMATO String Quartet
です。

以後お見知りおきを。

これから充実させていく箇所もありますが、とりあえずご覧いただけるようになりました。
これに合わせて、阪田宏彰としてのホームページ「TUNE THE CELLO!」内のYAMATO S.Q.のコーナーは新ページに移行します。


トップページの写真にカーソルを合わせると、僕たちが笑います。
石田泰尚の笑顔は中々出ないですよ。

今年のYSQは、9/2のみなとみらいと11/23のサントリーでの20周年記念コンサートの他、7/18の神奈川県立音楽堂、12月には後援会の方に向けてミニライブを考えております。
急ぎ内容を詰めていきますので、もうしばらくお待ちを!

リハーサル開始

2013-11-16 | YAMATO String Quartet
とうとうリハーサルが始まりました。


よーく見ると、有名人や偉い人がそこかしこにいらっしゃいますよ。
ちなみにこの時は読売日本交響楽団のソロクラリネット奏者、藤井洋子さんがソリストの協奏曲。
曲も演奏も素晴らしい。
藤井洋子さんは本当にご近所で、よく我が家の前を買い物袋を下げてお帰りになっています。
さすがソリストだなぁ、と感心しつつ、普段とのギャップを楽しむのもご近所ならでは。


大体僕はソリストではないのです。
オーケストラバックのコンチェルトなんて、YAMATO S.Q.の石田とブラームスの二重協奏曲をやって以来。
コンチェルトと言いつつ、アンサンブル系のものしかやっていない辺り、僕らしいですね。
人の顔色をうかがって生きていくのだな、僕は。

このブログにオーケストラの写真が出るのはとても珍しいことです。
他のオーケストラと違って、ここでは客演ではないのです。
僕が出ていても誰かが欠席していることが露見したりはしません。
地元ですから堂々とね!

というわけで、珍しいオーケストラの中の僕の写真が手に入りました。


自宅から歩いて5分の現場にしては、真面目な顔しているでしょう?


素敵な瞬間や、盛り上がる時間、ドキドキしていたり、バタバタしていたり。
色々なことがあって、それらのドラマを全て書いたら面白いかもしれません。
でも、これは客席にいらしてくださった方のみが体験することです。
お席はまだあるそうです。
最前列や最後方、両側の端の列などですが、残り物には福が・・・あるかな?

あと2日。
幸せなプログラムばかりのコンサート。
全てのお客様に福があるように、全力を尽くします。

YAMATO S.Q. 2013終了!

2013-07-02 | YAMATO String Quartet
お陰様で無事・・・・・? 終演することが出来ました。



いつもいつも本番っていろんなことが起きるなぁ。
まあ終わったことは考えてもしょうがない。
お客様が喜んでくだされば、それで満足です。

年々進んでいくプログラムのマッチョ化。
僕の身体はあと何年耐えられるかしら。
色々管理・維持を考えなければいけない歳なのだな。
終演後、先輩同業者から身体のケアについてとても細かい指示が書かれたメールを頂きました。

気を付けます。。。。


来年はYAMATO S.Q.にとって結成20周年の年です。
そろそろ貯まってきた近藤さんのレパートリーで、CDを録りたいと思います。
コンサートも、この先の10年を見据えたものにしたいと考えています。
頑張ってくれているメンバー、徐々に増えてきたお客様の為にも全力で企画します!

これにて、2013年のYSQの自主企画は全て終わりました。
素晴らしい楽曲を提供し続けてくれる近藤さん、ありがとうございます!
写真の井村重人さん、イラストの星加海さん、書家の春秋さん、その他デザインや動画、ウェブなど各方面でご協力くださった皆様にも感謝です!
また、昨夜は横浜、遠い時は那須まで応援に来てくれる地元小金井の友人達、僕の活動意欲の源です。いつもありがとう!
最後にお手伝いしてくださる各事務所の皆様、何より応援してくださるお客様。
お陰様であと少しで大きな節目を迎えられます。
感謝とともに、これからも応援をよろしくお願い致します!

聴講

2013-06-25 | YAMATO String Quartet
いつも人にコンサートに来ていただくばかりではありません。
お知らせ頂いたコンサートには可能であれば伺います。
ましてや僕の企画するコンサートを聴きに来てくださった同業者のコンサートは、是非聴きに行きたいと思っています。

けれど、一度に数百人のお客様に聴いていただく商売です。
毎日のようにあるお誘い。
全てに乗れるわけではありません。
当たり前だけれど、同じ時間帯に仕事をしていることが多いのです。
空いている日でも、同じ時間にコンサートのお誘いが重なってしまうこともしばしば。
その場合、どちらかのコンサートを聴かせていただくわけですが、もう一つのコンサートは失礼することになるのです。
そうすると、伺ったコンサートについてブログには書けなくなるんですね、これが。

今日は大学の授業も早めに終わり。(決して手抜きではありません。公式?行事により履修者が全員早退けしてしまったのです)
お知らせをいただいたコンサートは一つだけ。
これがとても興味を持っていたプログラムだったのです。
遅刻気味でしたがお邪魔してきました。

吉松隆さんのアトム・ハーツ・クラブ・カルテット
コルンゴルトの2番
そしてカプースチンのピアノ五重奏

なんて忙しそうな・・・。
でもいつか聴いてみたかった曲ばかり。
聴きたかったのです。やりたいわけではありません。

熱演でした。
充分に響くとは言い難い会場でしたし、遅刻して着いた席で聴いたバランスは微妙な感じでした。
が、それでも熱演であることは伝わりました。
後半は演奏者の正面に席を取って、若々しい熱意と豊富な運動量で押し出されるような音の洪水を楽しみました。

演奏後の「やりきった感」溢れる火照った顔を見て、嬉しくなりました。
ここのところYSQ皆勤の西浦詩織さん、元気いっぱいのチェリスト芝崎紘生さん、ご挨拶できませんでしたがメンバーの皆様お疲れ様でした。
終演後、わざわざ追いかけてきてくださった芝崎さんが「ブログ見てます!」と。
音楽界の片隅で細々やっていても、この歳になると奇特な方が現れるもんです。
いや、ありがとうございます。
決してチェリストの役には立たないブログですが・・・実は誰の役にも立たないのです。
損はしていないので、安心してこれからもご贔屓を。


今日は良い刺激を受けました。
7/1は「やっちまった感」溢れるのぼせた顔をお見せ出来ると思います。
お楽しみに!

YSQ初ライヴ 満員ありがとうございました!

2013-06-18 | YAMATO String Quartet
昨夜、YSQ初のライブハウス公演にご来場くださった皆様、ありがとうございます!

全体としては初めての会場と、折からの猛烈な湿気でメンバー一同冷や汗をかきながらの奮闘でした。
そんな中でもお店の持つ温かい雰囲気に助けられながら、何とか務めきる事が出来ました。


前半のピアソラを演奏しながら。
何か場所に染みついたタンギスタ達の想いを感じたような気がします。

字の上手な人のペンをお借りして書いている時、何故か自分じゃないみたいに上手に書けたりする事があります。
何かペンに染みついた上手が伝染るんだと思うんです。
昨夜も何かこみ上げてくるような感覚を背中に感じながら演奏しました。
「エル・チョクロ」に出演してきたタンギスタの方々の熱い想いに感謝です。


後半はロックで。
ビートルズ、レッドツェッペリン、ジミ・ヘンドリクス。
こちらははっきりとタンゴではありません。
実際背中からの助けは無かった気がします。
その分、流れに身を任せることのない絞り出すような演奏になったかもしれません。


とても素敵な会場です。
バタバタしている間に終わってしまいましたので、写真が一切ありません。
もし良い写真をお持ちの方がいらっしゃいましたらお送りください!
また客席にもお邪魔したいと思います。