いよいよ迫ってきました。
9/23(金)19:00 サントリーホール(小ホール)です。

サントリーホールでの公演は3年目。
残響が決して潤沢ではないこの会場は、演奏の輪郭がより生々しく伝わるせいか、みなとみらい公演とはまた違う反応をいただきます。
演奏自体も変化しているのでしょう。
共通している曲も、東京公演のみの曲もお楽しみいただければ幸いです。
いつもの通り、プログラムノートを公開します。
String Quartet No.19 in C Major Kv.465 : W.Mozart
弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 「不協和音」 : モーツァルト
ハイドンの弦楽四重奏に感動したモーツァルトが書いた弦楽四重奏曲の14番から19番を表す「ハイドンセット」の終曲。
冒頭の大胆な和声から「不協和音」の副題がついた。 現代の感覚ではさほど不協和に聴こえないが、当時は本気で書き損じを疑われたらしい。 確かに現代の巷で量産される音楽よりも刺激的かもしれない。
この曲では第一ヴァイオリンを執行が、第二ヴァイオリンを石田が受け持つ。この曲の持つ「妖しさ」と「流麗」のコントラストに与える影響を見ていただきたい。
第一楽章 Adagio - Allegro
第二楽章 Andante cantabile
第三楽章 Menuetto
第四楽章 Allegro
String Quartet No.2 op.10 : Zoltan Kodaly
弦楽四重奏曲第2番 : コダーイ
コダーイはバルトークと並んでハンガリーを代表する作曲家の一人である。
民俗音楽の研究に熱心で、同じく民俗音楽を研究した僚友バルトークに各地の民謡の手ほどきをしたのも彼である。
哲学、言語学でも博士号を持つことも、彼の作風に大きな影響を及ぼしているであろう。
調性は無いが、土の香りのする温かい民謡の影響が感じられる。
第一楽章 Allegro
第二楽章 Andante-Quasi recitativo - Andante con moto
The Court of the Crimson King [side-B] : King Crimson
クリムゾンキングの宮殿 - B面 : キング・クリムゾン
プログレッシブ・ロックの扉を大きく開いたキング・クリムゾンのロック史に残るファーストアルバム。
近藤和明氏とYAMATO S.Q.のコンビでは、このアルバムを切り売りせず全曲再現することにした。
キング・クリムゾンのオリジナルを尊重して、「21世紀のスキッツォイド・マン」冒頭の数十秒のノイズ表現に挑戦し、各曲はほぼ継続している状態で演奏される。
LP時代のアルバムのA面とB面を横浜公演と東京公演に分けたが、 今日はA面一曲目の「21世紀のスキッツォイド・マン」とB面の2曲を演奏する。
21st Century Schizoid Man ( 21世紀のスキッツォイド・マン )
Moonchild
The Court of the Crimson King ( クリムゾン・キングの宮殿 )
Vayamos al Diablo : Astor Piazzolla
バジャモス アル ディアブロ : アストル・ピアソラ
昨年のYSQ公演で全曲が揃った「天使の組曲」。今年は「悪魔」である。
7拍子という不安定なリズムを基本にヴァイオリンの低音が唸る。 原曲は2分もない短いトラックだが、冒頭と間奏に近藤和明氏のオリジナル部分が書きおろされた。
「悪魔をやっつけろ!」と訳されることもあるが、「悪魔で行こうぜ!」とも取れる。スペイン語圏の人でも「不思議な言葉」らしい。悪魔を怒らせないよう、あえて訳さないことにする。
Burn : Deep Purple
紫の炎 : ディープ・パープル
ジミ・ヘンドリクスの影響を受けてスタートした初期から5年後、リッチー・ブラックモアの主導でハードロックへ路線変更した時期のディープ・パープルの代表作。
この前後にもメンバーの入れ替えが幾度も行われたこのバンドで、看板ギタリストとして脱退と再加入を繰り返したリッチーが、唯一「納得して作成できた」と言うアルバム「紫の炎」の表題曲でもある。
リッチーのギターソロはヴィオラによって演奏される。
9/23(金)19:00 サントリーホール(小ホール)です。

サントリーホールでの公演は3年目。
残響が決して潤沢ではないこの会場は、演奏の輪郭がより生々しく伝わるせいか、みなとみらい公演とはまた違う反応をいただきます。
演奏自体も変化しているのでしょう。
共通している曲も、東京公演のみの曲もお楽しみいただければ幸いです。
いつもの通り、プログラムノートを公開します。
String Quartet No.19 in C Major Kv.465 : W.Mozart
弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 「不協和音」 : モーツァルト
ハイドンの弦楽四重奏に感動したモーツァルトが書いた弦楽四重奏曲の14番から19番を表す「ハイドンセット」の終曲。
冒頭の大胆な和声から「不協和音」の副題がついた。 現代の感覚ではさほど不協和に聴こえないが、当時は本気で書き損じを疑われたらしい。 確かに現代の巷で量産される音楽よりも刺激的かもしれない。
この曲では第一ヴァイオリンを執行が、第二ヴァイオリンを石田が受け持つ。この曲の持つ「妖しさ」と「流麗」のコントラストに与える影響を見ていただきたい。
第一楽章 Adagio - Allegro
第二楽章 Andante cantabile
第三楽章 Menuetto
第四楽章 Allegro
String Quartet No.2 op.10 : Zoltan Kodaly
弦楽四重奏曲第2番 : コダーイ
コダーイはバルトークと並んでハンガリーを代表する作曲家の一人である。
民俗音楽の研究に熱心で、同じく民俗音楽を研究した僚友バルトークに各地の民謡の手ほどきをしたのも彼である。
哲学、言語学でも博士号を持つことも、彼の作風に大きな影響を及ぼしているであろう。
調性は無いが、土の香りのする温かい民謡の影響が感じられる。
第一楽章 Allegro
第二楽章 Andante-Quasi recitativo - Andante con moto
The Court of the Crimson King [side-B] : King Crimson
クリムゾンキングの宮殿 - B面 : キング・クリムゾン
プログレッシブ・ロックの扉を大きく開いたキング・クリムゾンのロック史に残るファーストアルバム。
近藤和明氏とYAMATO S.Q.のコンビでは、このアルバムを切り売りせず全曲再現することにした。
キング・クリムゾンのオリジナルを尊重して、「21世紀のスキッツォイド・マン」冒頭の数十秒のノイズ表現に挑戦し、各曲はほぼ継続している状態で演奏される。
LP時代のアルバムのA面とB面を横浜公演と東京公演に分けたが、 今日はA面一曲目の「21世紀のスキッツォイド・マン」とB面の2曲を演奏する。
21st Century Schizoid Man ( 21世紀のスキッツォイド・マン )
Moonchild
The Court of the Crimson King ( クリムゾン・キングの宮殿 )
Vayamos al Diablo : Astor Piazzolla
バジャモス アル ディアブロ : アストル・ピアソラ
昨年のYSQ公演で全曲が揃った「天使の組曲」。今年は「悪魔」である。
7拍子という不安定なリズムを基本にヴァイオリンの低音が唸る。 原曲は2分もない短いトラックだが、冒頭と間奏に近藤和明氏のオリジナル部分が書きおろされた。
「悪魔をやっつけろ!」と訳されることもあるが、「悪魔で行こうぜ!」とも取れる。スペイン語圏の人でも「不思議な言葉」らしい。悪魔を怒らせないよう、あえて訳さないことにする。
Burn : Deep Purple
紫の炎 : ディープ・パープル
ジミ・ヘンドリクスの影響を受けてスタートした初期から5年後、リッチー・ブラックモアの主導でハードロックへ路線変更した時期のディープ・パープルの代表作。
この前後にもメンバーの入れ替えが幾度も行われたこのバンドで、看板ギタリストとして脱退と再加入を繰り返したリッチーが、唯一「納得して作成できた」と言うアルバム「紫の炎」の表題曲でもある。
リッチーのギターソロはヴィオラによって演奏される。