思うがままに

日々の出来事、感じたこと、趣味などについて書いていきたい
と思っています。

今朝読んだ記事

2013-08-29 13:47:57 | 日記

「徘徊事故・家族に賠償命令」
判決「見守り怠る」720万円支払いを」読売新聞

新聞記事から判断すると家族は十分な介護していたはずでした。
しかし、ほんのちょっとの隙に重度の認知症の男性が外に出てしまい、その男性が列車に
はねられて死亡。JR東海から損害の支払いを命じられた、という内容です。

徐々に深刻化する高齢化社会。特養など利用負担額の少ない施設はどこも満杯。
待機者が100人~200人と聞きます。
もっと多くのお金が出せれば有料用心ホームという選択肢があります。
でもたいていの場合、入所金が○百万、或いは月々の費用が○十万円と聞くと、
払い続けることができるだろうか・・と躊躇してしまいます。
以前テレビに「家族を入れたい病院」が映っていました。
高齢者のための病院です。至れり尽くせり・・確かにすばらしい病院でした。
しかし、月々の入院費用が庶民の払える金額ではありません。
よほど裕福なご家庭でなければそんなことはできません。

また、施設に入れるのではなく、自分の家で介護をしたいと思う家族もいるでしょう。
しかし、認知症を抱える家族の在宅介護は介護者の負担があまりに大きいのが現実です。
さらにこのような悲劇に発展してしまうこともあるのでしょう。
ご遺族の方は本当にお気の毒です。

誰もが安心して家族を預けることにできる施設を増やして欲しい、と思います。
しかし難しい問題なのでしょう。

支払いを命じられた妻と長男は、名古屋高裁に控訴したようですので、
今後の行方を見守っていきたいと思います。