Captain on the Bridge ver.2

ここでの決まりはただ一つ「宇宙はジェインウェイ艦長を中心に回っている」

人への歩み

2005年12月18日 22時16分22秒 | ヴォイジャー・レビュー
J/Cの人たちのサイトを見ると、これは鬼門のようなエピソードだそうです。私は艦長マニアですがJ/Cではないので・・・というより、副長に余り思い入れがないので、セブンが可愛そうだなと単純に思いました。

冒頭のセブンのピアノ演奏、曲はショパンのようなのに、メトロノームを鳴らしているのを不思議に思いましたが、これはセブンの心の内側を象徴するものだったようです。彼女は完璧を目指している。その一方で人間性を取り戻そうとしている。オープニングの、正確だけど全く感情の動きのないボーグのような演奏が、今のセブンの心なのだとしたら、人間として大切なものはまだ取り戻せてはいないのですね。

思い通りの自分になれ、誰からも受け入れられるホロプログラムにハマるセブンと、虚しいと知りつつ、束の間の恋に踏み込んでしまった「フェア・ヘブン」での艦長が、何となく重なってしまいました。どちらも普段の彼女達なら絶対にしない
ことだけに、それに至ってしまったのが悲しいですね。艦長の場合は立場上逃れられない孤独の深さゆえであり、セブンは3年半ヴォイジャーで暮らしていても、心の内を周りには理解してもらえないから。

とはいえ、このエピを見ていて何となく落ち着かない気がするのは、これでもか~と言うくらい過剰なお色気サービスのせいでしょうか(苦笑)。確かにすごくキレイでしたよね。でも第7シーズンのエピって、今更どうしてと思うものが多いような・・・。


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