Captain on the Bridge ver.2

ここでの決まりはただ一つ「宇宙はジェインウェイ艦長を中心に回っている」

道は星雲の彼方へ・PART1

2006年02月12日 13時21分21秒 | ヴォイジャー・レビュー
いきなりサンフランシスコ上空を旋回するヴォイジャー。花火が上がり、人々の歓声が聞こえる・・・のは10年も前のこと。旅が始まった時からすれば33年後、25世紀を生きる「ジェインウェイ提督」が、暗い表情でその映像を見ていました。ゆがんだコーヒーカップを持って。

感想は後編を見てから改めて書きますが、前編を見て印象に残ったのは、提督の翳りのある表情です。艦長の年齢は公式サイトでも公表されてないので分かりませんが、艦長の人物設定をしたジェリ・テイラー氏の著書によれば2335年生まれ。つまりこのエピでの提督の年齢は69歳。彼女の総白髪は年齢のためと言うより、苦難の長旅の結果なのでしょうね。

ともあれ、どのシーンでも提督は辛そうな、暗く重い表情ばかりで、時折はさまれる2377年の「艦長」の、いつもと変わりない明るい表情とのギャップが大きいのです。何が艦長をこうまでも変えてしまったのか?。

あらすじを知っていたので、見る前は副長の唐突なロマンスも気になってましたが、実際に見てみると、提督の表情と緊張感に圧倒されて、副長のことなんてどーでもいいです。好きにやってください(苦笑)。ただしこの取って付けたような恋愛が提督の、ひいては艦長の決断につながるのだとしたら、何とも罪な話しですね。やはり第7シーズンの副長は問題があり過ぎます。ジェインウェイ艦長はピカード艦長と比較されますが、チャコティとライカーの違いもかなりなものでしょう。

残すはあと1話。DVDはノーカット版らしいので、2時間じっくり見ましょう。


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