Captain on the Bridge ver.2

ここでの決まりはただ一つ「宇宙はジェインウェイ艦長を中心に回っている」

その話って本当に伝説なの?

2006年06月18日 00時00分22秒 | ヴォイジャー・レビュー
「ヴィディア人の協力」

ヴォイジャー第2シーズン。艦長と副長がウイルスに感染してある惑星に取り残されるお話。呉越同舟の140名余のクルーを引きつれ、前人未到の長旅を続けるジェインウェイ艦長は、強情で頑固、男以上に男らしい人です(苦笑)。そんな艦長も背負った重い責任を下ろすと、子供のような笑顔を見せたり、チャコティの「告白」に涙を見せたりするわけです。

このエピソードは、艦長の人物設定をしたジェリ・テイラー氏の脚本です。だから艦長がいつもの豪傑ではなく、普通の生身の女性として描かれているように思います。もしもヴォイジャーが遭難しなければ、婚約者と結婚して愛ある日常生活を過ごしていたでしょう。でもありふれた日常から切り離された艦長が、ありふれた日常を手にするには、ヴォイジャーでの生活を捨てなければならない。

日替わりの衣装に、多彩な表情、入浴シーン・・・はともかく(爆)、艦長を堪能できるこのエピで最も印象に残ったのは、再びヴォイジャーに戻るため制服を身に付け、トマトの苗の向こうに立つ艦長の悲しげな表情。7年間の旅で艦長が失ったものと得たもの、どちらが多いのか考えてしまいます。


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