Captain on the Bridge ver.2

ここでの決まりはただ一つ「宇宙はジェインウェイ艦長を中心に回っている」

道は星雲の彼方へ・PART2

2006年02月13日 19時13分57秒 | ヴォイジャー・レビュー
とうとうヴォイジャーの7年間の旅が終わってしまいました。いまだに賛否両論の最終回を艦長マニアの私はどう見るのか、どう感じるのか、自分でも予想できませんでした。2時間分を見終えて、とても複雑な心境です。

ヴォイジャーは地球に帰還し、ジェインウェイ艦長は提督に昇進。ヴォイジャーは博物館となり、作戦室のコーヒーポットまで再現されている。そんな明るい未来を、どうして我が手でひっくり返そうとするのか?。艦長が提督に投げた問いは、そのまま私の疑問です。その答えは、これから失われるクルーの命を守るため。じゃあ、少し前に死んだケアリーはどうなるの?。時間を戻すなら第1話まで戻って、そもそもヴォイジャーの遭難をなかったことにすればいいのでは?。

時間をいじること、その理由が薄いこと、艦長はそんな人じゃないなど、このエピを否定的に感じる部分もあります。でも具体的に描かれなかった残り16年の旅で別人のように変わってしまった提督が、変わる前の若い自分と話していくうちに、かつての自分を取り戻していくのは感動的でした。

前編では提督の暗い表情が印象的でした。後編ではシャトルで艦長が提督に向けた笑顔が心に残りました。鈍い私でさえ提督が死を覚悟してるのが分かるのに、どうして艦長はあんなに豊かで美しい笑顔を見せたのだろうと、とても不思議でした。余りにもあっけなくアルファ宇宙域に戻ってクルー全員が呆然としてる中、艦長がそっとつぶやいた提督への言葉が、笑顔の答えのような気がします。

まだ感想がまとまりません。今言えるのは、このエピはヴォイジャーの旅の結末とか、クルーのことを描いたのではなく、2人のジェインウェイのためのエピだったんだな・・・ということだけです。そうそうあと一つ。艦長が未来の自分(提督)と対峙し、自分の信念やクルーの安全などなど、迷い悩み抜いているというのに、副長は何やってんですか!!。第7シーズンの彼はホント~に頼りなかったけど、ここまでノーテンキだとは思いませんでした。


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