Captain on the Bridge ver.2

ここでの決まりはただ一つ「宇宙はジェインウェイ艦長を中心に回っている」

暗黒からの衝撃波(後編)

2006年09月03日 21時20分25秒 | エンタープライズ
怒涛の展開の前編から、どのように完結するのか期待したのですが、余り良く解らないままに終わってしまいました。時間規則を持ち出すまでもなく、22世紀のアーチャー船長に31世紀の技術や時間理論は理解できないでしょうが、何を聞かれてもはぐらかすダニエルズ、視聴者を置いてきぼりにしないで欲しい(苦笑)。

ヘンリー・ジェインウェイの店のような古ぼけた図書館(?)で、セリフは多いけどほとんど役立たずの船長に比べ、残されたエンタープライズの面々は頑張りましたね。相変わらず船長以上に冷静で優秀な指揮ぶりのトゥポル。シーズンプレミアのせいか、お色気サービスもあったり。

それはホシちゃんまで(笑)。22世紀の宇宙艦にはジェフリーチューブはないのですね。細い通路から出るときに長い髪を気にしてるなーと思えば、残された布切れらしきモノ。とんでもない姿で訪れた先が、ムッツリス○ベのマルコムの部屋。オイシイ思いをしたからか、ボコボコにされる任務を志願したマルコムと比べ、やはり見せ場がなかったトラヴィス。

スリバン関連のいくつものナゾは、そのまま残されてしまいました。時間モノは面白いけど、さっぱり解らないのが難点ですね。シリックに指令を送ってたのは誰なんだろ。実はヴォイジャーに出てきた逆恨み男のブラクストンだったりして(爆)。

歴史に「たら+れば」は禁物です。分岐点がいくつあっても、選択を間違えたと思っても、その地点に戻ってやり直すことはできません。でもスタトレではそれが可能です。コロニー全滅は本来の歴史ではなく、廃墟になった31世紀も本来の歴史のラインにはない。変えられてしまった31世紀を戻すために、アーチャー船長は22世紀に戻ってきます。

ここで不思議なのは、歴史を変える(時間を戻す)時点が、彼が時間移動した時ではなく、そこから何時間も経った時点だったということです。これでどうして31世紀が元に戻るのでしょう?。「タイムパラッドックスの解決法は考えないこと」というジェインウェイ艦長の名言(迷言?)は、真実なのでしょうか。

それに、事の発端であるコロニーの3600人の死がアーチャー船長にはないと、クルーはもちろん艦隊の提督も喜んでいましたが、彼らの犠牲こそなかったことにしなければいけないのでは?。ワープ中にフェイザーを撃っているとか、コアなファンなら気になることも私は気にしませんが、前編であれほど後悔していた船長が、後編では犠牲を悼むそぶりがないのが気になりました。

細かいツッコミを入れつつ、でも第2シーズン開始が嬉しいです。次回はENT屈指の良エピソードだそうですね。これから半年は週末が楽しみです(笑)。


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