goo blog サービス終了のお知らせ 

あした天気になあれ

太陽の輝く日も、雨降るときも、つれづれなるままに。          

春の鎌倉へ:御成通り~江ノ電・腰越編

2007-04-07 01:34:34 | 旅行・まち歩き

さて鎌倉大谷記念美術館で春の空気を存分に満喫して、鎌倉駅まで戻ってきました。今回の発見は、裏鎌倉ともよばれる小町通りや若宮大路などの観光スポットとは駅の反対側。鎌倉駅西口から伸びる御成通りは、地元の人たちのための商店街という感じで、あまり観光客らしき人は多くはいませんでした。通りには音楽が流れ、懐かしさを感じる店とそしてちょっとしゃれた店が混じって並び、、歩いていてとても心地よい感じでした。すっかり気に入って何度も往復してしまったくらい。

店の前にレモンの鉢が置かれ、おしゃれなお店。

通りを進んでいくと、こんな洋館が。旧安保小児科医院の建物で、今は鎌倉の自然や歴史文化財を後世に伝えるための、鎌倉風致保存会の事務所になっている建物。大正時代の建物なのだそう。 

その後、海を見ようと江ノ電へ。前に勤めていた会社の保養所が江ノ電沿線の腰越にあり、何度も行ったことがあったので、懐かしくなり腰越まで。途中、電車は海沿いを走ります。こんな家と家の間を縫うように走る江ノ電。何度来てもぶつからないんだろうかとなんとなくどきどき。でも、地元の人はこれが普通なんだろうな。

海を見に来れてよかった。

腰越は漁港の町。腰越に創業100年を超えるお食事処「かきや」で、名物しらす丼をいただきました。お店のおばちゃんも感じよかったです。新鮮なしらすがたっぷり。おいしかった!

よく歩いて、帰りの電車ではバク睡。でも、この2年間はほとんど休暇を課題で使っていたので(あとは具合悪くなったときに休んだけど)、半日休暇でもとても新鮮な感じで楽しめて、いい気分転換になりました。また近場でもあちこち行って、いろんな発見をしたいな・・と思います。


春の鎌倉へ:鎌倉~鎌倉大谷記念美術館編

2007-04-06 23:52:03 | 旅行・まち歩き

ようやく陽射しも出てきて、これから少しずつあったかくなっていくのでしょうか・・でも今週は寒い日が続きましたね。ちょっと気分転換をしたい!と思い、今日は午後お休みをいただいて春の鎌倉に行ってきました。今日はイースターの休暇でアメリカもヨーロッパもお休み、ということもあり、こちらも休みを取りやすかったので急遽「明日の午後、休みます!」とお休みをいただいたのでした。

まずは鎌倉~鎌倉大谷記念美術館編。鎌倉に着いて、まずはおみやげもの屋さんや、小さな店が立ち並ぶ小町通りを覘きながら、鶴岡八幡宮でお参り。今日は結婚式をされるカップルがいました。平日でも観光客がたくさん。外国からの観光客も予想以上にたくさんでした。

今回は美術館や博物館にひとつ行きたかったので、その後鎌倉駅から10分ほど歩いた閑静な(でも大きな豪邸が立ち並ぶ)住宅街にある「鎌倉大谷記念美術館」へ。ここは小町通りなどのいわゆる観光地と反対の出口から行くのですが、こちら側は観光客であふれる鎌倉とまったく逆のここに暮らす人たちのための鎌倉の街。高低さの多い坂道、そしてその家々もそのお庭もすばらしい!ウグイスの声を聞きながらここを歩いているだけで、豊かな気分になりました。 

その途中にある鎌倉市立御成小学校の校門。こんな校門初めて見ました。すばらしいですね。

鎌倉大谷記念美術館は、ホテルニューオータニの前会長、故大谷米一氏を偲び開館されたそうで、ここは大谷氏の別荘だったのだそう。デュフィの収蔵はよく知られているとのことですが、今回の展示はマリー・ローランサン。グレーやピンク、淡いブルーなどやわらかい優しい色調で描かれている絵は、窓の外から聞こえてくる鳥のさえずりとともに、春らしい空気を館内にいっぱいにもたらせていました。

 

らせん階段を上った2階ホールに飾られていた1939年作の「遊ぶ子供たち」(写真はパンフレットを写したものでちょっとボケてます)。この色使い。幸福感にあふれてますね。思わず微笑んでしまうような、あったかい気持ちになりました。

陽射しをいっぱいに感じられるサンルームのある家は私の憧れ。ここでお茶を飲んだらどんなに気持ちいいだろうな(写真はミュージアムショップの絵葉書より)。ここから海が見えたりしたこともあるのでしょうか。ほんと素敵です。

またぜひ訪れたいと思う美術館がひとつ増えました。今度はぜひ氏のコレクションである「色彩の魔術師」とよばれるデュフィの作品展の時期に、また観に行きたいと思います。

次は江ノ電~腰越編です。


東京ミッドタウン、オープン

2007-04-01 02:25:33 | 旅行・まち歩き

先日3月30日にオープンしたばかりの、東京ミッドタウンへ行ってみました。防衛庁跡地に、ショップやレストラン、オフィス、住居、ホテル、美術館・・・などなどが開発されました。地球温暖化が問題になっているこの時代、公園や屋上緑化など緑もたくさん配しているのも特徴とのこと。オープンしたばかりで、もちろん人はたくさんでしたが、想像以上ではなく、混乱するという感じではなかったです(さすがに、食べ物や桟にはどこもずらーっという行列で、とてもとても入れる感じではなかったですが)。

地下鉄の駅から東京ミッドタウンへのアプローチには、壁沿いに竹のオブジェのようなものが飾られていたり、吹き抜けに竹が配されていたり、けっこうあちらこちらに格子などで縦のラインが強調されていたり、「和」の感じでした。色も全体的にブラウン系で、品よくシックな感じ。ひとつひとつのお店はそれほど大きくないものの、デザインの発信場所にもしたいというからか、ちょっとおもしろそうな雑貨の店がいろいろありました(まだまだほとんど見きれてないけれど)。超高級ホテルのリッツカールトンには残念ながら縁がなさそうですが、今度サントリー美術館には行ってみようと思います。

それにしても、六本木、表参道、汐留、と東京もどんどん変わっていきますね。なかなか追いついていくのが大変なくらいです。

                


春爛漫 ~ 桜、さくら 第二章

2007-04-01 01:51:12 | 旅行・まち歩き

昨年の今ごろ、まだこのブログを始めて間もないころに桜の季節になりました。そして、1年がたち(早いものですね)またこの季節がめぐってきました。今週末こそベスト、ということでお花見に新宿御苑へ行ってきました。桜の季節に新宿御苑に行ったのは初めてだったのですが、この広い公園に想像以上に咲き誇っていて(1500本以上あるのだそう)すばらしかったです。

満開。木には花がモコモコ。

新宿御苑は水辺あり、広い芝のフィールドあり、と75種あるという桜をさまざまな風景で楽しむことができます。

ニューヨークのエンパイアステートビルを思わせるNTTドコモビルをバックに見ると、外国の公園みたい。

その後、水辺と桜、をもう少し楽しみたくて今年も目黒川へ。ちょうちんや、ライトが水にゆらゆら映ってこれまたとてもきれい。

ほんとずっと眺めていたい感じですね。


「春の宴、開幕」です

2007-03-26 00:21:52 | 旅行・まち歩き

今日は中目黒方面に用があったこともあり、目黒川でお花見かな~と思って出かけたのですが(途中で食べ物なども買い込んでしまい)、あらら、今日はまだちょっと早すぎた感じでした。2週間くらい前は春のような暖かい毎日でしたが、先週は一転、冬に逆戻りしましたからね。おまけに昨日の雨と風では、桜のつぼみもきゅっと口を結んでしまったのかもしれません。それでもちらほらとは花びら開いているのもありましたけど、お花見というにはまだもう少しかな。明日からは暖かくなるようなので、一気に花開くのでしょうね。来週末まで残っていてくれているとといいのですが。


桜の季節の京都、奈良には行ったことがないのですが、一度実際見てみたいのが吉野の桜。「ソメイヨシノ」の桜の名前も、江戸時代に吉野の桜のように、とつけられた名前なのだそう(でも実際の吉野の桜は「ソメイヨシノ」ではなく、山桜が主なのだそうだけれど)。ソメイヨシノは園芸品種として開発されたもので、いにしえの奈良の吉野の山には咲かなかったものなのだとか。 

                     

しかし、この写真。古代の絵巻物を観ているようですね。圧巻。桜ってやっぱり日本人の心をつかむものがあります。JRの「そうだ、京都行こう」のCMではないけれど、桜の季節になるとあらためて「春のない国には、住めないかもしれない」ことを実感しますね。「美しい、素晴らしい」以上の感情がこみ上げるというか。やはり日本人としてのDNAに無意識に訴えかけるものがあるのかな・・?


明日からの一週間は思う存分「春の宴」を楽しみたいと思います。


すっかり春

2007-03-04 23:54:59 | 旅行・まち歩き

まちはすっかり春。ぽっかぽか陽気の一日でしたね。外を歩いても、心なし足取りが軽くなったような気がしました。肌で感じるあたたかさだけでなく、家々のお花も咲き出したりして見えるものもすっかり春。風や空気のにおいも、今までとは違う♪窓を全開にして、洗濯を何回もまわして、風を入れ替えたら部屋の中もほんとリフレッシュ!まだまだ部屋にモノもあふれてるけど、あったかくなったことだし、よし今月は大掃除をやろう!今、『夢をかなえるそうじ力』・・などと、お掃除のもたらすパワーについて本もたくさん出ているけど、ほんとそのとおりって気がします。家の中がすっきりしてると何かやろうって気になるし、元気になりますよね。まだまだすっきりしてないから、思い切っていろいろ処分したりして片づけよう!

今日はちょっと急ぎの用事があり実家に戻ったのですが、そのあとも予定があったりしてほとんど時間がなく、用を済ませたらそのままとんぼ返り。家にいた時間はほんの30分もなかったので、ゆっくり両親とも話もできなかったのは残念でした。実家の周りはちょっといなかの、ほんとごくごく普通の住宅地なのだけれど、都内よりは少しはひとつのお家の土地が広いためか、どの家も庭のお花が手入れされていてとてもきれい。やっぱり庭のある家っていいな、土いじりができるのって楽しいだろうな~と感じながら、そんな家々のお庭を眺めつつ帰ってきました。


麻布十番散策

2007-01-28 01:53:53 | 旅行・まち歩き

今日は午後から麻布十番散策。麻布十番にはときどき夜に食事に行くものの、昼間に行くのは麻布十番祭り以外ほとんどなかったのでちょっと新鮮な感じ。麻布十番商店街は、ほんとに昔からあるんだろうな・・というお店が並んでいます。他の場所でニュースなどでよく見るようなシャッターが閉まった通りというのではなく、それぞれのお店に常連のようなお客の姿もあって、変わらず地元になくてはならないものなんだな・・と感じました。小さなお店をところどころ覘きながら歩くと、幕末の頃日本で最初のアメリカ公使館ともなった麻布山善福寺へ。

福沢諭吉や越路吹雪のお墓もあるのだそうです。

そこから仙台坂(ここら辺はほんと坂が多いのですね!)をのぼって元麻布に入ると、なんか見える景色が変わった!ため息が出そうなくらいのお屋敷や、見るからに高級そうなマンション・・そして道を歩く外国人比率が上がったような。どんな人たちがこういうところに住んでいるのかな・・と思いながら歩いていくと、どーんと見えてきました。これがうわさの元麻布ヒルズ。

                               

この建設には地元の方の反対もあったとのことですが、周りの景色のなかでかなりの存在感なので、確かにちょっと納得・・。 

昼間でも鬱蒼と樹木が茂り、狭い坂道に覆いかぶさっているところからその名前がついたといわれている暗闇坂を下って麻布十番に戻ってくると、下町的な親しみやすい風景にちょっとほっとする感じ。そして十番温泉の向かいにある「更科堀井」でお蕎麦をいただきました。シンプルなもりそばをたのんだのですが、こしがあっておいしかった。さすが有名なお蕎麦屋さんということもあり、お昼の時間をかなり過ぎていたにもかかわらず、けっこう混雑してました。

となりに座っていたちょっと年配のご婦人ふたりは、お互いお一人でいらしていたようですが、すぐに会話が始まりうちとけていらっしゃいました。

私は今回の課題で麻布十番を立地としていることもあって、今回あらためて歩いてみたのですが、あらためていいところだな・・と感じました。また探検に行きたいです。


自然のパワーと人間のチカラ

2007-01-24 23:51:09 | 旅行・まち歩き

今日はうれしいことと、ちょっと寂しいことと、楽しいことと、ちょっと怒ったことと・・まさに”喜怒哀楽”の感情が一日のうちにたくさん織り交ざった日でした。人間ってどうしてこんなにいろんなことを感じたり、考えたりするものなんだろう・・なんてあらためてしみじみ思ったりして。こんなときは、圧倒的な自然の中に身を置きたい気分。海でも、山でも、一面の空が見えるところでも。そんな自然に包まれてそのパワーに触れれば、ゆっくり深呼吸ができそうな気がする。

イギリスにいたときに訪れた「Lands End(ランズエンド)」。"最果ての地”という名のこの場所はその名のとおりイングランド最西端で、見えるものはただただ広大な草原と海と岩、そして荒い波。ここにたっているとき、ほんとに地球に包まれている気がしました。そして海を背景に、崖に作られたミナックシアターは、ある一人の女優さんが何十年もかかってひとりで作り上げたという石の劇場。今でも実際にシェイクスピアのお芝居などを上演しているそう。私が行ったときにはお芝居は残念ながら見れなかったのですが、本当にすばらしかった。こういうのを見るとこれをつくった人間の力もすごいなと思う・・。あの風景、またいつかぜひ見たいな、と思っています。

             


帝釈天へのお参り

2007-01-07 23:58:45 | 旅行・まち歩き

昨日とはうって変わっていいお天気。でも、風がほんっとに強い一日でしたね。昨日予定を延期した都内での初詣にあらためて行ってきました。場所は寅さんでおなじみの柴又帝釈天。この時期さすがに人はいないかなと思ったけれど、思ったより混雑してました。

実家の地元の神社ではおみくじを引いてなかったので、お参りのあと今日は引いてみたのですが・・「末吉」。うーん、可もなく不可もなく・・ってものですが、とりあえず今年はよい年になるようにしたいです。一緒だった友人は「凶」を引いてしまい、ちょっとショックを受けてたようで「もう一度行ってくる」と引いた2度目も「まただ・・・」。今年はこういう年ってことなんだろうな・・とかなりしょぼくれてたので(でも私もこれにはさすがにちょっとショック)、とりあえず甘酒でカラダをあっためたあと、「じゃあもう一度行ってみようよ」ということで3度目(何度もやっていいのか?ってのもあるけど、そこはあえて考えまい)。「こわいから一緒に見てよ」(私もどきどき)というので、せーの、であけたら結果は・・「大吉」!これで多少リセットされた?! とりあえず、ほっ。笑顔も戻ったし、よかった。

寅さんのおいちゃん、おばちゃんが経営するだんご屋のモデルともなっている「木屋」。名物の草団子、買ってくればよかったかな。

帝釈天の参道はそれほど長くないですが、風情たっぷり。

寒かったので熱いラーメンを食べて、あとは家でゆっくり。まだ風もびゅんびゅんいってます。なかなか止みませんね。それでは明日のお休み、ゆっくりお過ごしください。


静かな時間の中で

2006-10-22 23:48:12 | 旅行・まち歩き

今日は、代々木上原にある「東京ジャーミィ・トルコ文化センター」に行ってきました。イスラム教の建物、いわゆるモスク。以前からあるのは知っていたのですが、訪れたのは初めて。純粋に建築的な興味もあり行ってみることにしました。静かな日曜の午後、住宅街の中にすっかりなじんだ佇まいです。旅行の際に観光のために訪れたモスクはありましたが、日本ではもちろん初めて。まず、入り口を入ったすぐ横にあるブルーのタイルの美しさに目を奪われました。色も鮮やか。2階の礼拝堂は、礼拝の時間がせまっていたこともありあまりゆっくり見学することはできなかったのですが、礼拝堂の内部はやはり祈りの場、荘厳な雰囲気でした。天井は見事な色彩の装飾がほどこされたドーム。その周りに半ドームが囲んでいる形で、天井も高い!

イスラム建築というと、大きなドーム屋根が一般的なイメージですが(今日訪れたところもそう)、それはトルコ型で、15世紀以降に現れる形なのだそう。一番多いのはアラブ型と呼ばれるもので、柱が林立しているのが特徴のもの。そういえば、スペイン・コルドバにある有名なモスク、メスキータの写真を見たことあります。あの写真を見たときには、こんなに柱ばかりで不思議と思ったけれど、これが一番基本的な形なのだそうです。信者たちが祈りのために集まってくるけれど、そのままでは気候的に暑いので、屋根をつけるために柱を立てる。そこに信者の数がどんどん増えるにつれ、屋根を伸ばすために柱もまた立てて・・というところから、この形のモスクが作られるようになったとのこと。イスラムの教えでは偶像崇拝が禁じられていることから、装飾は植物文様、幾何学文様、そしてカリグラフィー(書)。床に座って礼拝を行うため椅子はなく、よけいに天井が高く感じられました。

建築的な美しさや、興味はもちろんあるものの、ここはやはり宗教的祈りの場所。中にいると、自分の内面に向き合えるような静かな時間を感じられました。イギリスにいる時は、教会にも通っていたりした時もありましたが、こうした静かな時間に身をおくと、普段の奢った自分というものをほんとに感じます。自分が今ここにあること、生かされていることに、謙虚にならなきゃいけないな・・と今日も実感しました。