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あした天気になあれ

太陽の輝く日も、雨降るときも、つれづれなるままに。          

ソラマチ、天空、水族館

2012-08-30 23:38:05 | 旅行・まち歩き
先日初めてスカイツリーに行ってきました。平日だったのですが、それでも夏休み期間中ということもあって、大混雑!当日券のながーい行列だったので、今回タワーにはのぼりませんでしたが、行ってみたかった「すみだ水族館」に行ってきました。こちらも、それなりにたくさんの人はいましたが、それでも、私の好きなくらげがまずはお出迎え、という感じもあり、けっこうゆっくり見れたので満足でした。イソギンチャクに隠れるくまのみは相変わらず可愛いし、砂の中から出たり戻ったりを繰り返すチンアナゴたちも、異様にたくさんいて、地味ながらもなかなかおもしろい。オスのお腹の中で子育てをするなんて、タツノオトシゴって”イクメン”だったんだ・・などと発見もありました。でも、なんといってもペンギンが間近で見れたのがとてもよかった。水族館などで見るペンギンのイメージとしては、水辺ももちろんあるけど、どちらかというと陸の上を、ペンギンたちの群れが歩いたり、立ったりする姿を見るという感じですが、このすみだ水族館では、巨大な水槽(プール)の中を泳ぐペンギンたちを、自分の視線の位置で見るという感 じできょりも近く、とても可愛かったです(写真はなかなかうまく撮れませんでしたが…)。またぜひ行きたいなと思いました。年間パスポートも買っちゃおうかと思ったくらいです(大人料金2000円で、年間パスポートが4000円ーどんな料金設定なんだ。とてもお得)。





ソラマチのお店は今回ざっと見ただけだったけれど、今度はソラマチ限定スイーツなども試してみたいです。それから中で軽く食事をして、その後「天空」というプラネタリウムにも行きました。プラネタリウムなんて、それこそ何年ぶり。でも、森の中から夜空の星を眺める、という設定で、アロマの香りもただよい、リラックスして眠くなってしまうくらいでした。本当に夜空の下でうとうとできたら最高に気持ちよさそう。小学生の時、「天文・気象クラブ」というのに入っていて、近所の同級生の家にみんなで集まったりして、天の川などを見たなぁというのを思い出しました。あと、これも小学校か中学のとき「未羅(ミラ)」さんという名前の人がいて、「くじら座」の一番光る星(ミラ)にちなんでつけられた名前と聞いたことなども、懐かしく思い出しました。ミラは変光星(明るさを変える星)で、 意味は『不思議』。なんか神秘ですよね。

プラネタリウムが終わり外に出てみたら、その日は『粋』のライトアップが輝いてました。



懐かしのロンドンへ vol.9 街角 ~ノスタルジック・ロンドン 

2012-08-02 23:58:21 | 旅行・まち歩き
さて、つらつらとロンドン旅行記を綴ってきましたが、気がつけばもう8月。帰ってからもう1ヶ月が経ってしまいました。そして、オリンピックも始まりましたね(というかもうすぐ折り返しですね)。

この旅行記もそろそろ終わり。そこで最後は、街角…として、ロンドンの街をもう一度振り返って、終わりにしたいと思います。懐かしさもこめて、題して”ノスタルジック・ロンドン”。


ヨーロッパ最大の観覧車、『ロンドン・アイ』。今回初めて乗りました。








この3人の子どもたちがとても可愛かった。




この向こうはバッキンガム宮殿へと続く道。オリンピックのマラソンコースの準備で、このときは閉鎖されてました。




テムズ川沿いに、メリーゴーランド。




ユーロカップ、イタリア vs イングランドの日。この日の夜は、ストリートからほんとに人が消えました。




おなじみのLOOK LEFT と、MIND THE GAP。これを見ると、イギリスだなと。






部屋の中も、ブリティッシュ。




ロンドン在住で、ルクセンブルク時代の仲よしの友人は今回2回も時間を作ってくれました。ありがとう。連れていってくれた台湾料理のお店はほんとにおいしく、滞在中3回も行ってしまいました。




ハイゲイト(Highgate)は、ロンドンで初めて暮らしたところ。ロンドン北部の、緑もたくさんの美しいところ。ここからバスでハムステッド・ヒースへいきました。




ハイゲイトのハイストリートのパブでは、ジャケットポテトとソーセージ&マッシュのパブめしを。

旅行客などいない地元のパブでは、リタイア後のおじいさんたちが集まってなにやら議論をしていたり、ひとりでゆっくり書き物や、新聞を読む人が。そこに暮らす人のきっと日常の風景。




やはり一度はフィッシュアンドチップス、食べなきゃ。




オリンピックスタジアムのある、ストラトフォード駅にポップな絵が。色鮮やかで目をひきます。




こんなお花のスタンドが、街角のあちこちに。




ロンドンには、このような小さなアーケードがいくつもあります。それぞれに表情があります。






趣きのあるプラットホーム。




ホテルの部屋から見た風景。




フォートナムアンドメイソンの紅茶売り場と、伝統のハロッズ。






ユニクロの海外進出、すごいなと今回改めて思いました。オリンピックスタジアムのある、ヨーロッパ最大のショッピングモールにも、メインストリートのRegent Streetにも大きな店舗。そういえば、テニスのジョコビッチ選手も、ユニクロのスポンサーマークのウェアを着てましたね。






街のあちこちで目にした案内板。確か前はなかった気がする・・ので、オリンピックを前に、人を迎える準備でつくられたのかなと思いました。




ロンドンの街角。






そして最後は・・やはり今でも私の一番好きな風景、テムズ川から見るビックベン(これからは『エリザベスタワー』に名前が変わるんでしたね)。いつ訪れても、変わらず迎えてくれるんだろうなと思います。



これまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。オリンピックの期間中は、競技とともに、もう少しロンドンの風景を楽しみたいなと思っています。

懐かしのロンドンへ vol.8 『ノッティングヒル』

2012-07-31 23:16:46 | 旅行・まち歩き
今回ロンドンのホテル(B&B)は、" Holland Park(ホランドパーク) "という駅の目の前にありました。ここは映画『ノッティングヒルの恋人("Notting Hill")』の舞台となった場所のすぐ隣の駅です。

私はこの映画とても好きで、公開時から何度か見て、DVD も持っているのですが、行きの飛行機の中でもやっていたので、また久しぶりに見てしまいました。それも吹き替え版と、英語版の2回も(字幕版がなかったもので…)。登場人物はみんないい人ばかり、そして、ヒュー・グラントのちょっと情けない役どころがぴったりで、ロンドンの風景が懐かしくて、何よりも主題歌 "SHE "が心にしみて、やっぱりこの映画好きだなと、改めて思いました。

もともと舞台となったマーケット(ポートベローマーケット)は好きな場所で今回もいったので、vol. 8の今回は『ノッティングヒル』をキーワードに綴ってみようかとと思います。


" Notting Hill "といえば、このポートベローマーケット。特にアンティークで有名なマーケットで、土曜日にはたくさんのストールが並び、たくさんの人が訪れます。






もちろんアンティークだけでなく、野菜や果物、屋台やスイーツ、洋服からジュエリー、雑貨などなど、たくさんのストールが出ています。

みずみずしい野菜たち。できることなら毎週末、こんな新鮮な野菜を買いたいです。






オリーブもこんなにたくさんの種類。




お花も新鮮。




ちょっと甘そう…?




食べもののストールでは、こんな大鍋で。






大道芸人たちもたくさん。






このストリートバンドに合わせて、裸足で踊ってた女の子たちが可愛かった。






ヒュー・グラントはここの通りを歩いたたんだろうな。







さて、今回泊まっていたホテルのある" Holland Park " には、その名前の「ホランドパーク」という公園があります。先日の女王60周年記念式典に、天皇・皇后両陛下がイギリスご訪問されたときに、ホランドパークの京都庭園(Kyoto Garden)を訪れたというニュースを見て、行ってみたいと思ってたので、朝食後に散歩がてら行ってみました。

ホランドパークに行ったのは初めて。ロンドンにある公園はどこも本当に広々としているのですが、このホランドパークも大きな公園です。今はバラの季節。








京都庭園。ヨーロッパの公園とはまた別の美しさ。京都庭園の開園式のときには、日本の皇太子様と、チャールズ皇太子が出席されたのだそう。王室、皇室にゆかりの庭園なのですね。この京都庭園の隣りに、つい一週間ほど前に「福島庭園」が開園したのだそうです。




今回久しぶりにハムステッド・ヒースにも行きました。ここは、ロンドン北西部にある、数あるロンドンの公園の中でも、最大の自然公園。小高い丘があったり、森林地帯があったり、池も18もあるのだそう。かつて、ロンドン滞在中の夏目漱石も、何度となくヒースを散策していたのだそうです。小説や絵画のモチーフにもなっているそうですが、いろんな映画の舞台にもこれまでなっているとのこと。映画『ノッティングヒル』でも、その舞台になってます。

あまりに広大で、公園、という感じではないですね。森の中みたいです。






映画の中で、ジュリア・ロバーツ演じる女優、アナ・スコットの劇中の主演映画の撮影場所として出てきたのが、ハムステッド・ヒース。ここケンウッドハウスは、レンブラントなどの絵画コレクションが収められているのだそうです。私は中に入ったことはまだないのですが・・。







映画ではアナが”Ms.ポカホンタス”などの名前で滞在していたリッツホテル。リッツではぜひお茶をしたかったのですが、あまりにカジュアルすぎる格好だったので、また出直そう・・と思ったら、結局行けませんでした。残念。




シックなインテリアのサヴォイホテルのロビーでしばしゆっくり。映画では最後の、記者会見が開かれたところ。イギリスにはどれくらい滞在する予定か、と聞かれたアナの答えは「Indefinately」・・。






今回、上に書いたようにホランドパークを散歩したのだけれど、映画のラストシーン、ジュリア・ロバーツ演じるアナが、ベンチで本を読むヒュー・グラント演じるウィリアムのひざの上で横になっているシーン・・これ、ホランドパーク内のこんなところじゃないかな・・と勝手に想像していました。Notting Hill、Holland Park辺りは、プライベートガーデンがけっこうあったりするので、実際には違うかもしれませんが、こんなイメージです。



今回のロンドンの風景を思い出しながら、もう一度DVDを見ようかな。





懐かしのロンドンへ vol.7 はちみつ色の村、コッツウォルズへ

2012-07-31 01:38:08 | 旅行・まち歩き
今回、ベースはロンドンにしていたのですが、街だけじゃなくて、自然や、また違った風景にも触れたいなと思っていました。湖水地方で圧倒的な自然にふれるのもいいし、またイギリスの西の先、コーンウォールもいいな、と思っていたのですが、イギリスは田舎が美しい、と、コッツウォルズに行くことにしました。今回現地でレンタカーを借りたりしなかったので、バスツアーに参加しました。公共のバスで、コッツウォルズの村から村への移動は、できないわけじゃないけど、本数も少なくちょっと大変なので・・。ロンドンでは完全に自由行動なので、日本語のガイドつきでいろいろ説明してもらえるのもおもしろかったので、よかったです。

「コッツウォルズ(Cotzwolds)」の語源は、複数の説があるようなのですが、Cotz=柵、または 人の名前(Mr.Cotz)、Woldz=ゆるやかな丘、羊のいるゆるやかな丘、またはMr.Cotzの丘、という意味があるそうです。

コッツウォルズ地方は、中世には羊毛産業で黄金期だったそうです。ただ、産業革命以降、毛織物から綿製品、そして化学繊維の時代へ移っていくとともに、鉄道網もしかれることもなく、忘れられた存在・・となってしまっていたとのこと。でもそれが、近代の波にのまれることなく、美しい村がそのまま残る結果となったのだと思います。コッツウォルズ地方には、100を超える村があるのだそうです。

コッツウォルズといえば、この地方で取れるはちみつ色をした石灰石、ライムストーン。ライムストーンで建てられた家々の町並みは、とてもやわらかな景色を作りだします。





今回まず訪れた村はバーフォード。メイン・ストリート沿いに、パブやカフェなどが並んでいて、比較的洗練されている感じでした。米フォーブス誌「Europe's Most Idyllic Place to Live」にも選ばれたことがあるそうです。





バーフォード教会。そんなに大きくはないですが、美しい教会でした。






そして、ウィリアム・モリスが「イギリスでいちばん美しい村」と評したバイブリー。名前は知っていたけれど、行ったことはなかったので、楽しみでした。いざ行ってみると・・想像していたよりもずっと小さい村でした。

コーン川と1650年に創業したスワンホテル。とても雰囲気のあるホテルだったので、今度はゆっくりハイティーなどしてみたいです。





 
それぞれの家の庭が鮮やかできれいでした。まさに見せる(魅せる)庭です。




『アーリントン・ロー』の家並み。




アーリントン・ローは、14世紀に羊小屋として建てられたものなのだそうです。






「コッツウォルズのヴェネチア」と呼ばれている、ボートン・オン・ザ・ウォーター。村の中をウィンドラッシ川が流れています。






この村は、ショップや、パブ、カフェなども多く、開放的な雰囲気。






ここでは、「クリームティー」を食べました。スコーンに、ジャムとクロテットクリームをたっぷり。






そして、最後に訪れたのがブロードウェイ。この村は、以前も行ったことがあるのですが、その雰囲気がとても好きな村です。やわらかな色のライムストーンで建てられた家並みが続き、とてもあたたかな雰囲気のあるところです。








アイスクリームを売るお姉さんも、町並みのように、ふうわり優しい雰囲気。






町のうしろには、広々とした丘が広がっています。丘からは、天気がよければウェールズの山も見ることができるのだそう。




バスのツアーだったので、ちょっと駆け足だったこともありましたが、ロンドンの街とは違う、あたたかな田舎の空気に触れることができて、とてもよかったです。また他の村にも行ってみたいなと思いました。

懐かしのロンドンへ vol.6 気になるモノ

2012-07-27 22:58:21 | 旅行・まち歩き
さて、ここら辺でロンドン旅行記のちょっとブレイク。で、今回ちょっと気になったモノ・・を少しだけ。

まずは・・今回とても目についたのが、このBarclaysの真っ青な貸し自転車。



数年前から、街のエコ推進のために導入されたそうなのですが、ほんとにロンドンの街のいたるところにこのスタンドがあります。借りた自転車はどこで返してもよいのだそう。なんと30分までは無料。実際乗ってる人もよく見かけました。


アートのイベント?街のあちこちで見かけた、公衆電話ボックスの”カバー”。






地下鉄の優先席。座席のシートそのものに優先席のマークが記されています。




大きな公園の中の、子どもだけ(もしくは子ども連れ)が入れるエリア。この遊具のデザインがかわいい。




これは何のイベント?大通り、数分間、車の交通を止めて、自転車の波・波。”Barclays ”の自転車で参加してる人もいました。




”極度乾燥(しなさい)”とはなんだ?!「Superdry」は、今ロンドンの若者に人気のあるファッションのブランドだそう。大通りに面しているお店は、確かに混雑してました。それにしても、Tシャツに”本当の努力”って・・笑。






デパートのトイレのハンドドライヤー。ダイソン、こんなものもつくってるんですね。これが、ものすごいパワーでビックリするくらい。さすがダイソン。




ポートベローマーケットの通りにあるショップ。ファッションのお店だったけど、ディスプレイに、このレトロなミシンがずらり。かっこよくて圧巻。




マーケットでストールを出していたおばあさん。おばあさんと、この網タイツやボンテージ風?のドレスのミスマッチがおもしろく。若い頃、それこそこんな服着てたのかも?




向こう側はバッキンガムパレスの庭なのだそう。こんな簡単な鉄線で大丈夫?・・と思ったら、侵入して王室の寝室にまで入った人がいるらしい。




サッカー、ユーロカップでイタリアがドイツに勝った夜。街の中心ピカデリーサーカスは大変なことに。いつものことながらピカデリー周辺はCaos・・です。こうしてロンドンの夜は更けていきます。。





懐かしのロンドンへ vol.5 Stoke-on-Trent ~ウェッジウッドの故郷 その2

2012-07-27 01:13:43 | 旅行・まち歩き
こうして、けっこう歩いた・・ところにあるのが、このウェッジウッドビジターセンター。工場もあるけど、ミュージアム、ショップ、カフェ、アウトレット・・などがあります。もちろん正面には、ジョサイアの像。







ミュージアムには、膨大な量のアーカイブ(過去のパターンやデザインの記録)が保管されていて、ウェッジウッドの歴史そのものです。ジョサイアは奴隷制にも反対し、労働環境にも力を注いだのだそうです。産業革命時期の、偉大な経営者、でもそこに働く人も大切にしてたんだなと思いました。あと『進化論』の著者ダーウィンは、その母がジョサイアの娘、つまりジョサイアの孫なのだそうです。知らなかった。

ウェッジウッドのバックスタンプの歴史。







あまりに膨大な量で(おまけにあんまり時間もたくさんなかったので)、もっともっとじっくり見たかった・・

ビジターセンターでは、体験コーナーなどもあり、焼き物や絵付けなどができるそうです。でき上がったものは、日本にも発送してくれるそう。これも、次回はやってみたいなと思いました。






そこで、自分で石を選んでアクセサリーを作ってくれる、というのがあったので、ネックレスとピアスをつくってもらいました。デザインも自由に作ってくれるというものでしたが、ごくシンプルなものを作ってもらいました。




ウェッジウッドといえば、”ジャスパー”。これはペンダント。




私の持っているのは、この”コーヌコピア”というシリーズ。




ウェッジウッドミュージアムでは、ジュビリーの記念のマグを買いました。

お店も、ミュージアムも17時にきっかり閉まって、駅までの帰りのバスは17時半だったのですが、またあの道をバス停まで戻るにはかなり時間がかかるのと、あの調子じゃ着いたときにはもうバスは出てしまっている、というリスクも・・ということで、帰りはタクシーを呼んでもらいました。

今回残念ながらほんとにあまり時間がなくて(もっと早起きすればよかったのですが)、ひとつひとつじっくり時間をかけて見ることができなかったので、またぜひ行ってみたいなと思ってます。今度は、ゆっくり併設のカフェでお茶もしたいしね。そしてウェッジウッドの歴史や、パターンの歴史も、もっと知りたいなとますます興味がわきました。




懐かしのロンドンへ vol.4 Stoke-on-Trent ~ウェッジウッドの故郷 その1

2012-07-26 23:54:49 | 旅行・まち歩き
私は、昔から食器がとても好き…といっても、立派な食器棚があるわけでもなく、スペースには全く限りがあるので、実際にはなかなか買えませんが、それでも時間があるとお店をぶらぶらと見たりします。最近は和食器も見たりしますが(でも和食器はとても奥深くてまだまだ)、もちろん洋食器も。それこそほとんど見るだけですが、マイセン、ヘレンド、ジノリ、ロイヤルコペンハーゲン、…などなど。雅子様がお嫁入り道具として持っていったビレロイ・ボッホは、ドイツのほか、ルクセンブルクにも本社があり、住んでた家の近所にはアウトレット(?工場?)もあったりして、なじみ深い陶器メーカーで、帰国するときには記念にお茶用のセットを買ってきたりしました。

でも、中でも私が一番好きな陶器メーカーは「ウェッジウッド」。ロンドンに住んでるときは、Regent Streetにあったお店にそれこそ、これがいいかな、いつかこのシリーズ買いたいなぁと、何度も通っていたものです(そして帰国前に、ディナーセットを買いました)。帰国後は、ウェッジウッドで働きたい、と履歴書送ったこともあるくらいです(書類で落ちましたけど)。今はもっぱら見るだけですが、今でもウェッジウッドはとても好きなので、ウェッジウッドのふるさと、「ストーク・オン・トレント(Stoke-on-Trent)」にはいつか行ってみたいなぁと漠然と思ってたのですが、今回やっぱり行ってみたい!と電車に乗って行ってきました。

ロンドン・ユーストン駅から、電車で約1時間半。イギリスの列車に乗ったのは久しぶりでしたが、なかなか快適でした。

ストーク・オン・トレントは、陶器の里。"The Potteries"という通称でも呼ばれているそうです。








駅前には、ウェッジウッドの創始者"ジョサイア・ウェッジウッド"の像がたっています。




小さな町で、旅行客なども少なく(おそらく旅行客は車で来るのかと)、あまり綿密に調べず「地球の歩き方」だけをさっと持って来てしまっただけなので少々不安・・(まあ、インフォメーションセンターで聞けばいいかと思ってたので)。ウェッジウッドまでは、バスで行くというのは知ってましたが、インフォメーションセンターで、「ウェッジウッドに行きたいんだけど」といったら、「あらー、ちょうど今バスが出ちゃったところよ」と言われ、次のバスはなんと1時間後とのこと・・。おまけに、閉まるのは夕方5時。早い時間に来てたわけでもなかったので、あらら・・という感じ。インフォメーションセンターのおばちゃんは、「ウェッジウッドまで、バスでけっこうかかるのよ。17時に閉まるし、今からじゃもったいないんじゃない?ここの近くに"ポッタリーミュージアム"があるから、そこに行った方がいいわよ」と言われたのですが、いやいや、ここまで来たのは、ウェッジウッドに行くためなのだ、と思い、1時間後のバスに乗って行きました。

でもバスの時間まで、ちょっとだけ町を歩いたり、ポッタリーミュージアムにもちらっとですが行きました。見ごたえのある陶器の数々。






そうこうしているうちに、バスの時間に。「ウェッジウッドまで」といったら、「了解、了解!」と陽気なバスの運転手さん。地元の乗客の人とも気さくにお話していて、バスの中は和やかな感じでした。一応時刻表はあるのだけれど、田舎の町なので、バス停じゃないところでも、けっこう自由に乗ったり、降りたり。で、時間的にそろそろだよなー、と思っていたとき、「Wedgwood Visitor Centreはこっち」という看板を通りこしたのが見えたので、あれ?と思い、その近くで降りた人について、「ウェッジウッドはここで降りればいいの?」と運転手さんに聞いたら、「Oh・・君がいたのを忘れてたよ・・」。

どうやら、バス停は過ぎてしまっていたらしい・・。まあ歩いて5分強くらいとのことだったので、そこで降りて戻って歩き始めたら、プップーと後ろからクラクションで、「乗って!連れてくから」と言われ、とりあえず乗りました。他の乗客もいるのにどうするのかなー、おまけに、進行方向にそのままどんどん走っていくので、これはどういうこと?と思ってところ、大きな交差点のところで、突然無線で誰かとしゃべりだし、そしてあっちのバスで連れて行ってくれるから、と。交差点の反対側のバスの運転手さんに話をつけてくれたらしい。向こうの運転手さんも、「こっち、こっち」と手招きしてくれて、それで今度はウェッジウッドで降ろしてくれました。ハプニングだけど、けっこう優しいな。

が、降ろしてくれたバス停は、あくまでもウェッジウッドの敷地の入口。目指す’ウェッジウッドミュージアム’や’ビジターセンター’もまるでどこにあるのやら、って感じでした(何しろ広大な公園・・というか、フィールドが広がっていたので)。そこで道路の補修をしていたおじさんに、「ビジターセンターに行きたいんだけど・・」と聞いたら、’It's quite big walk’だよと言われ、「この次の、次の、その次の小道を左に曲がって、さらにずーっと歩く」・・とのこと。あらららら。確かに、歩いてる人は誰もいなくて、ほんの時折、車が通り過ぎていく・・という感じ。ひと運動でした。

でも、緑がとてもきれい。



そうして、ようやく、ようやくウェッジウッドビジターセンターへ着いたのでした。

懐かしのロンドンへ vol.3 ウィンブルドン観戦 その2

2012-07-25 01:38:58 | 旅行・まち歩き
さて、そんなわけで、会場に入ると、当日の試合スケジュールがこんな風に掲示されています。これを見て、行きたいコートに行き、見たい試合を観る、という形式。この日は、錦織圭選手、添田豪選手、クルム伊達公子選手の試合が!






さっそく、錦織選手のコートに行ってみましたが、彼はその日の第一試合だったので、3時間並んでいる間に、既に始まってました(というより着いたのは既に試合後半)。座るのはもちろん、立ち見でも二重・三重の後ろの方だったので、人の頭をくぐって見る、という感じでした。でもラリーもうまかったし、強かった。この日はストレートで勝利!



(ズームもあまりできず、ほんとに小さいですが、右が錦織選手です)

意外だったけれど、錦織選手、これまでウィンブルドンは一回戦で敗退していて、これがウィンブルドン初勝利!だったのだそう。その後二回戦も勝って、三回戦まで進んだんですものね。来年に期待したいです。


試合後。そしてメディアのインタビューを受ける錦織選手。






その後、コートを移動して、これまた日本人選手の、添田豪選手の試合を。失礼ながら、これまであまり試合も見たことなかったのですが、添田選手も強かった。このときは、主審のすぐ後ろくらいの席で座って見られたので、もう、すぐそこがコート。迫力でした。







ボールボーイ、ボールガールたち。みんな一生懸命。








そして、途中でウィンブルドン恒例の雨が…。 審判台が片づけられ、シートがかけられるまでの、手際のよいこと!あっという間でした。






ボールボーイが、添田選手に傘をさして上げてました。なんだか微笑ましい。



しばし中断後、再開して、結果は見事勝利!添田選手、先日のアトランタ・カップでは錦織選手を破ったんですものね。オリンピックの活躍も期待!です。そして、オリンピックは、この二人のダブルスとか。これもかなり楽しみです。



そして、今回のハイライト、クルム伊達選手は、添田選手と同じコートで、その次の次の試合に予定されていたので、伊達選手の試合まで席を動かず、何としても間近でみよう!と楽しみにしていました。審判席のすぐ後ろあたりで、もしかしてNHKにも映っちゃうかも?というくらいによい席でしたので。伊達選手のひとつ前の女子の試合は、どちらも知らない選手でしたが、でも試合そのものはとてもよい試合でしたので、これまた見れてよかったなと思いました。(でも、心はその次の試合でしたけど・・)


前の試合が終わり、いよいよ伊達選手登場の第四試合。時間は19時頃でしたが、この時期のイギリスはまだまだ明るく、そしてその頃には試合予定の第16コートは、日本人でいっぱい。メディアもスタンバイして、さあ、いよいよ、というところで、楽しみ度MAX状態の中、なにやらメディアの方がざわざわとしてるな・・と思ったら、誰かが「コートがチェンジになった!」と。えーっっ。なんのために、2試合前から席を取ってると思ってるの!!同じような人もたくさんいたので、みんな騒然。

みんないっせいに、「次のコートはどこ?!」と場内を走り回り、でも、情報が全然なくて、ようやく事務所みたいなところで聞いたら、「クルム伊達の試合は、キャンセル(翌日以降に延期)になった」と・・・。えー・・・。結局理由もわからないまま、その日の伊達選手の試合は、キャンセルになりました。雨で中止なら、まだ納得もいくけれど、なんだかわからないのでちょっと消化不良・・。

でも、そんなことも含めて、今ではよい思い出です。ウィンブルドンは、いろんな伝統があって、選手も、観客も、「これがウィンブルドン」というものを楽しんでいます。今回その空気の中にいられて、本当に楽しかった。次回は、この時期を狙って、通いたいくらいです。センターコートも、いつか一度見てみたいし。そして、次回はきっと、ウィンブルドン名物の「ストロベリークリーム」もぜったいに食べなきゃ。






懐かしのロンドンへ vol.2 ウィンブルドン観戦 その1

2012-07-24 23:36:27 | 旅行・まち歩き
さて、6月後半のロンドンは、夏至直後で、いちばん日の長い季節ですが、ちょっと寒かったです。日が出ているときは、ジリジリと日差しも暑いのですが、朝晩、そしてちょっとでも雨が降ったりすると、ほんとに寒かったです…。街では、みんな普通にコート着たり、中にはダウンを着てる人も!!わたしも、このままではムリ!と、着いて二日目にちょっと厚地の上着を買いました(セールもちょうど始まってたし…)。でも、数日前の新聞に今年はロンドンは何十年ぶりの冷夏で、オリンピックの選手達も寒さ対策が大変、とありました。やっぱり今年は寒いんだ・・。

さて、前回もちらっと書きましたが、ちょうど今回いった週から、ウィンブルドンが始まり、街はそれでも盛り上がっていました。何しろ、毎朝のBBC ニュースのお天気コーナーは、大会初日から、毎日ウィンブルドン会場から、「今日はBeautiful Weather !! 」だの、「今日は午後はfew shower の予想…」でしたから。イギリス国民にとって、大きなイベントなんだなとあらためて思いました。

今回、この時期の旅行にしたのは、オリンピック開幕の前に(オリンピック期間中は大混雑だし、高いし…)ということだったので、特にウィンブルドンを狙っていったのではなかったのですが、結果的にはベストタイミング。もともとウィンブルドンは大好きで、毎年TV観戦しているので、せっかくなので、ぜひ行きたい!と当日券に並んで、大会二日目に観に行きました。昔、観に行ったことあるのですが、ずいぶん昔のことなので(確かその時には、ヒンギスとかアランチャ・サンチェスなどが活躍されてた頃・・)、今回けっこう新鮮な気持ちでした。

会場の最寄り駅、ディストリクトライン"South Fields (サウスフィールド)"駅。プラットホームに降りて、まず目にはいったのが、プラットホームがテニスコートになってる!! コートのラインが描かれていて、床が芝をイメージした緑に。ベンチもウィンブルドンパープルで、なんか遊び心があってすごくいいなと思いました。あとで何かに書いてあったの読んだら、大会期間中だけこういう仕様にしているのだとか。街全体で、ウィンブルドンを盛り上げている感じ。






会場までは、ぶらぶら歩いても行けるのですが、今回はバスに乗って。




チケットはないので、われわれは"The Queue" - 当日券の列へ。列、というか、この列ほんとに進むのか?という感じ。




列最後尾、というところまで行くと、"Guide to Queueing"というパンフレットと、番号のチケットを渡されます。列に並ぶためのガイド、がきちんと作られてるくらい、このQueue というのもウィンブルドンのある意味イベントのひとつ。そして"jump in the queue " (横入り)はマナー違反、というのが徹底しているお国柄なので、ひとり一枚の番号札を持って、入場のときは番号順に、順番に。




みんな慣れてるので、ピクニック気分で、シートや食べるものを持って。うとうとと眠ったりしながら、列が少しずつ進んでいきます。空は青空。






テント張ってる人たちは、翌日のため、かしら…すごい。




しかし、この日はお天気がよくてよかった…。並んでるときは日差しも強かったので、帽子や傘で紫外線防止に気をつけなきゃというくらいでしたが、雨のなかじゃ待てなかったかもしれません(寒いだろうし…)。

そうしてこうして、我々がいざ会場に入れたのが3時間後…。いやいやよく並びました。 これからいよいよ会場へ。




センターコートや、第1・第2コートなどの"show coat "の当日券はさすがに残ってないので、第3コート(自由席分)から第19コートまで入れるグラウンド・チケットで、いざ入場。一歩入った時から、本当にウィンブルドン独特の雰囲気。



当日、誰の試合があるのかも知らないでいったのですが、大会2日目は、まだ第一回戦で、日本人選手の試合も!実際の試合については、またこの続きに…。

懐かしのロンドンへ vol.1 クール・ブリタニア ~ジュビリー・オリンピック

2012-07-22 23:50:49 | 旅行・まち歩き
東京近辺は梅雨も明け、いよいよ夏本番、ですね。数日涼しい日もありましたが、またうだる暑さが戻ってくるでしょう…。さて、なかなかまとめられてませんでしたが、イギリス旅行記、そろそろ綴ろうかなと思います。なんだかんだ言って、帰国してから既に3週間…先月の今頃出発したことを思うと、いつものことながら、ほんとに時間のたつのは早いものです。

まず初回のテーマは、"ザ・ブリティッシュ"。今回、まず何に一番驚いたかというと、ロンドン…のみならず、イギリス中の"We are British!"の雰囲気。
私は、今回4年半ぶりくらいのロンドンでしたが、昔暮らしていた時のことを振り返っても、こんなにイギリス国旗が街中溢れてるのを見たのは初めて。オリンピック直前で、大通りには各国の国旗が掲げられていてたこともあり、何とも華やか。"Cool Britania"という名前のお土産物やさんがあちこちにあるのですが、ほんとに街中"British"な感じでしたので、まずはここからスタートしたいと思います。

イギリスは昨年のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式から、今年はクイーン・エリザベスの即位60周年、そしてまもなく開幕するオリンピック、そしてそして、今回旅行に行ってた時には、ちょうどサッカーのユーロカップがあったり、ウィンブルドンが開幕したり・・本当にイベントが盛りだくさんで、振り返っても本当によい時期だったと思います。

ロンドン到着の初日。ホテルにチェックイン後、さっそくバスで街中へ。Oxford Streetへ入ると、ユニオン・ジャックの旗・旗・旗。



ここも。全部ユニオン・ジャック。




そして、Regent Streetには、各国の国旗が。オリンピックです。




"Cool Britania"(お土産物屋)の店頭に飾られていた車も、ユニオン・ジャック。



現地の友人いわく、これは何より今年6月のクイーン60周年(ダイアモンド・ジュビリー)のお祝いで、6月2日から5日の祝賀式典後まで、私たちが行ったときよりもっともっとユニオン・ジャックにあふれていたそうです。「各国の国旗が飾られたのは、つい最近」とのこと。

ダイアモンド・ジュビリーの公式ロゴ。10歳の女の子の作品が選ばれたのだそう。とても可愛い。



驚いたのは、ロンドンの中心地の大通りだけでなく、住宅街のニュースエージェントなどのちっちゃいお店や、住宅地にある普通のパブなども、ジュビリー。






スキャンダルを報道されたりもするけど、王室が身近な存在なのだなと思いました。

記念グッズもいっぱい。このクイーン、いったい何でできているでしょう?



こたえは、ジェリービーンズ!!

現在、エリザベス女王は、歴代の英国君主の中で最高齢だそうですが、それにしても在位60周年というのは、ほんとにすごい。長生きしただけでは達成できないですものね。現在のクイーンより、在位が長いのは歴代の中で、ビクトリア女王だけだそう(63年7ヶ月)。女性君主の時代は長いのか・・でも、これまでの60年、つらいこともたくさんあっただろうな・・それが宿命だったとはいえ、どんな人生だったんだろう。映画『The Queen』も観てみたいなと思います。

さて、こうしてあちこちでジュビリーのお祝いムードいっぱいのロンドンでしたが、もうひとつの大きなイベントは、そう、今からあと5日後(!!)にせまった、ロンドンオリンピック。今から寝不足の2週間はもちろん覚悟。なので、オリンピックスタジアムは今回どうしても観に行きたかった!

開幕まであと32日。ロンドン中心のトラファルガー広場にあるカウントダウン。



オリンピックスタジアムは、地下鉄セントラルラインで東にいった”Stratford(ストラトフォード)”という駅が最寄り駅です。







このときは、開幕まであと約一ヶ月。まだメインスタジアムの周りは、工事中の感じでしたが、あれから一ヶ月。もうその日に向けて、準備は整っているんでしょう。私たちが見に行った日は、メインスタジアムで何かのリハーサルだったらしく、続々と人が(見た感じ、どう見ても一般人、という風にしか見えなかったけど)スタジアムに入っていきました。



そして、これがメインスタジアム!ここで、いろんな競技が行われるんだなぁ・・。



メインスタジアムのあるStratfordには、ヨーロッパ最大のショッピングモールができていて、賑わっていました。メインスタジアムの正面にあるデパート(のオリンピック公式グッズ売場)から見ています。



ロンドンオリンピックのマスコット『ウェンロック』。目はカメラのレンズで、頭についてるのはロンドン名物ブラックキャブ(タクシー)ランプだそう。かわいい、のか、ちょっと不気味?なのか・・。





ショッピングモールのリバティのお店も、ザ・ブリティッシュ。




ロンドンの地下鉄案内に、こうしてオリンピック会場の案内が。これをもとに、世界中の観光客は、会場から会場へと熱く移動するんでしょうね。いよいよもうすぐ。がんばれ、ニッポン!!