無事帰ってきました。ボストンでは予定どおり出発の3時間前以上に空港に着いたものの、そこはもうすでに長蛇の列でした。ものすごいひと、ひと、ひとであふれかえっていました。1時間以上並んで、ようやくチェックインを終え、そのあとはボストンが発祥の地というダンキンドーナツでドーナツとお砂糖とミルクのたっぷり入ったコーヒーを飲みながらひたすら搭乗を待ちました(ダンキンドーナツの朝ごはん、というのは実はけっこう気に入って、滞在中は何度か試してました)。セキュリティもいつもより慎重に行っていたようで、時間もかかりましたが、安全には代えられないもの。みんな靴を脱ぎ、裸足になってもくもくとチェックを受けていました。経由地のシカゴでは飛行機が大幅に遅れ、5時間半近くの待ち時間になってしまったのはさすがにちょっと疲れましたが。せっかくの免税店も化粧品など買うこともできず(涙)。
今回、このテロ未遂事件の容疑者がどのような経緯で逮捕に至ったのか詳しいことはわかりませんが、間一髪のところでも未然に防げて本当によかったと思います。本当に実行されていたら今頃はどんなことになっていたでしょう。でも、コンタクトレンズケース程度の液体で飛行機を爆発させるほどの破壊力を持っているなんて、いったいどうすれば安全が守れるのか、世界はあらためて重い課題を突きつけられた気がします。テロは決して許すことのできないもの。でも、ひとつ気になるのは、今回の容疑者のすべてがイスラム教徒(それもほとんどがパキスタン系)ということで、今後特にヨーロッパに住む普通のイスラム教徒たちが必要以上に社会の中で攻撃されてしまうのでは、ということ。宗教とテロとはまったく別のことなのに、こんなことで世界の中でまたより壁をつくってしまうことになるのは、ほんとうにとても悲しいことです。
機内では一本映画を見たものの(それも途中ところどころ寝てしまったので、あとから何度も巻き戻して見ることになってしまったのですが)、あとはひたすら寝ていました。これで家に帰って眠れなくなったら元も子もないかも・・と思ったりするほど。やっぱり疲れていたのか、機内食の途中でもうとうとしてしまったくらいです。そして予定より2時間程度遅れて夜8時過ぎに成田に到着し、家に着いたのは10時近くになってしまいました。航空会社のサービスで、贅沢にも空港から家まで車で帰れたのは本当によかったですが。何しろ、本当に必要最低限のわずかな手荷物以外すべてスーツケースに入れていたので、私のスーツケースは非常に重く、"Heavy"のシールが貼られていました。PCなど大事なものも入っていたため、鍵をかけて預け入れたのですが、セキュリティチェックで中をこじ開けられ、成田に着いて荷物が出てきた時にはスーツケースの鍵が壊されていました・・とほほ。
というわけで、ボストンの一週間も無事終わりました。これで明日はもう会社・・?(涙)。しばらくは時差ぼけにも悩まされそうですが、まあ無理せずいきましょう。来週何日かお休みをいただけるといいな・・と思っています。それではそろそろ寝ましょうか。また明日。