昨年入院したときに、主治医の先生や病棟の看護師さんにお世話になってから、今度は何か自分にもできることはないかな、とずっと思ってました。おかげさまで術後の経過もよく、今回経過観察期間も終わったことから、今度は例えわずかでも何かお役に立てることはないかなと思って、年明けからボランティアをすることにしました。そもそもそう思ったときの気持ちを忘れないように、とできれば病院でのボランティアやりたいと思ってネットで探してみると、今はどこの病院でもボランティアを募集しているんですね。看護師さんや病院の職員不足の今、人手が足りないんでしょうね。看護師さんたちはただでさえ専門的な業務で手一杯ですから。今回、始めるならまずは自分がお世話になった病院で、と思って、自分が入院・通院した病院でやらせてもらおうと年末に話を聞きに行き、年明けからスタートすることにしたのです(これも今年の数ある目標のひとつだったし・・)。先週は体調を崩して初日から休んでしまったので、昨日が第1日目でした。
私は外来の受付サポートということで、その日に外来を受診する患者さんたちの受付の案内のお手伝いをします。この病院が全く初めてという患者さん以外は、受付に並んでいる「再来受付機」という機械を通してから各診療科へ行くのですが、やっぱり年配の方は機械に慣れていない方もたくさんなので、その操作を教えたり、もちろん今日が全く初めてという方々もいるので、そういう方にはカルテを作成するのに用紙に記入してもらったり、あとは〇〇科はどう行くんですかとか、診察券忘れちゃったんですけど・・とか、診察とかじゃなくて〇〇先生に会いに来たのですがという上品なご年配の紳士や、ここらへんで銀行はどこにありますか、などという病院外の質問まで(わからないよ
)。私は自分が通院していたので、基本的な仕組みはちょっとはわかってるのでそれでもまだある程度は対応できたけれど、エプロンをつけて名札をつけてることもあり、そこに立ったとたんものすごい勢いで次から次へと聞かれて、あらら・・という感じでした。もちろんわからないこともたくさんあるので
、側にいる職員の方に聞きながら、だけど(でも、彼らも彼らで本当に忙しそうなんだよね・・。ほんとに患者さんはたくさんで)。
名前も知らない、もう二度と話したりすることもないかもしれない方々に、挨拶したり、せいぜいちょっと操作を手伝ったりするくらいだけど、それでも人と関わったり話したりするのはとても楽しいし、ほんの2時間程度だけど、普段の生活や仕事とは全く違うところで、自分が少しでも役に立てるのであればすごく嬉しいなぁと思ってます。できる範囲で、ということなので無理ない範囲で。
やってみると、自分がかかっていた診療科以外のことは、その場所などもよく知らないことがわかったので、終わってから病院の中をぐるっと歩いてみました。MRI検査室はどこですか?と聞かれてわからなかったので、あとから地下にあるMRI室の場所も確かめてみたのですが、この病院、外来棟は新しくされたばかりでとってもきれいなのですが、検査室や病棟がある旧棟はけっこう古くて、特にMRI室のある地下階は配管むき出しの廊下や薄暗い蛍光灯で、なんとなく不気味な雰囲気。。。MRIは別として、基本的に患者さんの立ち入るフロアではないからかもしれないけど、そこに調剤なんとか室とか製剤なんとか事務室・・とかが入っていて、窓もないこの雰囲気の中で働くのは元気がないときにはちょっと気分が落ちそう・・な感じ?(ドラマ『ショムニ』のオフィスを思い出す感じかも・・)。でも、工事もやってる感じだったから、もしかしたらそこもこれから新しくなるのかな。
外来受付サポートの他に、病棟で配膳や患者さんの買い物などをお手伝いするというのもあって、はじめはそちらもやってみたいかなと思ったけど、初日やってみてしばらくはこのまま外来の方をやってみようと思ってます。いつまで続けられるかはわからないけど、次回は今回よりもっと答えられるようになって、喜びをもって、少しずつ続けられればいいな・・と思っています。