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あした天気になあれ

太陽の輝く日も、雨降るときも、つれづれなるままに。          

紅葉のTOKYO

2007-11-30 01:48:47 | 旅行・まち歩き

寒くなりましたね。今日など日中でも手も足も冷え切ってしまうくらいでした。でも晩秋(初冬かな)の東京は、枯れ葉がはらはらと舞って、ほんと美しいなぁと実感します。

私は11月終わりから12月はじめのこの季節が、昔からけっこう好き。新卒で入った会社は大手町にあったのですが、皇居近くの日比谷通りの銀杏並木を歩きたくて、時間があるときは大手町から、家(当時)へ帰るときの起点ターミナル駅だった上野までよく歩いて帰ったものでした。途中通るお茶の水近辺は坂があったりしてなかなか風情があり、ニコライ堂周辺の風景もとても好きでした。そうかと思えば、秋葉原の近くになると、今ほど『アキバカルチャー』ははっきりしてなかったけど、ごちゃごちゃと賑やかな雰囲気がそれはそれで面白かったり。仕事のあと、コートの衿をちょっと立てて少し冷たい空気の中を歩いていると、なんか背中がピッと伸びるような気がして、この50分の時間はほんと楽しかった!

この間歩いたかむろ坂(目黒不動尊近く)も道の両側が並木道になっていて、ほんときれいだったな~。これからもずんずん街を歩いて、季節を肌で感じながら過ごしていきたいなと思います。


秋のロンドンへ ⑦ロンドンの街角から

2007-10-22 00:49:24 | 旅行・まち歩き

さてさて、そんなわけで短いけれど盛りだくさんのイギリス旅行でした。今回いろいろなことをして、充実の旅行だったけれど、懐かしい友人達との再会の時間の次に、今思い出が残っているのは、ごくごく普通のロンドンの街角。でも、街や通りのあちこちに、いろんな思い出があふれていて、思いがいっぱいで、なんか涙が出そうになってしまいました。

今回もそうでしたが、当時暮らしていたときも、街を歩いていても公園でゆっくり時間を過ごしていても、周りではいろんな国の人たちが、私には全くわからない自分達の言葉で話していて、そんなあまり干渉を感じない場所で、いろんなしがらみからも解放されて、素の自分と向き合った時間を過ごしていたのかな・・という気がします。素直に私は私・・と思うことができた時間でした。最近の私、仕事などある程度は仕方ないときもあるけれど、それ以外のことでも、いろんなことを我慢してしまったり、周りと自分を比べてしまって必要以上に不安になったり、落ち込んだり、そんな感じが続いてました。だから、もう一度自分の原点というものを、見つめなおしたくて出かけた旅行でした。そして、今回そのときの思いを、少し取り戻した気がしました。今まで知らず知らずのうちに、ちょっとかっこつけてたのかな。もうちょっと素直になりたいな・・と思いました。

「秋のロンドン編」最後は、テーマは特に決めず、ロンドンの街角、としようと思います。

街を歩いていると、素敵だな、おもしろいな・・と思うショーウィンドウがたくさんありました。スペインのカジュアルな洋服のブランドZARAは東京にもありますが、ZARA Homeはなかなか素敵なお店でした。ウィンドウも。

                           

どれが背景の絵か、品物かわかりますか?

車の窓からピザ。このウィンドウも目を惹いてました。

イギリスでは、交差点の他にラウンドアバウトというものがあります。このラウンドアバウトをぐるぐる回って、行きたい方向に方向転換します。

街角や公園においてあるベンチ。天国に召された方の思い出のために、その方の名前などを刻んで、家族が作って置いたりします。

街の建物の玄関脇のランプとハンギングバスケット。

格子の窓と、窓の周りにはうグリーンがなんとも素敵。

このように半円になっているような通りには、"クレッセント"という名前がついていることが多いです。クレッセントとは"三日月"の意味。確かに三日月のように弧を描いてますよね。 

リバティデパートの家具売り場に飾ってあった照明が素敵でした。シャンデリアの普通クリスタルできらきらしているパーツが、ビロードのような生地でくるまれてました。

アーケード。色使いが素敵で撮りました。

私の大好きなポートベローマーケット。このマーケットに限らず、マーケットには新鮮なフルーツがたくさん。このマーケットではアンティークのガラス瓶やミルクポットなどを買いました。

このきらきらのクリスタル(アクリルパーツかな)、私も持っていて、どういう風に飾ればいいんだろうと思っていたのですが、こういう風に窓辺にたくさんつけるんですね。

人を迎える灯り、というのがあちこちに。このように、外から玄関ホールの灯りが見える家がたくさんありました。

こんなに雰囲気のある地下鉄の駅も。

私が日曜日に通っていたチャーチ。

ロンドンで一番好きなホール、ロイヤル・アルバートホール。夏の音楽祭”プロムス”や、クリスマスの時期のヘンデルのメサイヤはここに必ず聴きに行ってました。ちなみに、年末は日本はベートーヴェンの第九ですが、ヨーロッパではこのメサイヤ。だから、私もクリスマスの時期には今でもメサイヤを聴きに行きます。

親友が住んでいた通り。The Little Boltons(リトル・ボルトンズ)。彼女の家でもいろんな話、しました。

ちょっとしたサンドイッチやさんなのだけど、看板がとってもおしゃれ。

地下鉄の駅に貼ってあったヴァージン・アトランティック航空の広告。ヴァージンが乗り入れている都市とその特徴が世界地図上に乗ってます。Salsa in Cuba, White House in Washington..とか。 Tokyoのところはなんと・・?と思って見たら、Lost in Tokyo だって。なんかちょっとおかしかった。

ピカデリーサーカスのエロスの像はいつもたくさんの人で賑わってます。ガイドブックにも載るスポットだけど、こういうザ・ロンドンみたいなところも、けっこう好き。

最後は・・私がロンドンで一番好きな場所。テムズ川と川沿いからから見るビッグベン。以前ヨーロッパで暮らしていたときにも、日本に帰国する前日の夜に訪れたところ。今回も、帰国前日の夜と出発の日の朝も早起きしていきました。

ロンドンという街が出来上がる前からきっとそこに流れていたテムズ川。いろんな人がいろんな思いで、この川を眺めてきたんだろうな。

以前こんな短歌をつくったことがあります。                                   「幾千の季節と人の温もりを抱きて流れゆくテムズ川」

長々とロンドン旅日記におつきあいいただきまして、ありがとうございました。私もこうして残すことができて、いい思い出になりました。このとき取り戻した気持ちを忘れずに、これからもいきたいな・・と思います。


秋のロンドンへ ⑥ホテルでお茶編

2007-10-21 04:16:34 | 旅行・まち歩き

夜行バスで少しでもお金を節約、という貧乏旅行も十分楽しめる私ですが、一方で洗練された空間のなかで時間を過ごしたい・・。これも今回絶対やりたいと思ってました。はじめは、一泊くらい奮発して超高級ホテルにも泊まったりしたいなぁ・・と思ったのですが、さすがに超高級ホテルはお値段も超高級。やっぱりそれはちょっと難しそうだ・・と思って、それではその高級ホテルでお茶を飲もう、とロンドンのいくつかのホテルのティールームや、バーに行ってみました。

まずは、映画ジュリア・ロバーツ主演の映画「ノッティング・ヒル」にも出てきたホテルリッツ。ドアには制服のドアマンが立っていて、格調高い雰囲気。それまで街をせかせか歩いていたけど、空気の流れがちょっと違う感じ。正式なアフタヌーンティーは、いつも予約でいっぱいとのことですが、お茶はロビーとなりのバーで飲めます。しかし、ホテルにやってくる人たちは、みな正装で、上品なご婦人やジェントルマンたち。若い人ではなく、"本物"のマダムたちがほとんど。とてもエレガントで、こんなふうに年を取れるのなら、年をとるのもわるくないかも・・と思ってしまいました。

そのうちひときわ上品な人が来た・・と思ったら、お付のSP6-7人に囲まれていて、えっ、もしかしてクィーン!!?? 目が合ったよー。と、一瞬思ったのだけど、あとから振り返って、ほんとにクィーンだったかなぁ・・?と思い返して、よくわからなくなってしまいました。でも、あのSP、それにものすごくオーラを感じたので、王室の方には間違いない。だから、ロビーにはホテルのスタッフがたくさんいたんだ・・とあとから納得。

それにしても、リッツのバー(オープンなスペースです)のインテリアはとても雰囲気のあるものでした。高い高い天井からかかっているカーテンは、落ち着いたピンクの厚地のもの。窓はないので、窓にあたる部分が格子状の鏡になっていて、その前に置かれたソファーの貼り地は濃いブルー。大きな陶器の照明スタンドがあちこちに置かれていて、なんとも豪華(あたりまえか)。そんな中でお茶を飲んで(ほんとにお茶いっぱいだけでも)、なんだかとても優雅な気分。こういう雰囲気を知るのも、大事なのかも、と思いました。すっかり気に入って、他のホテルでもぜひお茶を飲もう!と思った私でした。

ホテルリッツの外観。

ここ、どこだと思います? リッツホテルのパウダールーム(お手洗い)。ここに住めるよ、というくらい広くてゆったりとした部屋でした。

リッツでのひとときがとても気に入ってしまったので、今度はお友達を誘って別のところにも行ってみました。

リッツと同じくらいロンドンを代表する格調高いホテル、サヴォイホテル。でも、お茶を飲むところ(私はアフタヌーンティーをここでもいただかなかったけれど、アフタヌーンティーを食べるところも)は、意外にカジュアルな雰囲気。リッツではあまり見かけなかった旅行者がけっこういたからかも。

ここがサヴォイのパウダールーム。ここもやはり広くて、本当にきれい。

また日を改めて、最後に行ったのがクラリッジホテル。行った日は、何かのレセプション(パーティー)があったようで、ロビーはタキシードやドレスをまとったカップルがたくさん。ふぅー、さすがにちょっと服装も違いすぎるぞ・・と思ったのですが、それでもお茶だけはしっかりしました。

ホテルのパウダールーム、第三弾。ここは茶色が基調のシックな雰囲気。

これ、なんだと思います? お手洗いの個室の水を流すレバー。横の壁についていて、このレバーを引っ張りあげると、水が流れるんです(これ、おもしろいと思って、個室でおもむろにカメラ取り出し撮っちゃいました・・( -. -;) 。                                             

パウダールームの入り口。

クラリッジホテルに行ったのは夕方4時過ぎだったのですが、4時過ぎのホテルはやっぱりお茶を飲むところではない!夕方からの時間は、やっぱりお酒の時間。まわりにお茶を飲む人は私達くらいしかいなかったです。そして、そんな時間を過ごす人たちは、ホテルにお酒を飲みに来ているわけではないのですよね。そこは大人の社交の時間なんだな・・ということをあらためて感じました。

でも、エレガントな人たちのなかで、ちょっと心地よい緊張感が感じられる時間を過ごすことも、大切なことだな・・と思いました。それこそほとんどしないけど、たまには日本でもホテルでゆったりお茶飲んだりする時間もつくったりしようかな。


秋のロンドンへ ⑤コーンウォール編

2007-10-21 02:17:41 | 旅行・まち歩き

私はロンドンのような"街"も大好きなのだけれど、何も考えずに圧倒的な大自然の中に身を置きたいと思うこともしばしば。だから、今回もロンドン以外のところにもぜひ行こうと思ってました。どこに行こうかな・・と考えたのですが、"原点"を見つめ返す・・と思ったときにすっと浮かんだのは、コーンウォール。イギリスの西に位置してます(↓のうす緑の部分)。イギリス人の観光地で国内部門ナンバーワンに選ばれてもいるのだそう。

その中でも一番西の端に位置しているのが、地の果て、という名前の土地、Land's End。以前ロンドンに住んでたときにも一度行ったことがあるのですが、ここではほんと何も考えず、ただただ自然の中でぼーっと風に吹かれて、いい意味で頭の中が空っぽになる感じがしました。だから、今回もぜひこの風にもう一度吹かれたいな・・と思ってコーンウォールに行ってきました。でも・・ここはほんと遠いのだ。電車でもロンドンから5時間位かかるし、それにイギリスの電車の旅は意外に高いので、夜行バスで。貧乏学生時代のあの頃と一緒(苦笑)。

夜11時くらいにロンドンから出発して、途中ちょっと休んだりして、コーンウォールの基点Penzance(ペンザンス)には朝8時半頃到着。ここから行きたいと思っているところは全てバスで行けるのです・・が、バスは1時間に1本か2本。綿密に時刻表見て計画立てないと、行きたいところにいけなくなってしまうのです。・・というわけで、まずはPenzanceの"i" (=インフォメーション)で、時刻表をもらってルートを計画。

まずは、コーンウォールのリヴィエラ、St.Ives(セント・アイブス)。作家や芸術家が愛した、小さな海辺のリゾート地なんだけれど、この日は、お天気も快晴で、光がまぶしい。ちょっと汗ばむくらいでした。ほんと散歩には最適で気持ちいい。ギリシアの町みたいに、白い壁の家が並んでいたり、本当に町全体がかわいらしいのです。

白い壁にブルーの窓枠と椅子。色使いがリゾートです。

このなんともとぼけた愛らしい表情。

小道に建っている小さな家。その名前もLittle House。

                                       

港町。丘の上の家々と、港沿いの家。今回は見られなかったけど、夕方の町の風景もとても美しいです。

次に今回初めて行った、St.Michael's Mount(セント・マイケルズ・マウント)。ここは巨人伝説のある城です。この城は、海辺から離れた島に建っていて、干潮時は浜辺から歩いていけます。そこに住む巨人が、この孤島からやってきて村人を脅したときに、勇敢な少年ジャックが巨人を倒してこの村に平和が戻ってきたという伝説。桃太朗の鬼退治の話みたいですね。私が行ったときは潮が満ちていたので、ボートで島まで行きました。

椰子の木や鮮やかな花、そして白い壁。ここもリゾート。St.Ivesと同じように町もかわいらしい感じでした。

島に建つ城の中は写真禁止だったので取れなかったのですが、ここも素晴らしかった。特に最上階のチャペル。ステンドグラスがはめ込まれた小さな教会でしたが、中はシンとしてとても敬虔な気持ちになりました。・・しかし、城に着くまでは岩山を登る感じで、スニーカーでなければとうてい無理。

島を望みながら、お茶やビールを飲む人たち。最高の景色を前に、気持ちよさそう。

St.Michael's Mountは、フランスのモン・サン・ミシェル(Mont Saint Michel)のミニチュア版。名前も聖ミカエルの山、と同じ。モン・サン・ミシェルは城ではなく修道院が建っているのだそうだけど。天使の舞い降りた「奇跡の島」。今回のSt.Michael's Mountが本当に素晴らしかったので、この奇跡の島モン・サン・ミシェルにもぜひいつか行ってみたいな、とほんとに思いました。

最後は、Minack Theatre(ミナックシアター)。ここも以前行ったことがあるのですが、やっぱり素敵。ロウィーナ・ケイドという女優が生涯をかけて作り上げた石の劇場。圧巻です。今でも、夏には公演が行われているとのこと。

観客席はけっこう傾斜がきついです。

座席部分には、演目が刻まれています。

ここに着いたのはけっこう夕方になっていたので、だんだん日も傾きかけている中で、この石の椅子に座って、海をぼーっと眺めていました。いろんな思いが浮かんできて、やっぱり遠かったけれど来てよかった・・と思いました。

イギリスの地方を歩くと、"Public Footpath"と書かれた看板をよく見かけます。遊歩道というか、歩行者専用の通路です。これは公共の小道で歩行者最優先なので、例え私有地であっても、そこが昔からのパブリック・フットパスが通っていれば、土地の持ち主は通行を許可しなければならないのだとか。

帰りもまた夜行バスだったのはさすがにカラダが痛い・・。でも、自然の中で、ロンドンとは違った空気に触れたのはよかったな・・と思います。 


秋のロンドンへ ④再会編

2007-10-20 01:07:52 | 旅行・まち歩き

ロンドン・イギリスには、懐かしい大切な友人たちがたくさん住んでいます。語学学校時代に知り合った友達、当時、学校の空き時間に行ってたにバイト(Kumonでアシスタント先生をやってたんですよ)の友達、ルクセンブルグ時代に仲良しで今はロンドンで働いている友達、一番はじめに勤めていた職場の友人、それ以外にもいろんなことがきっかけで知り合った数々の親しい人たち。そして前職の会社のロンドンオフィスに勤めている方も。

今回、急にこの旅行を決めたこともあって、同じようにホリデー中だったりして、そんな友達全員に会えたわけではなかったのですが、突然連絡したにもかかわらず、忙しい時間を割いて、昼も夜も何人もの方が会う時間を作ってくださって、本当に嬉しかったです。何年ぶりにお電話でお話できた人もいました。本当にありがとう。

今回数年ぶりに会った友人達とは、まるで当時に時間が戻ったかのように、近況報告からプライベートな話まで、いろんなことを話すことができて、本当に楽しかったです。あの頃はそれこそ毎日のようにいろんな話をしていた彼らと、今は別のところに住んでるんだ・・ということがちょっと寂しくなるくらい(笑)。でも、今でも悩んだり考えたりすることもきっといろいろあるだろうに(特に異国の地で暮らしている日本人はなおさら)、しっかり根を張って生活している友人達を見て、なんだかとても励まされました。現地の人と家族を作り、旦那様やその親戚、子どもの学校や近所の人たち、ずっと英語で、小さい子どもを抱えながら、家のことも軽やかにこなす姿などは、ほんとにたくましかったし、現地で何年も仕事を続けているのもほんとにすごい。私もあらためてエネルギーをもらったような気がしました。

今回2度もお邪魔してしまった友人のところのJくん、4歳(ここでは顔が写っている写真はあえてやめておきますね)。彼は本当に人なつっこい愛すべき男の子。でも、”ピーターパンになる!”と着替えてくれたのに、前から写真は撮らせてくれませんでした。テレてたらしい(笑)。でも、ワンパク盛りで元気いっぱい。おにごっこやかくれんぼで、部屋の中を何周走り回ったか。でも、ほんとにかわいくてかわいくて、君からいっぱい幸せな気持ちをもらったよ。

私が住んでいた当時は、学生ということもあり外食などほとんどしたことなかったのですが、そしてロンドンの外食の評価は今までいまひとつ、ということもあったのですが、最近はおいしいお店も増えてきたのだそう(ただ、そういうお店はやっぱりちょっとお値段もお高めなところが多いのだと思うけど・・)。今回ご一緒させていただいたお店は、どこもおいしかったです。

今回、当時お付き合いしてた人にも会っちゃいました(最終日にほんの30分程度だけだけど)。6、7年前に街でばったり会って以来(まともにお話したのは、8年前ぶりくらい・・?)その後やりとりとかは全くなかったので、連絡がついたということがどちらかといえば、びっくり。今はお互いに別々の生活だけれど、やっぱり幸せになってほしいな・・と心から思いました。

言葉も、バックグラウンドも違う人たちに囲まれて暮らすということは、ほんとにいろんなことをあらためて考えるきっかけを与えてくれます。自分が日本人であることや、自分の国のこと、そしてすごくシンプルな気持ちで、自分に一番大切なものは何か、自分が一番ハッピーなことはなんなのか、ということも、気づかせてくれるような気がします。そのような環境で出会った友達は、やっぱりとても大切な人たちです。楽しいことばかりではなく、考えたり悩んだり、泣いたり苦しんだりしたときも、お互いいろんな話を語ってきました。東京に住んでるより、物理的に近くに住んでるってこともあるからかもしれないですね。例えば、8時過ぎに今から会おうよ、といっても30分もあれば街中に出て行けるから。

今は日本に帰国している友人たちももちろん、そんな出会いのご縁をずっと大切にしていきたいな・・と心から思っています(もちろん、どこで出会ったとしてもね)。


秋のロンドンへ ③観光編

2007-10-19 04:26:24 | 旅行・まち歩き

昔住んでたとはいえ、その後何度も訪れたとはいえ、今回原点に戻りそして懐かしい友人たちに会うのがメインだったとはいえ、やっぱり観光都市ロンドン。せっかくのこの機会にと、時間の合間を縫って、しっかり観光もしました。といっても今から思うとあれもこれも見にいきたかった・・と思うものもたくさんなのですが。

観光スポットのトラファルガースクエア前にどーんとたつ、ナショナルギャラリー。海外の美術館はあまりに大きすぎて、とてもとても全部まわることなどできないのだけど、ロンドンに行く度に必ず見る絵が、ナショナルギャラリーにある、フィリッポ・リッピの「受胎告知」(写真は絵葉書を写したので、あまりきれいではありませんが・・)。天使ガブリエルに神の子を身ごもるだろうと告げられるマリアの、とまどいながらも、自らの運命を真摯に受け入れるその表情。何度見ても、厳かなものを感じて、目が離せなくなってしまいます。

私は全然詳しくはないのだけど、あるときから宗教画というものがとても好きになって、そういう点ではヨーロッパはもちろん宗教画の宝庫。それぞれの画家が聖書の一部分を描くものだけど、同じ題材でも表現がそれこそ様々。でも、宗教画として意味を持たせるモチーフは必ず描かれていて。たとえばこの「受胎告知」は、いろんな表現はあるものの、純潔を表す白百合や、身ごもったことを表す白い鳩・・などが必ず描かれていること・・そんなひとつひとつに意味があるということを知ったら、とても興味深くなりました。これについては、いずれもっと知りたいなぁ・・と思ってます。

ロンドン塔とタワーブリッジ。ロンドン塔は様々な貴族や王族が投獄、処刑されたところ。不気味な迫力があり、今まで行ったことなかったのですが(でもいつも観光客であふれるロンドンの大観光スポット)、もともとテムズ川沿いに防衛のために造られた要塞であり、その後歴代の国王の居住する宮殿でもあったんですよね。現在でも英国王室の使用する宮殿なのだとか。へぇー知らなかった。でも、やっぱり雰囲気的にもここから収監、幽閉され、処刑・・・というほうが似合うような。しかし、世界最大のダイヤモンド「アフリカの星」(なんと530カラット!!)が展示されている、王冠などが展示されているジュエルハウスは、すばらしいものでした。

逆にこちらはずっと今まで行きたいと思っていながらも行ってなかった、自然史博物館。何しろ建物がすばらしい。外から見ると、立派な中世の大聖堂のよう。現在ロンドンのロマネスク様式の代表的建築なのだそう。

正面玄関からのホールには、巨大なディプロドクス(恐竜)の複製骨格が展示されてますが、あまりに大きくて写真に入りません・・。

恐竜の化石や、動物や魚たちの標本、地球や宇宙のこと・・とっても興味ある博物館でした。でも、あまりにてんこ盛りすぎて、もちろん全部は回れず・・。何より一番興味深かったのは、人の命の誕生と人体のメカニズム。どうやって、お母さんのお腹に赤ちゃんが宿って、生まれてくるかってところをあらためて見て、ほんとに神秘だなぁ・・と感じました。次回ロンドンに行った時にも、絶対にまた行きたい博物館です。

そして、ベイカーストリート、221番地。シャーロック・ホームズが小説の中で住んでいた場所。ここが博物館になっています。ここも初めて行きましたが、ホームズの書斎やベッドルームが再現されているんですよ。ほんとに興味深い!

ここが書斎兼居間。研究好きのホームズの書斎の机の上には実験のための薬品が並んでます。バイオリンに長けていることもあって、バイオリンも置いてありました。ホームズのパイプやハットも。

居間・書斎のコーナーには、朝食をとるダイニングテーブルも。

ここがホームズの寝室。

いわゆる観光名所でも、まだまだ行ったことないところはたくさんあります(あたりまえですが)。そして、いつでも初めてのところは新鮮で、わくわくしてしまいます。

観光とは違いますが、ロンドンといえばやっぱりミュージカルの本場。安い席でいいから、いっぱい観たい!と5本も観に行ってしまいました(でも、あまりに毎日動き回っていたので、疲れてちょっとうとうとしてしまったものも・・失敗・・泣)。素晴らしかったのは、"メリー・ポピンズ"。華やかな夢いっぱいの舞台で、できればもう一度観たい!


秋のロンドンへ ②私の暮らしていたところ編

2007-10-17 06:00:51 | 旅行・まち歩き

初日の夜にちょっと市内を見に行ったものの、基本的には翌日から本格的に行動開始。腰をすえてあちこちじっくり歩けるように、ウィークリーのパスを買いました。時間の許す限り、地下鉄よりバスで動きたいと思っていたけど。私が前回来た3年前にはなかった、プリペイド式のカードが導入されていて(日本のSuicaやPasmoみたいなもの)、電車もバスもピッとかざせばOK。以前に比べとっても便利。ロンドンは中心に近いところから、ゾーン1,2,3...6までゾーン制がしかれていて、ゾーン1と2をカバーしているパスを買えば、バスでも地下鉄でも鉄道でも、主要なところはほぼどこでも行けるので、とても便利です。滞在中、十分以上に元を取ったパスでした。ちょっと疑問はこのカードの名前がOyster Card・・なぜオイスター(・・かき??)。それと、駅の切符売り場で現金で機械から切符を買うとシングル(片道)初乗り4ポンド(=1000円!!??)かかるのに、このオイスターカードにお金をチャージして、ピッとすると初乗り1.5ポンド(=それでも380円くらいはするよね)になること。どういう仕組み??うーん、相変わらず不思議の国です。

何はともあれ、その日一番に行きたかったところは、日曜日だったこともあり、昔通っていた教会の礼拝。原点回帰・・といったら、何よりここははずせないところ。私が6年間の海外生活で自分自身で変わったことといえば、祈り。ここで出会った大切な友人たちが、生きる指針としてそれぞれ心の大切なところに持っていたものが、キリスト教、イスラム教 -それぞれの信仰でした。そんな友人たちと出会って、彼らが他人である私のことを祈ってくれて。そんななかで、当時私も心が乱れたり、痛くなったりしたこともあって、祈るということを知りました。今回の礼拝で、日本で忙しい生活に追われて、忘れかけていたものを取り戻した感じがしました。思わず涙が出そうになったけど、手足の先までみずみずしいエネルギーが行き渡った感じ。これだけでも来てよかった・・とほんと思いました。

今回、もう一度初心に戻りたいという気持ちがあったので、以前住んでいたところを訪れ、当時歩いた道を歩いてみようと思ってました。そこで、まずはロンドンで初めに住んでいたところ、一番初めに通っていた学校を訪ねてみました。ロンドン市内とはいえ、いわゆる中心地からは地下鉄で30分くらい離れた、Highgate(ハイゲイト)という緑豊かな住宅地です。

ここが一番初めに3ヶ月通った語学学校St.Giles College。日曜日だったので学校は閉まっていたけど、もちろんコース修了以来、訪ねるのは初めて。渡英当初は全く英語もしゃべれず、泣きたくなることもしばしば・・。でも、この学校で日本人のベストフレンドと出会い、その後は彼女と一緒にイギリス国内をあちこち貧乏旅行しました。電車の旅は高いので、もっぱら夜行バスで。

 

Highgateからてくてくゆるやかな坂をのぼり15分位歩いたところにある、Muswell Hill (マズウェルヒル)。Highgateにはスーパーや、お店が少なかったので、ここにはよく買い物に来ました。ここまでの道も散歩道としてはとても美しい通り。

Muswell Hillにある映画館。土曜日学生は1ポンドで見られるので、当初よく行ってました。今も1ポンドなのだろうか??

 

何度も行ったお店。3ヶ月のホームステイのあとは、自分で部屋を借りたのですが、ホームステイしていたときと同じ通りにあるフラット(アパート)に引越したので、その後もよく来ていました。店内の色彩とディスプレイ。見事。

 

私が2年半ほど住んでいた通り。Jackson's Lane。Highgate駅から徒歩1分!ロンドンはどんなに小さな通りにも名前が着いているので、通りの名前さえわかればどこでも間違わずにいけます。

 

ホームステイのあと、2年以上住んでいたJackson's Lane 21番のフラット。大家さんの家の一部屋を間借りしてました。キッチンやバスルームは共同。緑いっぱいの裏庭に面した窓の外から聞こえる鳥のさえずりで目を覚ましていました。ピンポン、とチャイムを鳴らしてみましたが、大家さんのリサはすでに引っ越してしまったようで、別の人が住んでました。

Highgateに2年半住んだあと、今度はテムズの南、Blackheath(ブラックヒース)というところへ引っ越しました。ここは地下鉄が通ってないところなので、British Railという鉄道で通っていたのですが(それでも25分くらいかな)、ここも本当に素敵なところ。また別の日に、今度はBlackheathも訪ねてみたのですが、ほんとに美しくてあらためていいところに住んでたんだなぁ・・と感慨深い思いでした。

この広大な公園(・・というかheath)にたつカトリック教会。クリスマスのミサにも行ったことがあります。

今まで見た中で一番好きな通りの名前。Tranquil Vale(トランクィルヴェール)。HighgateからBlackheathへ引っ越してくるときにお願いした車のドライバーのおじさんが、この通りの名前を見て、なんて素敵な名前の通りなんだろう・・ってつぶやいてました。Traquilの意味がわからなかったので、どういう意味?ってきいたら、peaceful。

 

後半の1年と少し暮らした通り。Baizdon Road。この日は朝早く訪れたので、なんとなくまだもやがかかっていました。ここでは一軒家に住んでたのですが(隣りと壁はくっついてたけど)、ここも緑あふれた静かなほんといいところでした。

残念ながら、ここの大家さんも旅行中で今回は会えなかったのですが、彼は年に一度は必ず日本に仕事で来るので、日本ではその後会ったことがあります。ここでも大家さんの家を一部屋間借りしていたのですが、彼が日本に3ヶ月ほど出かける間の留守を守るということもあったので、この場所にしては比較的安く借りることができました。留守の間は、友達泊めたり、パーティーしたり、けっこう好きなように使わせてもらったりして(笑)。

当時私が暮らしていたところは、こんな感じです。全然変わってませんでした。あのときの、渡英当初のどきどきした気持ち、泣いたり、笑ったり、この家でいろんなことがあったのだなぁ・・と思い出しました。頑張ってたんだな・・とも。そして、HighgateもBlackheathも、枯葉の舞う秋の本当に似合う素敵な場所だったんだ・・とあらためて実感しました。


秋のロンドンへ ①出発~ロンドン初日編

2007-10-17 05:20:43 | 旅行・まち歩き

前述の通り、最後まで仕事の引継ぎに追われ、(どこかには行きたいなぁと思ってはいたものの)具体的な旅行の計画どころでは正直なかったので、いざお休みに入ってから、さぁどうしよう??でも、やっぱり私の第二の故郷、ロンドンしかないかな・・と思い、出発の3,4日前に「今週末のロンドン行きの飛行機ありますか?」と予約した私でした。とりあえず初日の宿は押さえなきゃ、とホテルを予約したのは出発の前日。そんなこんなでばたばたと慌しく出発しました。ほんとに急に決めたので(おまけに世間は半期末の多忙な時期)、日本からは一人で行ったのですが、ロンドンに住む懐かしい数々の友人たちを訪ねるべく、彼らの連絡先だけは忘れずに入れて。それでも空港まで送ってきてくれたOちゃん、ほんとにありがとね。ここからの旅行日記は、旅行中日々つけていたメモから振り返って書いていきたいと思います。

今回の飛行機はヴァージン・アトランティック航空。これまで何度もロンドン-東京を行き来してきましたが、なんとロンドンまで直行便に乗るのは今回が初めて。学生のときは、時間が多少かかっても少しでも安く、とアジアでの経由便を使い、社会人になってからは、短い休暇を少しでも長く現地で楽しめるように、とヨーロッパ便で唯一(かな?)夜便のあるエアーフランスで、金曜日の夜、会社終わってからそのまま成田へ(ちなみにこれで行くと、帰りも他の直行便が昼過ぎ発の便であるところを、夜7時過ぎの便と、ぎりぎりまで楽しむことができるので、けっこうおすすめです)。でも、直行便はやっぱり楽チンだったな・・。おまけにヴァージンは機内の映画の種類もたくさんで、普段飛行機では映画はほとんど見ずに寝ているばかりの私が、行きの飛行機の中ですでに3本も見てしまいました(ちなみに、このときに見た「バブルへGO」は、ほんと笑う!バブル時代って、今から振り返るとあらためてすごい時代だったんですねぇー)。

そんなこんなで、意外にあっという間にヒースロー空港に到着。この空気の匂い。いろんな国の人でごった返した、ざわざわとした雰囲気。懐かしい。でも、3年ぶりのロンドンは、もう"帰ってきた”という感覚ではなくなってしまっていたのが、ちょっと寂しい感じでした。ターミナルから、市内に出る電車のホームまでの通路にずっと貼ってあったHSBC(銀行)の広告が、とっても印象的で、動く歩道で進む間、じーっと見入ってしまいました。印象的な写真とともに「柔らかい心を持てば、世の中はもっとおもしろく見えてくる」「みんなそれぞれの視点で世の中を見ている」...etcのコピー。それはあたりまえなんだけど、特に異国にいるからか、あらためてなんだかハッとしました。(と思ったら、帰りに成田に着いたら、成田でもずーっとこの広告貼ってありました)。  http://www.hsbc.co.jp/jp/japanese/about/ad_campaign.htm

いつもは空港から地下鉄で1時間近くかけて市内に入るのですが、今回初めてHeathrow Connectという電車に乗ってみました。この電車の終点の駅にホテルがあったこともあり。Heathrow Expressという電車だと、それこそ15分で同じ駅までいけるそうなのですが、電車賃が2倍くらい違ったので、ちょっと節約。でも、このConnectでも25分位で着いてしまい、なんて快適!! 車内もきれいで広々。今まであんな混雑した地下鉄で行ってたのはなんだったのー?!そしてあっという間に終点のパディントン駅に到着。同じ車両に乗っていたお兄ちゃんが、(こちらがそんなに困ってなかったにもかかわらず)"Do you need hand?" とさっと私のスーツケースを持って降ろしてくれました。昔からそうだったけれど、行く先々で、ちょっと大きな荷物を持ってたりすると、どこでも誰でもさっと手伝ってくれる・・これは残念ながら日本はイギリスにちょっと遅れてるところなのかな・・と感じたりします。そういうわけで、この荷物を降ろしてもらったとき、あらためてああイギリスにいるんだな、ってこんなことからちょっと実感しました。

ホテルの部屋は、ほんとに小さな部屋でした。おまけにリフトのないところの5F!! (その分多少料金も安いけどね)。でも、お茶も飲めるし、TVもあるし、暖房はあったかいし、よしとしよう!着いた直後でちょっと疲れてはいたけど、せっかくだから、とさっそく着替えて懐かしいダブルデッカーバスに乗って、さっそく街中へ。バスの窓から見える、日暮れ前のロンドンの街は・・ほんとに懐かしい風景でした。週末だったから、人もあふれていて、とっても活気もあって。驚いたのはどの店も満席!外まで人が並んでる店もたくさんで、ああ本当に景気がいいんだなぁ・・とあらためて思いました。でも、この景気でポンドが高くて、旅行者にとってはほんとにキツイ(涙)。ヒースロー空港でお金を換えたときには、2万円を出して75ポンドしか戻ってこなかった・・1ポンド250円。75ポンドなんて、あっという間に消えてしまうということが、翌日から身に沁みました。。

今回の旅行のテーマは"原点回帰”。このテーマのとおりの旅になったなぁ・・と今でも実感してますが、続きはまた別途。


隅田川花火大会

2007-07-29 01:42:27 | 旅行・まち歩き

行ってきました、隅田川花火大会!上野から銀座線で行こうとしたけれど、地下鉄が大、大混雑で、とてもホームまで行けそうもなかったので、上野から浅草までぶらぶら歩いて会場まで。でも、昨日はほんと暑かったので、その時点で汗だらだら(笑)。

隅田川の花火は今年は30回記念だとのこと。浅草駅前の道路も、もちろん川沿いの公園も、早くから場所とってる人たちであふれかえっていたのですが・・。ありました!公園の木々の枝にもちょうど隠れない、ベストスポット! もちろん立ち見だけど、これだけ見えればほんとすばらしい、という感じ。青や、赤や、緑やピンク。ほんとにひとつひとつが色鮮やかでした。星が尾を引いて軌跡を描いているもの、華が咲いた最後にまた星がひゅるひゅる、と動くもの、ハートやうずまき、スマイルのように見えるもの。カラフルな花達が連発して上がるのもものすごく華やかだけど、単色の花が次々に打ちあがるのも品があってきれい。

花火モードで写真を撮ろうとトライしてみたけど、やっぱり難しい。一瞬ではかなく散るから美しい花火は、やっぱりその瞬間を目に焼き付けたほうがずっといい。

ほんと、夏だなぁ・・。終わってしまうのがさみしいくらいでした。

帰りは浅草橋駅まで歩きましたが、さすがに足がだるい・・。途中の街角で人だかり(&テレビカメラ)がしていたので、なんだ、なんだ?と思ってみたら、丸川珠代さんでした。そうだ、明日は選挙行かなきゃ。(この写真と、私が誰に投票するかは、関係ありません・・念のため)。


春爛漫 芝桜の丘へ

2007-05-01 23:17:52 | 旅行・まち歩き

まだまだ身体が自然を欲している!ということで、特急レッドアロー号に乗って秩父の芝桜を見に行きました。電車で1時間ちょっといけば、そこはあたり一面緑に囲まれすごく気持ちいい!そして降りたった横瀬駅から山里の小道を15分も歩くと、あたり一面の芝桜。広大な羊山丘陵の中にある芝桜の丘には、ピンクや白やうす紫など8種類、35万株の芝桜が今が見ごろ、満開で、ほんとに花のじゅうたんという感じ。ひとつひとつは小さい花なので、近くで見ると土が見えてしまったりするので、遠くからの方がきれいかも。花の名前もスカーレットフレーム、アメージンググレース、エメラルドクッションなど、これまた素敵な名前がついていました。 



ただ、この日は着いたとたんにいきなり雨がどーっと降ってきて、おまけに雷も(まあこの日はもともと午後は雷雨に注意という予報だったけど)。とりあえず、山の斜面に上って避難。30分くらいは我慢してじーっと座って待ってましたが、そのうちにぽつ、ぽつとだんだん雨もおさまり、しまいには雨が上がったあとは日も射してきました!強い風が雨雲を吹き飛ばしてくれて、そのあとは空気も前より澄んでる感じ。小さいひとつひとつの花びらに水滴がきらきら光って、逆によりきれいだったかも。


屋台もいくつも出ていました。地元産の名物しいたけ焼き。すごく肉厚で、食べごたえあり。おいしかったです。
 



秩父の山々に囲まれ、ほんとにすがすがしい気分。
 
 


秩父はお蕎麦も有名というところで(秩父そばマップというのもあるんですよ)、山菜そばもいただきました(食べてばかり・・苦笑)。帰りの特急の中では、これまた秩父の地酒を飲みながら、ほろ酔い気分(おやじっぽい・・)。


いつもと違う空気、風景の中をゆったり歩いて、とても気分転換になりました。次はどこへ行きたいかな。