今回は少々厳しめな内容のものになります。
L4D2には様々な役に立つMODが公開されています。先日upした動画でも解説しましたが、アイテムをピックした時にわかりやすいサウンドが流れるMODはBotの動きも管理しないといけないシングルプレイではとても助かるシロモノで、今までBotが弾薬を取得したかどうかの判断で苦労していたのがかなり軽減されるのでとても役立っております(きちんとBotのナビを設定していないクオリティが高くないカスタムマップでこそ真価を発揮するのもいいです)。
Resident Evil 4 Herb Pick up Sound
最近はまたいろいろなスクリプト系のMODを試していたりするのですが、一見良さそうに見えても結局はダメだった、というものもあります。今回はそうしたMODとその問題点についての話です。
これは力尽きたサバイバーを蘇生するAEDを回復キットとは別のスロットに置くことで回復キットとの同時持ちを実現させるMODです。うちの環境ではさほど利用する機会は多くはないAEDですが(難易度が高いカスタムマップは大抵他にも致命的な問題があって中華A.I.を使うことになるのでサバイバーが死なないことが多いため)、特定のマップのフィナーレでAEDがなかったためにBotを蘇生できずに最初からリトライ、ということがあり、また中華A.I.の使用が今ほど多くなかった頃はプレイヤーキャラは回復キットよりもAEDを持っていた方がいいのではないか?(Botがハシゴから落ちて墜落死することが多かったので。今では墜落死はMODによってほぼ防いでいます)と考えていた時もあったほどで、それならMODで何とかならないか?と思って見つけたのがコレ。
で、AEDを持つ代わりに鎮痛剤やアドレナリンを持てなくなるのですが、それでもまさかの事態に備えてAEDを持っておくのはいいだろう、と思っていました。ただ、収納スロットが変わるとBotがAEDを使用できなくなるのでは?(バニラの状態ではそもそもBotはAEDは使いませんが、Bot A.I.を導入していればプレイヤーキャラが死亡してもBotがAEDで復活させてくれます)というのと、Botにとってもやはり鎮痛剤やアドレナリンが使えなくなるのはガントレット形式のラッシュイベント時にツライかな?とも考えました。で、様子見がてら数マップで使用していたのですが。。。
残念ながらそれどころではない問題が発生してしまいました。AEDを所持していたBotが、体力が半分になった途端、AEDを握りしめたままその場に立ち尽くして動かなくなってしまったのです。これはおそらく、体力を減らしたBotが回復しようと鎮痛剤・アドレナリンを使用するつもりでAEDを選択してしまい、そのままフリーズしてしまった、ということだと思います。ただ、他のマップをプレイ中にまったく同じ状況が発生した時は体力が減ったBotはAEDを所持したまま動き続け、セーフルームにたどり着いて回復キットを入手、即座に治療してゲームを続行していました。つまり、必ずしも体力を減らしたBotが回復しようとしてAEDを選択してしまい、フリーズしてしまうということではないようです。とはいえ、Botが途中でフリーズするというのはゲーム中はけっこうわかりづらく、ましてや無限ラッシュの中をセーフルームまで駆け抜ける、なんてイベント中にフリーズされたら、かなり致命的なことになってしまいます。と、いうわけでその可能性が少しでもあるのなら仕方ない、という理由で、このMODの使用は諦めることにしました。ちなみに上記の理由でフリーズした場合、鎮痛剤かアドレナリンがあれば、それをフリーズしたBotに渡すことでAEDを交換すると、再び普通に動くようになります。
L4D2のゲームプレイに置いて、Botたちが炎やスピッターの吐いた唾からのダメージを受け続けて瀕死状態になる、というのはゲームがリリースされてから15年が経過した今でも解決できない問題です。アイテムの取得や受け渡し、戦闘能力の超強化から落下ダメージ無効化までをやってのけるBot A.I.が発達した現在でも、Botは炎やスピッターの唾を100%華麗に避けきることができません。無論、100%すべて避けてしまうとそれはそれでゲームとして問題な気もしますが、誰もが思っているであろうことが、「ただその場に突っ立ってダメージを受け続けるBotは何とかならないのか?」ということでしょう。
このMODは炎によるダメージをできるだけ避ける行動をBotに取らせます。ただし、マップに設置されている炎には効果はなく(公式マップの「デッドセンター」のホテルの火事とか、あるいはドラム缶で燃えてる炎とか)、プレイヤーが火炎瓶を投げたりガス缶を撃ったりして発生させた炎に対してのみ有効です。回避方法は2種類から選択でき、中華A.I.のように過敏に反応して大ジャンプして避けるか(と、いうか、ハッキリいってこれ中華A.Iからスクリプトを取り出したものでしょう?)、あるいはBotが炎に近づくとまるで跳ね返されるかのように後方へ押し戻されるという方式の2つがあります。私は最初の中華A.I.ライクな回避方法でいくつかマップをプレイしたものの、残念ながら、Botが炎を避けきることは出来ませんでした。彼らはハッキリと、その場に立ち尽くしたままで炎からのダメージを受け続けていました。
で、もうひとつの、Botが炎から押し戻される回避方法を選んでみました。これまた100%の回避を保証するようなものではないにしろ(階段で炎のダメージを受け続けてしまった、、)かなりいい感じで炎を避けられるようになり、これなら使用に耐えうる、と思ってしばらく使用していたのですが…。
これまた残念な事態が発生してしまいました。Botが火炎瓶を投げて炎が発生、その炎ごしにスモーカーがプレイヤーキャラを捕らえ、私はダメージを受け続けました。それを、近くにいたBotが近づいて何度も救助しようとするものの…Botは残念ながら、炎に近づくたびに押し戻され、結局炎が消えるまで救助を成功させることが出来ませんでした。これはもうMODの仕様によるものなので仕方はないのですが、逆にこのMODが入っていなければ、私は即座にスモーカーから救助されていたことでしょう。つまり、場合によってはゲームプレイを壊しかねない状況が作り出されてしまうというわけです。と、いうわけでこのMODも使用を諦めました。そもそも、炎からのダメージはそれほど発生するものでもないですからね。。
Bot's Acid Evasion and Item Auto Pickup
これが今回の一番問題のMOD。スピッターの唾を避けることが出来るようになる、というMODです。ただ、このMODに関しては今現在も使用しています。このMODに付属している、プレイヤーキャラが持っていないアイテムをBotが即座に渡してくれる、というオマケスクリプトが非常に有効だからです(これもおそらく、中華A.I.のスクリプトから抜き出したものだと思います…)
で、肝心のスピッターの唾を避ける、という仕様に関してですが…これが、まぁ、ハッキリ言えばまるで安定感がないです。Botはやはり、階段などの狭い場所ではスピッターの唾のダメージを受け続け、その場から離れることすらしないです(いくつかの動画でもその場面が映っています)。では広い場所では? もちろん、Botは軽々とスピッターの吐いた唾を避けてくれます。しかし、それは何のMODも入ってないバニラの状態のBotでも可能なのです(Bot A.I.なしで挑んだ「Dark Wood」の動画を観れば、バニラBotの回避力の高さがおわかりになるかと思います)。つまり、スピッターの酸をBotが確実に避けることが出来るとMOD制作者が言い切るのならば、狭い階段や通路でもBotがきちんと酸を避けてくれないと、このMODを使う意味がないのです。そして、それはどう考えても無理な話です。先ほども書きました通り、広い場所でしたらBotが酸によるダメージを受けてすぐにその酸から離れる行動を取ることは可能です。しかし、狭い通路や階段など、マップによって作りが違うBotの動きが制限される場面では、Botが想定した動きをするとは限らないのです(マップの構造なんてそれこそマップの数だけ、場面だけあるわけだから)。にも拘わらず、MOD制作者たちはそれが「可能である」と言い切ってしまいます。結果は、私の動画を観れば一目瞭然、Botたちは狭い場所ではスピッターの酸を避け切ることも、炎を避けることもほぼ100%出来ません。Botたちは行動が制限される場所では、回避MODが入っていたとしても炎や酸のダメージを食っているにも関わらずその場に立ち尽くし、回避行動すら取ろうともしないのです。
このMODへのコメントで、「スピッターの酸のダメージの数値を任意で下げるように出来ないか?」という提案がありました。これはもし実現できるのなら、とんでもなく効果的なMODになります。BotがA.I.によって酸のダメージから100%逃れることはまず不可能です。しかし、ダメージの数値を下げてしまえば(スピッターの酸のダメージは他の特殊感染者と比較すると圧倒的に高すぎるように感じます。だからこそ多くのプレイヤーが酸のダメージを食らい続けるBotを問題視するのです)、例えBotがダメージを食い続けても致命傷にはならないものにすることが出来ます(ただし、設定された数値を変えることに抵抗を感じるプレイヤーも少なくないとは思いますが…)。ところが、MOD制作者の返答は「このMODで酸を避けることが出来るのに、何でダメージ値を変える必要があるんだ?」でした。ああ、このMOD制作者は身の程知らずの自信過剰家か、あるいはL4D2の歴史を変えることが出来るチャンスをフイにした大馬鹿者かのどちらかでしょう(どのみちそれだけの技術力はないでしょうが、、このMOD制作者は他にも他人が作ったMODを許諾を得て改変しているものの、設定があまりに自分勝手に都合良すぎて使えないレべルにしてしまうのです、バグの追加と一緒に)。
こうした件は他のMODでも見たことがあります。別のMOD制作者が作った、あるカスタムマップがクラッシュしなくなる、というスクリプトMODがリリースされたので使用してみたところ、3回プレイして3回とも、あっという間にクラッシュを起こしてしまいました。クラッシュの仕方が変なので、その後にそのMODを削除してプレイしてみたところ、3回プレイして3回ともクラッシュはしませんでした。むしろ、そのMODが原因でクラッシュしていたのです。DLページのコメントを見てみると、「MODを導入したけどクラッシュした」という報告をしているコメントが見つかりました。しかし、そのコメントに対するMOD制作者からの返答は、「このMODのせいでクラッシュしたっていうのか?お前正気なのか?」というものでした。ああ、なんてMOD制作者というのは馬鹿なんでしょう。せっかくのユーザーからのフィードバックを、とんちんかんな自信過剰で無駄にしてしまっているのです。そもそも、カスタムマップがクラッシュしなくなる、スピッターの酸をBotが避ける、なんていうのはほとんど夢物語の誇大妄想に過ぎず、そんなことが不可能であることは普通に考えればわかりそうなものなのですが、MODを作っているとよほど自信過剰に陥ってしまうのか、「自分の作ったものは100%間違いはない」と信じ込んでしまうようです。結果はその全くの逆であるにも関わらず。
正直言って、スクリプト系のMODの使用は、MODの説明文を100%鵜呑みにするのではなく、試しに数度プレイしてみて効果を自分で確認した方が得策です。特に、「そんなことが可能になるの?」という突飛な効果を喧伝しているようなMODについては、実のとこ大した効果はないので注意した方がいいでしょう。
デフォルトの状態を変えるMODには、良い面と悪い面が大抵はあります。例えば私は近接武器とマグナムを同時持ち出来るMODを使用していますが、これによってBotたちはメイン武器や近接武器を取得した後は通常の戦闘でマグナム・ピストルを使うことが出来なくなってしまいます。
Botの行動力・戦闘力を大幅に上げ、ゲームプレイを大幅に快適にしてくれるBot A.I.にしても、細かい良くない面はいっぱいあります。結局のところ、ゲームのどの部分を良くして、悪くなった部分には目をつむれるか、という判断が、プレイヤーには求められるということでしょう。